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最恐の深夜徘徊を味わえるホラーゲーム【深夜廻】の評価と感想です。




おしりです!

今回は2017年に日本一ソフトウェアより発売されたホラーゲーム「深夜廻」をクリアした感想と評価を書いていきます。

基本的なゲーム性やシリーズの特徴については前回の夜廻の記事にて詳しく書いておりますのでそちらを見ていただければと思います。

夜廻の続編というだけあってストーリーやお化けの種類以外に大きく変わったところはありません。

 

今回は前作との違いや進化した部分について触れていきましょう。

実は深夜廻→夜廻の順番でクリアして既に深夜廻の記事は作成&投稿していたんですが当ブログを開設して直後のあまりに簡素でクソな内容だったので1から作り直すことにしました。

クリアしたのが3年前になるのでストーリーの細かい部分は忘れています。

間違えてる部分があったらごめんなさい。(先に謝罪するスタイル!)

前作と本作のネタバレを少しだけ含みますのでそのつもりでご覧ください。

2人の少女を操作しながら進むストーリー

今回の主人公も前作同様可愛らしい女の子。しかも2人に増えました♪

この2人の少女「ハル」と「ユイ」は夏休みの終わりに裏山に花火を見に行きます。

ですがその帰り道に二人ははぐれユイは夜の街をさまようことに・・・

もう一人の少女ハルははぐれたユイを見つけるために夜の街を探索することになります。

 

あらすじはこんな感じで舞台が夏の夜の街であることや女の子を見つけるために深夜徘徊を繰り返すところは前作の夜廻と非常に似ています。

なので細かい違いこそあれどゲーム性、ストーリーは大体前作と一緒です。

大きく違う部分は2人の少女を交互に操作しながらストーリーを進めていく部分です。

ユイパートでの探索がある程度進むと自動でハルパートに切り替わりユイの後を追うように探索、基本的にはこの繰り返しですね。

 

迷子になっているのはユイの方でハルは作中で何度も家に帰りますしボス戦も基本的にハルパートなのでどちらかというとハルの方が主人公に思えます。

 

このダブル主人公システムなんですが非常によくできた構成で中盤あたりでこの構成の意味に気づかされます。

チュートリアルやラストの展開を見ればなんとなく気付くのですが本作はちょいちょい時系列をずらして見せるところがあります。

先に物語の結末を見せておいて本編が始まったり同じ場所なのにハルとユイが合流しない場面がありプレイ中はホラー演出も相まって「なに?なんなの?わけわかんないよ!」といろんな意味で焦らされますがクリアするころには謎が解けます。

実はエンディングが2種類ありバッドエンドとグッドエンドに分岐します。

この分岐条件も道中の掲示板にヒントが記されていたりチュートリアルがエンディングだったことが判明したりとゲームであることをうまく生かした作りになっています。

夜廻シリーズのチュートリアルには毎回度肝を抜かれます。

 

相変わらず幼女に厳しい終わり方

前作の主人公である少女「ことも」は目の前で飼い犬が死んだり姉を連れ戻すのに大きな代償を払ったりとかなり厳しい仕打ちを受けましたが今回の主人公であるハルとユイもかなり厳しい仕打ちを受けます。

 

ホラーゲームであること、日本一ソフトウェアの開発であることを考えると「ハッピーエンドは迎えられないんだろうなぁ」とは思っていましたが想像以上にゾッとする結末でした。

特に今回の主人公は何か悪いことをしたわけでもないのに家に帰るためにとてもとても大きな代償を払うことになります。

神様の祟りだとか幽霊の怨念だとかそういった日本特有のホラー内容となっているので幽霊の背景やセリフにはかなりビビらされます。

ですがホラーゲームとしては設定が練りこまれていて細かなヒントや元ネタを見つけて考察するのもまた面白い。

進化したサブイベント

前作はメインストーリー以外のやりこみ要素が徘徊中に起こる心霊現象、街に落ちているアイテムの収集、入ったことのないエリアの探索ぐらいしか無くボリュームは少なめでしたが今回は深夜徘徊できる範囲がかなり広がりサブイベントも恐ろしいものが揃っています。

BGMの無い本作で着信音だけが鳴り続けるスマホ、明らかに異質・・

一直線に追いかけてくる「顔」

隣町に住む前作主人公のことも。

 

怖いことも前作との繋がりも両方含めて面白いです。

1つ1つのイベントは短いですがそれぞれ違う怖さがあるので深夜徘徊は飽きないです。

総評

前作と同じゲーム性ではありますが建物の中、地下水路といった夜の街以外にもマップが追加され今回の夜の街は前作夜廻の隣町、マップは一新されています。

メインストーリーの進行で足を踏み入れることになるのですが今回は地下通路や建物の内部を探索できるようになり室内だからこその恐怖体験もできます。

遭遇するお化けも新しい奴らが続々登場、しかも見た目超怖い、、、

実は前作のお化けも多数登場するのでこともとの遭遇やこういった部分で前作をプレイ済みの人はニヤリとさせられる配慮がされています。

 

ゲーム性は変わりませんでしたがストーリーはダブル主人公にした関係で前作とは見せ方が大きく違うのでこれはこれで面白いです。

 

総評すると前作から進化しているものの基本的には同じ部分が多く前作を楽しめた人にとっては良作です。

ですがプレイ時間が長くなるにつれて「お化けに追われる恐怖」に慣れていき段々恐怖と面白みが無くなっていくところは前作と同じなので前作からの大きな変化を求めている人は拍子抜けするかもしれません。

 

ぼくの場合は深夜廻→3年後に夜廻の順番でクリアしたのでどちらもかなり楽しめてめっちゃ面白いと思いましたが確かにワンパターンなゲーム性に飽きるという意見には納得できますね。

とはいえ見た目のかわいらしさからは想像もつかない恐怖体験ができるのは2作とも同じなのでホラー、それも和風ホラーが好きな方にはおすすめです。

 

 

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