アダルトゲーマーおしりです。
みなさんへ質問です。
みなさんがエ○ゲに求める要素はなんでしょうか?
これについては多くの意見があると思いますが私の答えは
”狂気とシナリオの完成度”
です。
というわけで今回は過去にプレイしたR18ゲームで面白かったものをまとめた総集編となります。
ピックアップした作品については”CS機へ移植されていないもの”に限定しています。
なのでマブラヴやユーノは除外しています。
となるとほとんどがPCでしかプレイできないゲームで尚且つhシーン有り、グロシーン有りのプレイするハードルが高いあまりおすすめできない4作品になりますのであらかじめご了承ください。
それとですね、hシーンについてはどうでも良いと考えている人の意見でシナリオ重視です。
今回は物語の核心に迫るようなネタバレは含まれないのでその辺りはご安心ください。
ただ面白かったアダルトゲームを紹介するだけの回です。
クロノボックス
エントリーナンバー1はPCゲームブランドNO BRAND(ノーブランド)より発売されたクロノボックス。
正直そんなに詳しくないんですが“2017年度萌えゲーアワード 2部門(シナリオ賞 金賞、エロス系作品賞BLACK)”を受賞している確かな実績を持ったゲームらしいです。
私が本作を知ったのはYouTubeの動画で複数のチャンネルがクロノボックスを高く評価していたんですよね。
当時はニートだったのでとりあえず買ってみました。
ちなみに私が人生で初めて買ったアダルトゲームがこのクロノボックスです。
舞台は天使島という街も学校もある島。
主人公はその天使島のエデンという学校に通う男子学生で名前は那由太(なゆた)。
見ての通り学園もののhゲームなのでかなり多くの女の子と学生生活の中で関係を持ってしまいます。
基本的にはそういうモテすぎる学生生活がメインなのですがその中で起こる不可解な出来事を2つご紹介しましょう。
1つ目は突如現れる黒い箱。
タイトルのクロノボックスとはこれです。
この黒い箱は作中で何度も主人公の前に出現しその度に中身を見ることになります。
中身は現れるたびに異なるのですが共通点は人体の一部です。
そして箱を開封すると冒頭のシーンに戻ります。
これについては特に説明もなくこの流れを何度か繰り返しループごとになにかが変わっていきます。
2つ目は屍(かばね)という謎の女に出会うこと。
主人公はこの女のことは知らないのですがどういうわけか屍は主人公のことに詳しいです。
意味深なセリフばかり放つのですがその意味がわかるのは終盤なので前半はこの見た目も相まって不気味。
簡単に内容を説明させていただくとこんな感じです。
最初は甘い学園生活だけど徐々に恐ろしい事実が判明していく・・・
みたいな内容です。
まあこのパッケージで普通のエ○ゲなわけないですからある程度予想できる人もいるのではないでしょうか?
前半部分はこのようにループものなのか?それともホラーなのか?という疑問を抱いたまま読み進めることになります。
後半部分はこれまでの学園生活が嘘だったかのように鬱グロ展開が多くなりそれと同時に伏線回収も始まります。
ここからがクロノボックスの本領発揮で絵的にも話の内容的にもかなりキツいです。
DLsiteにて体験版が配信されてて結構な時間プレイできます。
前半の雰囲気は体験版できっちり感じ取れるのとラストは続きが気になる終わり方をするのででリンク貼っときますね。
沙耶の唄
お次ははニトロプラスより発売されたアダルトゲーム界のロングセラー沙耶の唄。
脚本担当はまどマギやサイコパスで有名な虚淵玄(うろふち げん)様。
本作の主人公郁紀(ふみのり)は事故が原因で目に映るものや聞こえる音すべてが醜悪に感じるようになるという知覚障害を患ってしまいます。
これがゲーム画面で文字通り地獄絵図。
郁紀はこれが原因で命を絶とうとするのですが
沙耶という女の子と出会います。
知ってる人も多いとは思いますが沙耶は異界より召喚された謎の生き物で醜い姿形(肉塊)をしています。
でも主人公は知覚障害の影響で逆に画像の女の子のように見えてしまいそこから始まる純愛の物語が沙耶の唄なのです。
本作を構成する主な要素は
クトゥルフ神話✖️純愛✖️火の鳥復活編✖️サスペンスホラー
といった感じです。
本作の魅力は良くも悪くも強烈に印象に残る内容でホラーとしても純愛ものとしても面白いです。
特に郁紀が狂っていく様子を親友の耕司目線で追うパートは文章力の高さと不気味な一枚絵でサスペンスホラーとして面白いです。
そして辿り着く御馳走のシーン。
こちらはみんなのトラウマであり食欲が消滅する伝説の一枚絵です。
でもって3つのエンディングに分岐するのですがその中の1つである病院ENDでは愛とはなんなのかを考えさせられるラストです。
このエンディングでは郁紀と沙耶が分かれることになり切ないお別れが描かれます。
郁紀が沙耶との甘い生活の中で言った
「人でないものを愛した男は、最後に自分が人間であることを辞めて、恋を成就させるんだ。
ハッピーエンドだよ。だろう?」
というセリフ。
郁紀は自分が人間であることをやめてでも沙耶と結ばれることを望んでいたはずですがこのエンディングではその逆、沙耶との恋を諦め人間でいようとします。
沙耶との携帯でのやりとりは人間と肉塊であるにも関わらず間違いなく純愛です。
他2つのエンディングは結構なバッドエンドではありますがこのエンディングだけは感動するので私は好きです。
初出が2003年という古のエ○ゲにも関わらずいまだにアダルトゲーマーを魅了するその内容はさすが虚淵さんといったところ。
ボリューム的には10時間あれば余裕で終わるのでこれ以上本作を語るのは無粋というもの。
興味がある人は是非ともプレイしていただきたい。
君と彼女と彼女の恋。
3つ目も沙耶の唄と同じニトロプラスより発売された衝撃の問題作、君と彼女と彼女の恋。
実はこれ、過去にがっつりネタバレ解説した記事を投稿してるんですよね。
なので今回はネタバレはなしという方向で。
といってもネタバレなしでこのゲームをプレゼンするのは不可能に近いのでサクッと解説して次いきます。
本作は非常に人を選ぶ内容でこのパッケージからは想像もつかない恐怖体験を味わうことができます。
前半部分は幼なじみの美雪(左)と電波少女のイタイ女の子アオイ(右)となんやかんや恋愛とかhをする普通の恋愛ゲームなのですが
1週目の美雪ルートを攻略して2周目のアオイルートへ突入すると段々このゲームのおかしいところが目立つようになります。
それがどのようにおかしくてやばいかはここでは書きませんが一般的には”禁じ手”だとか”初心者お断り”だとか言われています。
そしてもう一つの特徴がプレイヤーに”究極の選択”を迫るという点。
我々プレイヤーはゲームの選択肢というものに対して少なからず「間違えたらやり直せばいいか」という気持ちを抱いたまま”選択”をすると思います。
ですがこのゲームはここぞという場面で取り返しのつかない選択を迫ってきます。
それが作中のどの辺りでどういった選択なのかはご自身の目で確かめてください。
ハイ次!
ユーフォリア
最後はクロックアップより発売された陵辱○ロ○ロなんでもありのアダルトゲーム”ユーフォリア”です。
では本編の内容を可能な範囲でネタバレ無しでみていきましょう。
主人公の高遠恵輔(たかとお けいすけ)は何もない白い空間で目を覚まします。
昨日の晩まではいつもと何ら変わらない高校生活を送っていたはずなのに何も無い白い世界、混乱しそうになるも部屋を進みます。
そこでは同じ学校の生徒である合歓、叶、梨香、凛音、都子そして先生の菜月の6人と合流します。
話を聞いたところこの6人の女性も恵輔と同じく目が覚めるとこの白い部屋ににいた模様。
そこで突如合成音声が部屋に鳴り響き、
これよりゲームの説明を行います
まあデスゲームもののテンプレみたいな始まり方ではありますね。
でもってこのゲームなんですが主人公が女の子を一人選びhなことをするという内容で規定回数こなすと外の世界への扉が開かれゲームクリア、主人公含む参加者は生還します。
その過程ではかなりグロテスクなシーンや汚いシーンがあるので絵的にキツいです。
このデスゲームパートは同じことの繰り返しなので特に心理戦とかはないです。
なので面白いのはこの白い空間を出た後の展開です。
ここから先の外の世界編はデスゲーム中に選んだ女の子によってルートが分岐し結末も大きく変わります。
トゥルーエンドを迎えるために合歓ルート→叶ルートを攻略することになります。
トゥルールートに分岐してからは前半部分の伏線をしっかり回収して感動のラストを迎えます。
デスゲーム〜外の世界までは汚いシーンが多く読み進めていてキツいですがトゥルールートからはそういったシーンが少なくなりhシーンよりも圧倒的にシナリオ重視となります。
これがSF✖️純愛な内容で素晴らしい!
ユーフォリアをおすすめできない理由は汚いシーンが多いから。
それだけなんですがきつかったらEnterキー連打で飛ばしても話の内容は理解できるのでそこらへんを我慢してでも体験してみてほしいです。
純愛&狂気のシナリオはR18がおすすめ!?
以上が面白いと思ったアダルトゲーム4選でした〜
こうしてみると全て純愛ものですね。
それでいてどれもグロかったり終わり方が衝撃的だったりするのでまさに狂気のシナリオと言えるでしょう。
まとめるとこんな感じ。
クロノボックス
前半は普通のアダルトゲームのような展開だが後半はガラリと変わり鬱でグロな展開になる。
しかし前半の伏線回収や物語の終わらせ方は見事。
沙耶の唄
クトゥルフ神話と火の鳥復活編のオマージュでそれをもとに純愛とホラーを付け加えたような内容。
狂っている設定や展開が多いが目が画面に釘付けになる文章力と病院ENDは素晴らしい。
君と彼女と彼女の恋。
ゲームにおいてやってはいけない一か八かの”禁じ手”と”究極の選択”が特徴。
あまりにも賛否両論だがとある要素(〇〇性)が世界最強。
ユーフォリア
デスゲームから始まり純愛の物語として幕を閉じる傑作。
汚いシーンに目を瞑れば多くの人におすすめできる恋愛ゲーム。
私がエ○ゲに求める要素は狂気とシナリオ、この2つのみなので一行で表すと
面白かったADVで偶然R18だった作品
ということになります。
では今回はこれにて終わりです、ありがとうございました!