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唯一無二の世界観、神作ニーアオートマタのレビューです!!




おしりでーす。

2月の21日にニーアオートマタの完全版である「ニーアオートマタ ゲームブザ ヨルハエディション」が発売されますね。内容としては通常版にDLC全部入りというものです。


詳細はこんな感じ。

過去作である「ニーアレプリカント」の仲間の衣装やPS4のテーマ、それとちょっとした闘技場イベントである

社長2人との激闘

さらに価格も安めに設定されていて今回のヨルハエディションは廉価&完全版といったところでしょうね。

あらすじ

 

動画を見てもらえればオートマタ本編の過去に起こった出来事と主人公達アンドロイドの目的がお分かりいただけるでしょう。

とはいえ簡単に補足と説明。

この世界の人類は突如襲撃してきたエイリアンとその兵器である「機械生命体」に地球を侵略されてしまいます。

その中でも月に逃げ延びたわずかな人類は長い時間をかけてアンドロイド部隊「ヨルハ部隊」による反攻作戦を開始。

しかし機械生命体の戦力はすさまじく人類は地球を取り戻せずにいます。

襲撃からおよそ200年の時が経っているため地球は廃墟と化していてゲーム内では至る場所に美しい風景や人類の文明の跡地が見られます。

 

ニーアオートマタのストーリーは少し変わってて3周してクリアです。
1,2週目が本作の前半部分で3週目が後半部分、そしてこのゲームは3週目からが本番です。

1週目 2B編

舞台は前作「ニーアレプリカント」から何年も経った地球、人間のために「機械生命体」と戦うヨルハ部隊のアンドロイド、2Bが主人公です。

エロくてかっこいいアンドロイド2B

見た目通りクールな美人で近接戦闘が得意。

動きがもっさりだった前作と比べて本作はサクサク動いてくれるのでこの2Bを操作しての戦闘や移動は超面白いです。

そんな2Bとは対照的でおしゃべりやハッキングが得意なアンドロイド9S。

このゲームはこの2人の協力任務から始まります。

ですが機械生命体は手強くやられそうな状況。

 

せめて一矢報いるために2Bと9Sはブラックボックス反応による大規模な爆発で自分ごと機械生命体を吹き飛ばしました。

こうして本編初の任務は主人公2人の自爆という形で幕を閉じます。

 

この後はアンドロイドなので2人とも復活して2Bと9Sで地球各地を回り機械生命体と戦うことになるのですが

ブラックボックス?機械生命体?アンドロイド?疑問だらけですよね?

 

ですが本作はいわゆる徐々に世界観や設定が明らかになるストーリーなので序盤はこんな感じです。

ですがかなり設定が練りこまれた作品なのでこの独特な世界観を追い求めたり謎を解くことが好きな人はものすごくハマるはずです。

ストーリーの前半は機械生命体との戦いがメイン。

2Bと9Sは砂漠にて未知の機械生命体が誕生する瞬間に遭遇。

こいつの成長スピードは異常で戦闘中にドンドン強くなっていきます。

倒したはずが2体に増えてしまいこの機械生命体は自らを「アダム」と「イヴ」と名乗るようになります。

終盤のアダムはスーツに眼鏡、言葉もペラペラしゃべられるようになり人間やアンドロイドと何ら変わらない存在となります。

しかし9Sを人質にしたことで2Bの逆鱗に触れアダムは切り刻まれてしまいます。

その後、兄アダムを殺されたイヴは2B9Sと激突、過去最高に追い詰められますが2人はどうにかイヴを倒します。

最後は2Bにとどめを刺されて退場。

かなりあっさりしていますが強力な個体である機械生命体2体との決着がついて1週目終了。これにてエンディングです。

 

もちろん薄っぺらく紹介しているのでこれだけじゃなく遊園地に行ったりA2っていう裏切者扱いされてるアンドロイドと遭遇したりと実際にプレイするともっと色々意味ありげなシーンや伏線はあります。

 

ですがこのゲームの本番は3周目からなので大きな盛り上がりどころは最初と最後の任務ぐらいです。

BGMといい各任務で訪れる場所の風景、というかPS4ならではの映像美はこの作品唯一無二。

これとアクション性だけで良作と断言できるレベル。

エンディングまでは割と短く1週クリアするのに15時間ぐらいでした。
かなり独特な世界観、設定でぶっちゃけ色々とわけわからないシーンも多く説明不足感は否めません。


この時点での感想は「う~ん、そんなに面白くないな」でした。

確かにサブストーリーや廃墟の地球が舞台であることは魅力的だけど肝心のメインストーリーには引き込まれませんでした。

ストーリーつまらないという人がいても驚かない。

2週目 9S編

2週目は2Bの相棒である9S編、といっても操作キャラが2Bから9Sに変更されただけでストーリーは1週目と同じです。
残念ながら本作の1番面白くないところとも言えますね。



しかし全く同じというわけじゃなくて1週目では見られなかった各キャラクターの心理描写や本作の設定が9S視点で進んでいきます。

そのため2B視点では描かれなかった9Sだけが見えているものが多く登場します。

例えばボスへのハッキングで過去を覗き2B視点ではあまり語られなかった過去の出来事が描かれたりと同じ状況でも2Bと9Sで反応が大きく異なる理由もここで明らかになります。


2週目は「2Bを操作していた時に9Sはこんなことをしてたんだよ」という内容です。


そしてイヴを倒して1週目と同じエンディング、ここまではそれほど面白くないんですが、

ここでやめるやつはバカだ!

でもってこれ以降はニーアにおけるとても重大なネタバレを含む内容となりますのでご注意ください。

3週目 本編

本作は3週目が本編です。それぐらいこのゲームの魅力は3週目に詰まってます。


製作者もそのつもりなのか3週目でようやくOPが流れます。

3周目からはアダムとイヴ撃破後の作戦へと進みます。

あの2人を倒したことで機械生命体はちょっとした混乱状態。

このチャンスに一気に攻め込み機械生命体から地球を取り戻す作戦が始まり3週目はアンドロイドVS機械生命体の最終決戦にて完結と思われたのですが・・

全員ウイルスに汚染されます

2Bと9Sはこの絶望的な状況で冒頭と同じくブラックボックス反応にて自爆、その後基地に帰還しウイルスに汚染されたことを司令官に報告します。

しかしヨルハ部隊の本部も全員ウイルスに汚染されていました。

(ウイルス強すぎぃ!!!)

 

こうして3周目が始まってすぐ2Bと9S以外のヨルハ部隊は全滅。地球に上陸した2Bもウイルスに汚染、しかもウイルスに強い9Sとははぐれてしまいます。

「こんなのどうやって太刀打ちすればええねん・・・」

と思っていると

 

2B死にました

主人公がほかの有象無象どものついでみたいな殺され方って嘘だと思うでしょ?

それが本当なんですわ。

脱走兵であるA2はウイルスに汚染されていないため自分の記憶と武器を託して力尽きる2B。

A2が汚染の進んだ2Bを刺し、ここだけを見た9SはA2が2Bを殺したと勘違いしA2を殺そうとします。

死ぬ間際の2Bも「ああ・・9S」としか言わないからそりゅあ勘違いしますよね。

こうして主人公が退場、突如謎の塔が現れ2人はこの塔を目指します。

これよりA2と9Sを交互に操作してストーリーを進行させるんですがとにかく鬱展開!!!

塔にたどり着くまでの過程で残酷な事実を叩き付けられる9S、親しかったヨルハ部隊は全員死亡、自分の記憶に干渉され・・・

規制されたあのシーンに・・・

 

ですがこの世界の衝撃的な真実が明らかになるので2B死亡後はむちゃくちゃのめりこみました。

さらに過去作であるニーアレプリカントやドラッグオンドラグーンとのゆるーいつながりも出てきます。

デボルポポル姉妹の活躍シーンでは前作と同じBGMが流れたりと知っている人からすると3週目はかなり楽しめるはず。

(ぼくは初のニーアが本作だったから特に何とも思いませんでした)

 

 

そんなこんなで9Sは塔に侵入しとんでもない事実を知ります。

(念のためもう1度注意しておきますがこれからプレイする予定の人はこのネタバレを見ないでください。それほど本作において重要なことです)

その衝撃的な事実とは

 

人類はすでに滅亡していたこと

9S・・とりあえず発狂!!

 

もちろんぼくも絶句です。

なんてったって本作の目的は機械生命体に侵略された地球を取り戻すことですよ

そのために人間の代わりとしてアンドロイドが戦っているのに人類が滅亡しているんじゃどうあがいてもバッドエンド。

そのせいで「地球を人類の手に取り戻す」という目的は水泡に・・・

9Sは文字通り復讐に取り憑かれた機械と化します。

最後は9SとA2どちらを操作するかでエンディングが変わります。

人類滅亡しちゃってるからどっちにしろハッピーエンドなんて絶対に無理で傷口がどれだけ浅くなるかの違いですが9Sを選んだ場合すごく苦しむ9Sを見ることになるのでご注意を。

 

3周目はかなりストーリーに引き込まれていきました。
人類滅亡もそうですが他にもブラックボックスについての資料だったりレプリカントからオートマタまでの間の出来事が描かれたり序盤からずっとはっきりしてこなかった部分がここにきてようやく明かされます。

そのなにもかもが予想外なもので独特な世界観もあってか1ミリも先の展開が読めず設定が凝ってるゲームが好きなぼくはレプリカントの購入を決意しました。

 

総評

全エンディングを迎えたぼくの感想は

最高に面白かったです!!!

本作の大きな魅力は大きく分けて2つ。

1つはゲーム性、主人公がアンドロイドなのでものすごい早いダッシュができたりパーツの付け替えで攻撃時に真空波的なものが出るようになったりとアクションとしてもRPGとしても普通に面白い。

特に戦闘中はどの攻撃からでも回避に派生できてジャスト回避成功時の演出もくそかっこいいせいかスタイリッシュなことこの上なしです。

そしてもう1つの魅力は練りこまれた設定、世界観。

3周目からの展開は目が離せませんがなんかいきなりわけのわからない状況になって建物が出現してそれを調べるうえで鬱展開が待ち受けているという内容でストーリー自体は正直そんなに面白くないです。

 

ですが前述したとおり先の読めない展開と次々と明かされる隠されていた事実が明らかになっていく場面には引き込まれます。

その1つ1つが衝撃的でなおかつ見せ方がうまいんです。

(というかそれならストーリーが面白いってことになるのかもしれない・・)

 

総括すると万人受けはしないストーリでありその関係で中盤が少しつまらなくなってしまうがアクションRPGとしての出来が良くハマる人はとことんハマるゲーム。

 

点数をつけるならば90点、悪いところが2週目ぐらいしかない名作だった。
その反対に良いところを挙げるならばBGM、ゲーム性、ストーリー、グラフィック等々、ほとんどすべてが高水準

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