おしりです。
他機種への移植やリマスター、過去作品のリメイクなど、ここ最近は名作ゲームが最新のハードでプレイできるようになることが多いです。
ですが時代によって、はたまたハードの都合、大人の事情でそれらが難しい作品も数多く存在します。
ということで今回は今のうちにプレイしておいた方が良いリメイクや移植が困難だと思われるDS時代の名作ゲームをご紹介します!
これを見ればあなたは今後日の目を浴びることがないかもしれない名作ゲームの存在を知ることができます。
それでは本題へいってみよう!
目次
真・女神転生IV FINAL
悪魔を従え神に挑むという厨二要素と世紀末要素が混じり合った人気RPGシリーズ女神転生。
3DSにて販売中の真・女神転生IV FINALは前作”女神転生4”の終盤のストーリーを違う主人公と展開で描いたものです。
前作である女神転生4をプレイしていなくてもなんら問題ないのでそのあたりもおすすめする要因の一つです。
タイトルだけ見ると女神転生4のマイナーチェンジもしくは完全版だと勘違いしてしまいそうですが中身は完全新作としてしっかりと作り込まれています。
主人公ナナシは悪魔が蔓延る「閉鎖空間東京」の人外ハンター見習いとして幼馴染のアサヒと共に行動する少年です。
そんなナナシですが東京に攻め込んできた悪魔アドラメレクの手によって命を落とします。
そこでナナシは魔神ダグザによって契約を持ちかけられます。
その内容は生き返らせてやる代わりにダグザの”神殺し”基、操り人形として行動することでした。
瀕死の主人公に選択肢はなくナナシはダグザの力を借りて蘇生します。
こうしてナナシは東京で勢力争いをしている
悪魔軍を率いるルシファー
天使軍を率いるメルカバー
多神連合のクリシュナ
この3つの勢力との戦いに身を投じることになります。
悪魔軍団相手に喧嘩を売るというストーリーも面白いのですがなによりぼくが声を大にして言いたいのはRPGとしての完成度の高さです。
女神転生シリーズは悪魔を仲魔に加えてパーティを編成し自分だけの最強悪魔軍団を作るのですが主人公ナナシは仲魔にした悪魔からスキルを継承することで自由に育成ができます。
他シリーズではセーブポイントでしかできなかった悪魔合体も今回はスマホアプリとして組み込まれているのでいつでも合体できるテンポの良さ。
肝心の戦闘システムもシリーズで好評なプレスターンバトルを採用していて”ニヤリ”という最新作の5には無い要素も搭載されています。
それ以外にも前作4で不評だった部分も細かく改善されていて本作を3DS史上最高傑作という意見も少なくないです。
正直ぼくも3DSで「一番いいRPGを頼む」と言われたら何の迷いもなくこのゲームを出します。
そんなメガテン4fですがなぜ今後世に知れ渡ることが無くなるか?
それは移植やリメイクの機会に恵まれないからでしょう。
まず女神転生シリーズの移植の歴史についてですが過去作品で完全版や移植版が発売されたのは「女神転生3」「デビルサマナーソウルハッカーズ」「女神転生if」「女神転生ストレンジジャーニー」このあたりです。
こうして見るとそこそこ移植やリメイク版が発売されているように見えますが女神転生シリーズの母数が多いので全体の割合で見ると少ないです。
それに加えて一応は女神転生4の続編のような部分も多少あるのでもしリメイクや移植が発売されるとすれば先に4になる可能性が高いです。
なにより本作の完成度が非常に高く前作のキャラを登場させたうえで綺麗に物語が完結しているのでもうやることが無いよね?っていう状態。(これはぼくの主観)
ちなみに移植についてですが元が3DSという画面が2つあるハードなので「そのまま移植」ということが困難です。
以上の理由から今後真・女神転生4Fが最新機種で発売される可能性は低いです。
中古相場がほとんど新品と変わらないですがそれもこのゲームのクオリティの高さ故なのかもしれませんね。
パワプロクンポケットシリーズ
お次はパワプロクンポケットシリーズ(以下パワポケ)
パワポケシリーズとは本家パワフルプロ野球から派生した作品で主にGBC、GBA、DSといった携帯ゲーム機で発売されています。
本家、パワポケ共に目玉となるモードが主人公を育成して強い能力を持った選手を作成するモード「サクセス」。
サクセスでは決められた期間の間に試合や練習といったコマンドを選択するアドベンチャーゲーム形式で進行していきます。
本家パワプロとは大きく異なりパワポケシリーズでは基本的な部分は同じであるもののシリーズが進むにつれて本来メインであるはずの野球がおまけ要素と化したり裏社会や悪の組織、超能力者が現れる等、本家との差別化のためなのかSFバトル漫画のような場面が多くなります。
しかもナンバリング1~14とパワポケダッシュの合計15作品の物語は全て繋がっています。
ここまでがパワポケシリーズの超簡単な概要。
それともうひとつ、今回のテーマで大事なことがあります。
それは2021年11月に初代パワポケとパワポケ2をリメイクしたパワプロクンポケットRが発売されたことです。
リメイク版が発売されたのなら今後世間の注目を集めるのでは?と思うかもしれませんがこちらのパワポケRはそれほど売り上げが良くなく今後のパワポケがリメイクされる可能性は低いです。
しかもパワポケが本家パワプロとかけ離れた路線を走り始めたのは5や6あたりからです。
シリーズで話がつながっているとなると順番を無視してリメイクするわけにもいかないのでパワポケが再始動するのは難しそうです。
特に問題視されていたのは後半になるにつれて新規が話についていけなくなるところでしたし。
それに加えてブラックジョークが多いシリーズでもあるのでヤバすぎる場面は修正されまくるでしょうし8以降のタッチペンによる精密な操作を求められるミニゲームの再現は今現在のCS機では難しいです。(野球ゲーム?)
パワポケの裏社会を描いたブラックなイベントや強烈すぎるバッドエンド、倫理観を問う哲学的な話、パラドックスなど、数多くの小難しい話はパワポケでしか表現できなかった内容でぼくはこれらがパワポケシリーズの大きな魅力だと思っています。
非常に人を選ぶ内容ですが好きな人はとことん好きなので今のうちにプレイしましょう。
ポケモンBW
お次はポケモンBW、BW2です。
ポケモンBWはシリーズの中でも特に特徴の多い作品で前代未聞の続編があること、エンディングまでは新規ポケモンしか登場しないなど、他にも挙げればキリがないくらいにBWならではの要素が盛り込まれています。
DS最後のポケモンだったためBWを最後にドット絵は廃止されました。
ちなみにこのドット絵はポケモン史上最高に完成度が高く戦闘中は常に動いています。
しかもBW2ではポケモンワールドトーナメントというこれまでに登場したポケモンシリーズのジムリーダーと本気で戦うことができるシリーズの集大成的な施設も搭載。
ストーリー面では悪の組織プラズマ団の思想とゲーチスというボス、パッケージのポケモンを使用してくるN等、登場人物も個性的です。
比較的大人のプレイヤーへ向けた内容となっているBWがこのまま埋もれてしまうのはもったいないです。
ポケモンといえば定期的に新作とリメイクが開発されその度に全世界でプレイされています。
しかもこの前発売されたリメイク作品はダイパリメイクこと、ポケットモンスターブリリアントダイヤモンド/シャイニングパール。(以下BDSP)
となると次のリメイクは確実にポケモンブラックホワイトのリメイクになります。
ですがここ最近のポケモンリメイクは原作とは全くの別物になっています。
特に思い出していただきたいのが前述したBDSP。
こちらはバグが多いという問題点や元々が2画面だったのものをSwitchという画面が1つしかないハードで再現したために不便なUIになってしまう、最新技術で蘇らせたはずなのにキャラがデフォルメ。
といった感じに賛否が多い作品となりました。
こちらもパワポケと似たような理由なのですがリメイク作品だからといって高い評価を得られるとは限りません。
とてつもないボリュームや寄り道要素、新規ポケモンしか出てこないという感動
これらをリメイク作品1本で再現するのは難しいのでこうなったらもうおとなしく原作やりましょう。
おそらくBWのリメイクはいずれされるでしょうがその出来はここ最近の流れ通り駄作になるか、もしくはめっちゃ気合い入れて素晴らしいリメイクのどちらかになるかの両極端な出来になるのではないかと予想しております。
以上がリメイクや移植が困難でこのまま忘れ去られそうな名作ゲームになります
やはり画面が2つというところが移植を難しくしている1番の要因でしょうね。
3DSはDSのゲームにも対応してるから今からでも全然買うのはアリだと思いますよ。
ではこれにて終わります。