おしりです。
今回は目に映る全てを虐殺するジェノサイドルートが用意されているゲームを3作品見ていきましょう。
文字通り分岐後からエンディングまでの内容と死や殺といった暴力的な表現に加え絵的に血が多すぎるので苦手な人はあらかじめご注意ください。
目次
女神転生4FINAL
私の中での3DS史上最高傑作RPG女神転生4FINAL。
女神転生シリーズといえば派生作品のペルソナ3、4、5と比べて宗教的な側面を持ち合わせていたり
主人公一人と従えた悪魔による孤独な戦いだったりとダークな印象が残りやすいですが
本作女神転生4Fは大人数での行動が多く戦闘中も人間によるサポートを受けられることからシリーズの中でも比較的わいわいした雰囲気です。
閉鎖空間東京にて見習い人外ハンターとして活動する主人公のナナシと幼馴染のアサヒ。
4Fの東京も他の女神転生と同じく悪魔が蔓延る世紀末な街なので人類に平和はありません。
そんなある日、主人公らの前に現れた悪魔が堕天使アドラメレク、この悪魔は作中でもそこそこ中盤あたりに倒せるようになる中ボス的なランクの強さなのでこの段階での主人公御一行はアドラメレクに手も足も出せずに敗北します。
ですが瀕死の主人公の精神世界的な場所で現れるのが知恵の神である魔神ダグザ。
ダグザは自分の操り人形となり神を殺す存在『神殺し』になるよう主人公に話を持ち掛けます。
死に際の主人公に選択肢は無くダグザの交渉に乗り神殺しになることを約束します。
こうして神殺しとして復活した主人公は自身を死に追いやったアドラメレクへのリベンジや人類を脅かす三代勢力のボス
悪魔王ルシファー
大天使メルカバー
多神連合のクリシュナ
との戦いに前作主人公のフリンや多くの戦士と共に身を投じることになるのです。
そして話を一気に飛ばして終盤へ。
本作は大きく分けて絆ルートと皆殺しルートの2つの結末が用意されています。
絆ルートでは主人公とフリンの活躍によって人類が悪魔に勝利しハッピーエンド。
ですが終盤で人類の敵、基ダグザの望み通りの行動をとった場合は皆殺しルートへ分岐します。
このルートでは皆殺しの名に恥じない文字通り全てを滅ぼす展開となります。
まずは人類を裏切った主人公とこれまで一緒に戦ってきた仲間全員との戦闘になります。
ナナシはその手で一人一人息の根を止めるのですが裏切られたことによるナナシへの悲しみのセリフが結構メンタルにきます。
その後は多神連合のクリシュナを撃破、人間最強であるフリンを従えこの宇宙の支配者であるYHVHへ挑みます。
その道中でナナシを止めるべく人類が立ちはだかるのですがここでも容赦なく皆殺しにしてしまいます。
そして人間最強のフリン、悪魔最強の原天使サタンと共にラスボスを撃破します。
こうして神殺しとしての役目を終えたナナシはこの宇宙の支配者となりダグザからは解放
ダグザは本来の姿へ環るなどと言いここでは素直にお礼を言い満足げに姿を消します。
こうして皆殺しルートは主人公が宇宙を支配するという結末を迎えます。
この終わり方がハッピーエンドなのかどうかは置いといて
絆ルートでも同じくYHVHを倒すことになるのですがこちらではYHVHに挑む前にメルカバー、ルシファー、クリシュナを倒してダグザとも戦闘を経て操り人形にされる関係は解消し東京は平和になります。
なのでラスボスを倒す必要が無いように思えるんですがそれでも
「なんかこの宇宙の支配者がいるらしいからみんなでぶっとばそうぜ!」
みたいなノリでYHVHを倒すことになります。
なのでラスボス撃破までの流れとしては圧倒的に皆殺しルートの方が綺麗なんですよね。
アンダーテール
作り込みの凄まじさと演出BGMが最高すぎる世界中で絶賛されたRPGアンダーテール。
本作はジャンルこそただのロールプレイングゲームと記載されていますが蓋を開けてみるとアクション要素が強めで3つ用意されているルート以外にも細かくキャラのセリフが変化したりランダムイベントが発生するといったアクションアドベンチャーロールプレイングゲームといっても過言では無い作品です。
そこで今回紹介するのはN、P、Gルートの中で最も難易度が高いG(虐殺/ジェノサイド)ルートの紹介です。
といっても”ゲームのジェノサイドルート”といえば真っ先にこれを思い浮かべる人が大半なくらいに有名なゲーム有名な内容なので今回はざっくりと解説して次にいきましょう。
Gルートへ分岐する条件はその名の通り立ちはだかるモンスター全てを虐殺することです。
なので雑魚敵ボス敵含めて全てを滅ぼします。
その結果一定数雑魚敵を倒した後はエンカウントの演出が発生しても「しかし、だれもこなかった」に変化します。
雑魚敵は主人公を恐れて近づかなかったのかそれとも周辺の雑魚を1匹残らず殺したということなのかは不明ですがどちらにせよこのルートの主人公は目の前のモンスター全てを殺し続ける凶悪な存在であることを示唆しているようにも思えます。
ちなみにアンダーテール世界は敵を倒す=殺すということなのでHPが0になったモンスターはみんな倒されたのではなく殺されています。
大量虐殺を繰り返し最強の存在になりつつある主人公は基本的にボスを一撃で殺せます。
なので他のルートでまあまあ苦戦させられたボスたちはGルートの場合一撃なのでただの勝ち確定のイベント戦になっています。
その中でも主人公に対抗できる数少ないキャラが不死身のアンダインとサンズ。
アンダインは勇者として扱われ悪である主人公に命をかけて挑み
サンズは最弱のボスでありながら主人公と死闘を繰り広げます。
実質この2戦だけがGルートの詰みポイントでありちゃんとしたボス戦ですが難易度は他ルートのラスボス以上でついでに言うとBGM神です。
サンズ戦が終わると魔王的なモンスターアズゴア、腹黒いお花フラウィをオーバーキルしてエンディングです。
全てのモンスターをジェノサイドした主人公はアンダーテールという世界そのものを消し去ります。
こうしてモンスターだけでなく世界さえも壊したGルートは終わり、実はこの後もちょっとしたやりとりがあるんですが本作の特徴の一つである○○性についてはネタバレに考慮して触れたく無いのでこの辺にしときましょう。
まあ結局何が言いたいかというとアンダーテールは神ゲーだからやってみな!とぶぞ!
カオスヘッド
最後は内容がやばすぎてSteamともめてしまったゲーム、カオスヘッド。
こちらはあの偉大なる神アドベンチャーゲームシュタインズゲートと世界観を共有する”科学アドベンチャーシリーズ”の一つです。
主な内容や作中で出番の多い設定は同じシリーズのカオスチャイルドに似ていてSF、サスペンスホラーな要素が強めです。
それに加えてギガロマニアックスという超能力を持つ人物が複数人登場し超能力者は作中で「壊れている」と言われていてなにかしら心に闇を抱えています。
超能力者のもうひとつの特徴はディソードという妄想の剣を使うことが可能であることです。
このディソードは一般人には見えず、武器として戦闘に使う描写がありますが今は超能力者だけが扱い認識できる剣であると思っていただいて問題ないです。
そんなカオスヘッドの梢ルートが残虐すぎるジェノサイドルートだったのでご紹介。
折原 梢(おりはら こずえ)は主人公である拓巳(たくみ)の学校へ転校してくる女の子で超能力により拓巳とはテレパシーで会話をします。
見ての通り喋り方がうざい女で一人称はこずぴぃで主人公のことはたくみしゃん、語尾に「なのら」をつけてしまう一緒に行動したくない系の人間です。
そんなんだから学校で不良女子生徒に「梢が彼氏に色目を使った」とかなんとか言いがかりをつけられ屋上へ呼び出されてしまいます。
そこで女生徒は梢に向かって一斉に手鏡を向け
おまえは誰?
とある理由から梢は鏡がトラウマとなっていてこれが原因で殺人衝動を抑えられなくなり暴走状態に陥ってしまいます。
その結果、梢をいじめていた女子生徒は全員虐殺され屋上は血の海になります。
一方その頃拓巳はまた別の敵から逃げていて梢と協力し生き残ろうと学校へ向かいます。
そこで女子生徒を葬った直後の血まみれの梢と出会い拓巳は自分が梢の味方であることを主張してどうにか行動を共にします。
その後は拓巳を襲う人間を梢が殺し被害者だったはずの拓巳も人を殺しスタッフロールまでず〜〜っと画面が赤いです。
そして最後は本作のボス的な男と相打ちになり梢と拓巳は空を見ながらスタッフロールです。
本当に何の救いもない、強いていうならば死ぬことが救いかのようなセリフはありますが最悪なバッドエンドです。
時系列的には1週目の共通ルートの終盤、最後の事件が起きる直前でこの梢ルートはエンディングを迎えます。
物語のクライマックスの前で終わるというところも悲しいですね。
この梢ルートが原因でCERO :Zになったという噂もちらほら。
カオスヘッドのCEROやら規制やらはSteamに限った話じゃなくて前々から問題視されていましたがなんやかんやでSteamで配信はされているみたいです。
それとせっかくなのでこの場を借りて言わせてもらうんですがスマホ版は有料なのに進行不可能なバグがあるのでこちらは自己責任で。
(iPhone6と8ではバグった)
ではこれにてジェノサイドルートの紹介を終わります。
実はダブルキャストもジェノサイドルートがあるのでこちらからどうぞ!