おしりです。
今回は龍が如くの外伝的な作品である「ジャッジアイズ 死神の遺言」を評価、紹介します。
多少のネタバレを含みますのでそのつもりでよろしくお願いします。
ゲーム性は龍が如く本編と同じくアクションRPGで物語の舞台も神室町となっております。
まず本作最大の魅力であり特徴的な部分、それは
キムタクが主人公であること‼
そうです、あのキムタクです。
誰もがテレビで見たことがあり日本を代表する男前である、あのキムタクです。
本作はキムタクが主人公、八神隆之(やがみ たかゆき)として登場‼
発売前はキムタクが主人公であることに不安を感じる声も多かったのですが本作をクリアした今では誰もが「キムタク以外ありえない‼」と声を大にして言っています。
世間ではキムタクが主人公の龍が如く「キムタクが如く「木村が如く」などと呼ばれています。
他にも中尾彰やピエール瀧といった豪華キャストが揃っております。
ピエール瀧についてはお薬の件が理由で初期のパッケージ版以外は役が差し替えられています。
本作が龍が如く本編と大きく違う部分は主人公が探偵であることですね。
作中で起こる事件に対して極道としてではなく探偵の視点で犯人を追いかけるリーガルサスペンス物となっております。
結論から言うと本作ジャッジアイズは
面白すぎました!
少し長くなりましたが前置きはここまでにしてゲーム内容へ移りましょう。
目次
設定てんこ盛りのあらすじ
主人公の八神隆之(以下ター坊)は15歳の頃に両親を殺害され天涯孤独の身となりますが弁護士の源田先生(中尾彬)松金組の組長を務める松金組長といった理解者に支えられ弁護士となります。
ター坊は弁護士として働くある日大久保新平(おおくぼ しんぺい)という男が起こした殺人事件の弁護を担当することとなり、その裁判でターボ坊は大久保新平の無罪を勝ち取ることに成功します。
有罪率99.9%の日本の刑事裁判において、無罪判決は奇跡、ター坊は弁護士として有名人となります。
ですが世間から尊敬のまなざしを向けられる日はそう長くありません。
大久保は釈放直後に再度殺人事件を起こします。
それは同棲中の彼女を包丁でメッタ刺しにした後アパートを放火するという凶悪な事件。
この事件をきっかけにター坊に対する世間の評価はひっくり返り“凶悪な殺人鬼を野に放ったインチキ弁護士”として批判されます。
大久保は死刑を言い渡され、奇跡を起こしたはずのター坊はインチキ弁護士のレッテルを張られたまま弁護士を辞めて探偵として働くことになります。
これが本編が始まる3年前の出来事です。
龍が如くの主人公らしくかなり設定を練りこんでいます。
本編では神室町で連続殺人事件が発生してター坊がその事件に弁護士としてではなく探偵として関わっていくところから始まります。
この殺人事件の特徴は被害にあった遺体の両目がくりぬかれている点、犯人捜しのために源田先生からの依頼として調査を進めることになります。
サスペンス物でありながらも熱いストーリー
主人公が探偵、リーガルサスペンス、法廷ものというと小難しい法律の話や裁判所でのお堅いやり取りを思い浮かべてしまうかもしれませんがストーリーの大部分は龍が如くのように殴り殴られたりと派手です。
探偵とはいえめちゃくちゃ体張るタイプなのでヤクザの事務所に盗聴器を取り付けたり変装して事務所に潜入したりと事件の真相のためなら大胆かつ犯罪的に調査を進めていきます。
序盤はこんな感じで探偵という視点で物語が進行していくところは龍が如く本編との大きな違いですね。
探偵らしく人脈やドローンを駆使して犯人を追うところが面白いです。
というかキムタクが調査のために風俗に行ったりふざけた変装するんだから面白くないわけがないよね。
中盤あたりから認知症、アルツハイマー、それを治す薬が重要な手掛かりとなりストーリーの内容が医学方面へ展開していくんですがこの描写がかなりリアルです。
病院で患者さんを目の当たりにすることもありますし病気とその薬についての説明が多くなります。
本作は法律や医学に多く触れますがどちらもかなり現実味のある事なので多くの人が感情移入して中盤からの展開にのめりこむと思います。
特に9章からの怒涛の展開は最高としか言いようがないです。
大久保新平が起こした殺人事件、両目をくりぬかれる殺人事件、医療機関と裏社会、本作の大きな事件はこれらが発端なのですがター坊がめちゃくちゃ頑張った結果1つの大きな事件にに繋がっていく流れは見事としか言いようがないです。
8章まで風俗でボコボコにされたり警察に追われたりと後手に回り続けていたター坊が挽回し始めるのもアツイ!
ずっと避けてきた3年前の大久保新平の事件に向き合うシーンで全日本国民が泣きました。
さすがにこれ以上のネタバレは避けたいのでメインストーリーについてはここまでにしておきますが結論をもう一度言わせてもらうと超面白いです。
龍が如くと同じ世界でありながら登場人物は全員一新されているので龍が如く未プレイの方でも楽しめる内容となっております。
もちろん東城会という組織もかかわってくるので龍が如くファンの人にはそれはそれでニヤリと笑える要素もあります。
ギャグに全振りしたサイドケース
龍が如くシリーズ恒例のサブストーリーはジャッジアイズにおいても「サイドケース」という形でしっかり継承されています。
ター坊は探偵なのでメインストーリーの大きすぎる事件とはまた別で小さな事件も仕事として請け負うことになります。
その内容はスカジャンを探すという探偵らしいものから
下着を見張るという紳士的な事件まで
時にはカツラを追いかけて「チョ、マテヨ」
といった具合に幅広いです。
龍が如くと同じくギャグに全振りしたケースがほとんどですがジャッジアイズの場合キムタクが主人公なのであのキムタクがこんなことをしているという事実に笑いが止まりません。
いきなりステーキの社長も登場!
今の経営状況を見る限りこの発言は一周回って笑えないです・・・・
そして猫が可愛らしい
バトルアクション
ジャッジアイズの戦闘は龍が如く6をベースに作られており一部の動きが龍が如く6の桐生さんと同じです。
ですが状況に応じて戦闘スタイルを切り替える「フィジカルスイッチ」によって進化&パワーアップしています。
複数人と戦うことに適している円舞
タイマン用の技が多い一閃
そして一定時間ター坊の戦闘能力を爆発的に上昇させるEXブースト。
これらを駆使してキムタクが大暴れするゲームです。
戦闘については龍が如く4.5と比べて操作キャラがター坊一人ではありますがフィジカルスイッチによって全く気にならないくらい面白いです。
DLCで気弾を放ったり元気玉を繰り出したりとドラゴンボールのような技も使えるようになります。
通称"フル課金”キムタク"
これはもう人間辞めてるよ・・・・
総評すると神ゲーでした
本作の最大の魅力はメインストーリー。
主人公にキムタクを起用してそれ以外にも豪華キャストで繰り広げられる完成度の高いシナリオ。
更に本作1本で話の内容がものすごく綺麗にまとまっている点も素晴らしい。
主人公のター坊も主人公らしくカッコイイですがその仲間達もスピンオフが作れそうなくらいキャラが濃いです。
強いてマイナス要素を挙げるとすれば探偵であることをアピールするために度々面倒なアクションを強要させられる部分ですね。
メインストーリーの物語とは関係無いような内容でありながら強制イベントとして組み込まれている鍵開けや尾行は面白くない上にストーリーのテンポを悪くしています。
主人公が探偵という設定を活かすためのゲーム性なんでしょうがぼくは苦痛に感じました。
とはいえ総合的にみると本作「ジャッジアイズ 死神の遺言」は神ゲーです。
しかも今なら安くプレイできますしね♪
続編である「ロストジャッジメント 裁かれざる記憶」は9/24全世界にて同時発売!
続編のキムタクは横浜で大暴れ!?
こんな感じに安いわ面白いわ豪華キャストだわ続編も出るわで逆に買わない理由がないくらいに魅力的なコンテンツなので少しでも興味がある方はやってみてくださいね~