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【鬱ゲー解説】ゲーム内で脳みそだけにされてしまった可哀想にもほどがある女の子。




おしりです。

 

突然ですが今回は脳みそだけになってしまったゲームの女の子を4人ほど紹介します。

普通にやられるんじゃなくてわざわざ脳だけ、となると結構な鬱展開を予想される人が多いと思うんですが

 

本当に鬱です

 

それと物語の核心に迫るレベルのネタバレが含まれますので「あっ、このゲームのネタバレは今はちょっと、、」と思った人はすぐにどっか違うところをクリックしてネタバレを避けてください。

では本題へ入りましょう!

フロントミッション B型デバイス

1995年に発売されたシミュレーションRPGフロントミッション。

当時のROGとしては珍しく”剣と魔法のファンタジー路線”ではなく戦争を主軸としたストーリーにヴァンツァーというロボットを使って攻略する一風変わったゲームです。

ゲームが始まると軍人である主人公ロイドとその恋人で部下のカレンは工場の偵察任務を開始します。

その任務ではドリスコルという男の策略で爆発事故が起きカレンはこの時行方不明になります。

それから1年後、ロイドは闘技場のファイターとして活躍する日々を送っていましたが大佐から「カレンを死に追いやった仇を取るつもりはないか」と軍人になるようスカウトされます。

ロイドはその話に乗り軍人として戦争とカレンの捜索を同時進行する中、物語の終盤にて敵の国がB型デバイスという恐ろしい人体実験をしていることを知ります。

 

その内容は「訓練した兵士の脳をデバイス化し機体の強化をする」というもの。

人間の脳を搭載したヴァンツァーは従来よりも高性能だそうで非人道的であるにも関わらずサカタという人間によって実験は進められていました。

ロイドはこの話を聞きそれが真実であるかどうかを確かめます。

そこで辿り着いたのが1年前にカレンを失った例の工場、さらに宿敵であるドリスコルはここでロイドを待ち受けていました。

 

話の流れからしてなんとなくお察しだとは思いますがロイドはここで衝撃の事実を目の当たりにします。

 

ドリスコルに対してロイドはカレンの居場所を問います、それに対してドリスコルは

「懐かしいだろう、ここでここでお前と私は戦った」


「そしてここにはカレンもいる
一年前のままだ」


一年前のままという意味深なセリフ


それはカレンがB型デバイスとなっていたことを意味していました。

そのカレンのデバイスとしての性能についてドリスコルはこう言います。


「カレンはお前にはもったいないほど素晴らしい女だ」

昔のNTRはどぎついね。

 

女を兵器に改造されたロイドは怒り狂いながらもドリスコルと決着をつけます。

ドリスコル撃破後はカレンをアイテムとして入手、脳だけになったカレンを取り戻したロイドの絶望は計り知れません。


移植後も修正されない伝説の鬱展開です。

Switch版ではどうなることやら。

フロントミッションは戦争がメインのお話なので命が軽いです。

主人公のラストのセリフである


「ここで行われたことはなにもかもばかげている
そしてそのために数えきれない人々が死んだ」


これは忘れてはならないセリフだと思います。

戦争はゲームの中だけで十分ですよ。

マブラヴオルタネイティヴ 00ユニット

ごく普通の高校生である白銀武(しろがねたける)が並列世界へ転移し転移先の世界でBETA(ベータ)という謎の生命体と戦う物語マブラヴ。
マブラヴシリーズはマブラヴとマブラヴオルタネイティヴの2作品で描かれる壮大な物語なので細かいところまで解説すると5000文字くらい要します。

なので今回は必要な所だけ解説することになりますがそこはどうかご容赦を。

白銀武はある日突然異世界転移し人類の敵である地球外生命体BETAと戦うことになるのですがまずは戦術機というロボットを操縦するために横浜基地の訓練兵になります。

そこの同期は自分が元いた世界のクラスメイトと同じ人ばかりで環境による価値観の違いに戸惑いながらも武は訓練兵として鍛錬を続けます。


しかし武は元いた世界のクラスメイトの中で唯一幼馴染の鑑純夏(かがみすみか)だけがこの転移先の世界にいないことを疑問に思います。

中盤あたりで武は横浜基地内で謎の装置に保管された脳髄を目撃します。
ですが脳髄のことと純夏のことは謎のまま物語は終盤まで進み人類の未来をかけた最強の兵器00ユニットの開発に携わります。


基地のトップである夕呼先生と武の働きにより00ユニットは完成まであと一歩というところまで進展します。

そこで夕呼先生に00ユニットのことを尋ねるとどういうわけかこの世界で出会うことのなかった鏡純夏が武の前に現れます。

それと同時に脳髄は消えていました。

夕呼先生に話を聞いたところBETAと戦うために研究してきた技術により先ほどの脳髄が純夏という情報を得て寸分違わぬ身体を複製、そこに武と夕呼先生が完成させた図式により00ユニットとして復活したとのことです。

こうして純夏は脳髄だけの状態から生きて元の姿に戻れたわけですが思考回路、人格は元の純夏とは程遠い状態なので純夏の調律、つまりは精神を安定させるという任務を遂行していきます。

その時に純夏から自身がBETAに囚われ人体実験の末あのような脳髄だけの状態にされてしまったことを聞きます。

元々BETA世界にいた武は純夏を庇ってBETAに殺されたそうです。

そこから物語の全貌が明かされマブラヴオルタネイティヴは最後の戦いへと向かうのですが
この脳髄と純夏関連の話はマブラヴの中でも細かく伏線が張り巡らされていて1番重要と言っても過言ではない部分です。

今回はざっくりとした解説になりましたがとんでもない鬱展開です。

パワポケ12 パカバッドエンド

野球がおまけ要素と化した尖ったゲームパワプロクンポケット。

今回はそんなパワポケシリーズ12作品目で登場する彼女候補パカーディという女の子のバッドエンドです。

パワポケ12のストーリーは負けると存在を抹消されてしまう野球ゲーム「ハッピースタジアム」の謎を解き明かし消えた同居人を助けることが目的です。

そのためにネット上で野球ゲームの選手を集めることになりそこでバカ王子という人物とチームを組みます。

その後偶然現実世界でもバカ王子らしき人物を発見、馬で街を歩くバカっぷりにチームメイトのバカ王子だと思って後日聞いてみるとご本人だったことが発覚。

それから大金持ちのバカ王子は暇潰しとして主人公と遊ぶことになります。

本名はパカーディで通称パカ。

パカは王子様にドラゴンから助けてもらうことが夢らしく女なのに王子のコスプレをしている理由は王子に憧れていてそういうイメージを抱いているからだそうです。

そんなこんなである日ジオットという裏の世界の権力者と対面します。

パカの一族”カエサリオン”はその昔、病気で心臓の移植が必要になったパカの姉ディータがいて血液型が特殊であることからドナーが見つりませんでした。

そこで血液型が一致しディータのドナーとなり得るジオットの妹を金の力でディータの手術に間に合うように殺し心臓移植をおこなっていました。

その時に極貧生活を送っていたジオットはカエサリオン一族に恨みを持ち

根絶やしにしています。

 

これが原因で今度はパカがジオットを恨み復讐のために行動します。

これがきっかけでジオットとパカは対立します。

その時、逃げる主人公たちに生物実験体である”ドラコ”をぶつけます。

ここでハッピーエンドへの分岐条件を満たせなかった場合主人公はパカとの記憶を消去され日常生活へ戻ります。

パカは脳髄だけにされてしまいジオットの恨みを買った他の一族と同じ悲惨な末路を辿ることとなります。
地獄があるとすればそれはジオットの部屋にある。

メタルマックス ローラ

最後はメタルマックスシリーズのローラ。

本作はFCで発売されたRPGでフロントミッションと同じく当時主流だった剣と魔法のRPGではなく荒廃した世界が舞台です。

それともうひとつの特徴は人間だけでなく戦車を乗りこなし戦うところ。

パワポケ10の裏サクセス「バトルディッガー」の元ネタはおそらくこれです。

メタルマックスシリーズで必ず登場するドクターミンチ、彼は死んだ生物を生き返らせる「電気蘇生」を得意としている自称天才。
ミンチの手にかかれば人間以外にも虫や魚まで生き返らせることが可能でドラクエで言う教会の役割を果たしています。
その方法は全て電気ショックでどんな生物でも蘇生できその際には外傷なども完治するというツッコミどころが多い蘇生方法ですがそこは天才ということでそっとしておきましょう。

 

そんなミンチ先生の研究所には脳があります。

この脳に話しかけると「私はローラ。世界一きれいな脳ミソなのよ!」と自己紹介をしてくれます。

初代から登場するこの脳ですが特に深掘りされることはなく2や3でも謎だらけ。

ミンチ先生は「なんだこの死体は!まだ生きとるじゃないか!」「ウホッ!いい死体じゃ」

とか言ってしまう人ですしやべえやつであることは間違いなく電気蘇生以外にもかなりブラックな実験に手を染めてるんじゃないかと想像してしまいます。

ですがミンチ先生とローラがこうなった経緯についてはメタルマックス4で明かされます。

この脳みそだけで登場するローラは元ミンチの助手でお互い恋に落ちたとのこと。
ですがある日ローラは原因不明の心臓麻痺で帰らぬ人となります。
ミンチ先生はお得意の電気蘇生を施すもローラは生き返りません。


わざわざ原因不明と言ったのはミンチ先生ほどの天才でありながらも蘇生できなかったことが理由なのかもしれません。
ローラの蘇生を諦めきれないミンチ先生はローラの死体を冷凍室で保管し電気蘇生学の研究を続けます。
そこで色々考えた結果、雷の力を使い蘇生を施したところ

 

脳だけが生き返りました

脳死とは真逆の脳だけが生きている状態、通称「脳蘇」。

しかもテレパシー的な能力も手に入れたようで脳だけの状態で会話が可能です。

こうして長年謎だったローラの誕生秘話がメタルマックス4で描かれました。

ミンチ先生はマッドサイエンティストですが実は最愛の女性のために研究に身を捧げていたという
ありがちだけどギャップ効果でめっちゃ善人に見えてくる系のキャラですね。

完全に劇場版ジャイアンです。

 

メタルマックスシリーズは作品ごとにパラレル扱いとなっているので4の世界以外ではまた別の経緯があったのかもしれませんが今のところは一番有力な説と言えるでしょう。

今回紹介した他の3作品と比べて圧倒的に優しい理由でメロンパンになった女の子です。

 

最近こういうの無くなったよね

というわけでメロンパンにされてしまった女の子4選でした〜

まとめるとこんな感じ。

フロントミッション カレン

敵国の実験体として脳だけを抽出されB型デバイスとして兵器化。

主人公ロイドは兵器となったカレンを使いこなす。

マブラヴ 鏡純夏

BETAという地球外生命体の技術により実験体となり脳髄だけの状態で生きながらえる。

主人公御一行によって人間として復活するもBETAの実験体にされたことがトラウマとなる。

パワポケ12 パカーディ

一族がシリーズのラスボスであるジオットの恨みを買っていたことが原因でバッドエンドにて脳髄だけの状態にされ生かさず殺さずの地獄へ突き堕とされる。

メタルマックス ローラ

心臓麻痺によって命を落とすがドクターミンチの技術により脳だけ蘇生する。

その後は脳だけでテレパシーを使い各作品の主人公と会話をする。

これが幸か不幸かは置いといてメロンパン化にしては優しいエピソード。

 

女キャラに絞らなければもう少しいるのですがそれでもメロンパンだけになるという展開は少ないです。

まあ普通に考えて「人の心とか無いんか?」と言いたくなるような末路ですし当然といえば当然ですかね。

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