おしりでーす。
今回はネタバレありなので先に注意しておきます。
本作は何も知らない状態でプレイするのが絶対1番楽しめます
プレイする予定のある人はトップページへ戻って当ブログのほかの記事を読んでくれたら嬉しいな!
あの大人気無料ゲーム「ドキドキ文芸部」をクリアしました。
有名なゲームなので知ってる人も多いとは思いますがどんなゲームかというと
すっごいメタいゲーム
海外出身の無料ゲームでジャンルはADV、タイトル画面からは想像もできないんですが「精神的恐怖」を含んでいます。
今現在は日本語化MODのおかげで不自由なくプレイできます。
1週目のラストからホラー要素とメタ要素が多くなります。
ぼくはエンディングまで大体4時間ぐらいでした。(たぶん少し早い方かな?)
似てるゲームは君と彼女と彼女の恋。以下(ととの)ジャンルといっていいのかどうかは分かりませんが一言でいうとメタホラーです。
1週目 楽しい文芸部
本作の1週目は普通のギャルゲー、恋愛ゲームです。
幼馴染のサヨリに誘われて文芸部に入部した主人公がかわいい子だらけの部活に精を出すという内容です。
うん。それだけ、
特に面白いことも怖いこともなくありがちな恋愛ゲームのような展開。
しかし1週目のラストで不穏な空気に、、
こちらはサヨリの書いた詩です。
終盤で幼馴染がうつ病であることを知る主人公。
こんなものを見せつけられたら居ても立っても居られない!
急いで部室を飛び出しサヨリの部屋へ入ります。すると・・・
自殺してました・・・
そのあと例外が発生しましたという不安な文字が出てきてEND
これで1週目終了です。
この時点のぼく
やっと始まったか!
と、思いました。
元から1週目は普通の恋愛ゲームってことを知ってたんでここまではただの面倒な作業だと思いながら読み進めてました。
そしてこのラストでようやく本番だな!と気合を入れなおして2週目を開始。
2週目 本番
タイトル画面から手の込んだ演出、ラストで自殺したサヨリとセーブデータが消えてます。
しかもいろんな所バグってるし、怖いよ!
それで2週目をスタートするんだけど
色々おかしい!
1週目と同じ所から始まるんだけどサヨリの登場シーンが歪んでたりモニカに差し替えられたり・・・
セリフも読み取れないし姿も見えないしわけわからないことに・・・・
さらに新しくみられるようになった詩では1週目のラストで自殺したサヨリと思われる不気味な絵を見せられます。
しかも会話中いきなりこんなことになるし・・・2週目は完全にホラーゲームになってますね。
気になったのが明らかにおかしい行動をとるヒロインを前に主人公のリアクションが薄いんですよね。
目の前でこんなことされたら絶対怖くて漏らすやろ・・・ってシーンが多いわりに意外とその場から逃げ出さないんです。
まあ後々わかることなんですがこれ全部
主人公じゃなくて本作をプレイしてるぼくらへの演出です。
ととのやアンダーテールと同じくそのゲームの主人公ではなくどう考えてもプレイヤーに対するものとしか思えない、セリフ、演出が多いです。ぼくが気付いたのは中盤あたりですがととのやアンダーテールをプレイしていなかったらこういったメタ的な要素に気付くのはもう少し後だったかもしれない。
それで部員のユリに告白されてOKするかどうかの選択肢が出るんですがこんなの見せられたら怖くなっちゃっていいえを選んだんですよ。すると・・・
おめえも自殺かよ!
いきなり目の前で自殺しました。
まあ・・・・・焦ったよ。
それでこの画面でずっとテキストを進めていくんですがいつまでたっても進みません。
それでどうしようかとスキップしながら考えてると次のシーンへ切り替わりました。
どうやら必須イベントだったことが判明。
にしても自分の目の前で自殺した女の子の死体を(ゲーム内の時間ですが)何日も見続けるというかなり精神的にくるシーンが必須イベントとは・・・
2週目はこんな感じで終了。
ユリの自殺が1番怖かったね~
ドキドキ文芸部のクライマックスは2週目ですね。
メタ演出、血、ホラーが詰め込まれています。これ本当に無料ゲームか?と思わせてくれるようなクオリティでぼくを震え上がらせてくれました。
3週目 何もない世界
3週目ではドキドキ文芸部というゲームの世界を支配していたモニカにゲームを改変され何もない世界に閉じ込められます。
文芸部員の恐ろしい行動、言動はすべてモニカの仕業で黒幕でした。
そう考えると主人公ではなくプレイヤーに対して言ったのでは?という発言もいくつかあります。
ここにきてモニカは主人公ではなくプレイヤーにのみ話しかけてくるようになり本作は一定時間ごとにモニカと話をするだけのゲームとなります。
主人公の名前をイーノックにしてたからこのシーンむちゃくちゃ怖かったわ
どうやらモニカは主人公が好きで自分と主人公が結ばれるように世界を変えていた模様。そしてたどり着いたのがこの世界、こうなるともう進行は不可能で話しかけてくるモニカの哲学的な話を聞くことしかできません。
モニカが消えます
ある方法とはドキドキ文芸部のフォルダ内にあるモニカというデータを削除すること。(本当にメタいゲームだな)
4週目 モニカ消失
モニカというキャラクターを削除したことで4週目が始まります、
モニカがいなくなった世界で1週目のような日常が始まるんですがここで真ルートの条件をみたしてなかったぼくはノーマルエンドへ、最後にモニカが助けてくれたという解釈でいいのかな?
なんか後味悪いな~と思った。
メタフィクションを取り扱うゲームとしてはととのに負けないくらい、もしかしたらそれ以上の作りこみで非常によくできたゲームでした。
総評
4時間前後で終わるボリュームではありますが演出、仕様、作りこみ、何もかもがよくできたゲームでした。
メタ要素とホラー要素をうまく取り入れてモニカが犯人であることをほんの少しだけ匂わせておきながら最後の最後に発覚するところも面白いです。
そうすることで「得体のしれないものに追い詰められている」感があり、再インストールしてもう1回プレイした時も楽しめました。
もう本当に怖い!とにかく怖いんですよ‼
その完成度の高さから世界中で人気を得ています。
数々のファンMODが作成されておりどれも特徴的で面白いです。
ドキドキ文芸部プラスについてはこちらから。
では今日はこのへんで~