おしりです。
今回はスマホでできる神アドベンチャーゲームをご紹介させていただきます。
ボタンがないのでスマホでゲームをするのってどうしても操作性にイラつかされてしまうと思います。
ですがアドベンチャーゲームってタップしてテキストを読み進めることでそのゲームを100%楽しめるのでスマホとの相性はかなり良いと思うんですよね。
それに加えてアクション要素がないので普段ゲームをやらない人も楽しめる作品があるはずです。
なので今回の記事は本当にマジで一人でも多くの日本国民に拝見していただきたいです。
そのためにネタバレを最小限に抑えて神アドベンチャーたちをプレゼンさせていただきますのでよろしくお願いいたします!
目次
レイジングループ
ケムコノベルADVシリーズで最高の実力を誇るレイジングループ。
本作の特徴、面白さは人狼ゲーム×ホラー×ループの要素をストーリー、ゲーム性にうまく融合させているところです。
主人公の房石陽明が村に迷い込み黄泉忌みの宴という人狼ゲームを死に戻りというチート行為を駆使して何度も死にながら攻略するのが主な内容です。
主人公はただの大学生らしい男、房石陽明(ふさいし はるあき)。
晴明はバイク旅行の最中、道に迷ってしまい崖からバイクごと転落、当然バイクはぶっこわれてしまい使い物にならなくなります。
そこに偶然通りかかった芹沢千枝実という女の子に助けられバイクを直すまでの間、藤良村の集落、休水で夜を明かすことになります。
ですがバイク修理を進める霧の濃くなる日に陽明は千枝実からトイレで一晩、物音を立てずに夜を明かすように強く言いつけられます。
陽明は疑問に思いながらも千枝実の言う通りトイレにこもりますが外からは悲鳴が聞こえトイレから飛び出してしまいます。
そこで陽明が見たものは・・・・
人狼でした
その次の日に無惨な姿で発見され陽明は本編開始から30分ほどで命を落とします。
ですが陽明はバイク旅行の途中である5月11日に戻ります。
理由は不明ですが自分が死ぬことによって過去へ戻る能力「死に戻り」を手に入れたのです。
死に戻った際には前回の出来事ををはっきりとは覚えておらず記憶が曖昧な状態でループを繰り返すことになります。
本人曰く「経験として認識している」状態だそうです。
こうして2週目として再び人狼と遭遇する直前まで(スキップ可能なので)進めると最初は選ぶことができなかった選択肢が解放されています。
本作はこんな感じに陽明が死に戻るたびに前回選ぶことができなかった選択肢を選び生存するルートを探していくことになります。
ただしレイジングループの1番面白い部分はそこではなくて人狼を元ネタとした命懸けの議論「黄泉忌みの宴」です。
宴の目的は村に紛れ込んだ狼をくくる(殺す)ことで宴では普段頼りになる人物が不自然なまでにおとなしくなったり逆に冷静な人物が熱く物事を語るようになったりと各人物がすべてを疑いながら生き残る道を模索します。
これがすごい緊張感ですごい面白いです!ずっと読み進める手が止まりません。
見ての通り伝奇ホラーな要素が多く宴の合間には村人が不可解な死を遂げたり疑心暗鬼の極限状態から参加者が狂い始めたりとまあまあホラーでもあります。
スマホ版は体験版があって初回エンドまでプレイできるのでほんの少しでも興味を持った人はとりあえずそれだけでもやってみてはいかがかな?
対応機種は幅広いです。
機種:Switch/PS4/Steam/VITA/iOS/Android
CS機版は完全版的な扱いでシナリオの加筆やフルボイス化がされているらしいです。
今回はスマホ限定ということでピックアップしましたがそうじゃなくても全アドベンチャーゲームで余裕の上位に食い込む面白さなのでこういうジャンルが好きな人はパッケージ版を買っても後悔しないと思います。
鈍色のバタフライ
お次も命懸けの心理戦を繰り広げるアドベンチャーゲーム「鈍色のバタフライ」
こちらもケムコノベルADVシリーズの一つで脚本担当はamphibian/あんひびあん先生。
生みの親がレイジングループと同じ兄弟作品です。
元はガラケーで発売されたゲームでスマホ版がリリースされたのは2012年の9月です。
ジャンルはADVでエンディングは正解ルート1つとおまけ程度のバッドエンドが数種類の実質1本道ノベルゲームとなっています。
主人公を含めた9人が「バタフライゲーム」という人狼ゲームをモチーフとしたゲームを強制させられるのが主な内容です。
もちろん敗北=絶命なので本作を簡潔に説明すると
仲の良い男女9人で繰り広げるデスゲーム
ということになります。
作中で人狼ゲームを土台にして作られたゲームと言われていますが主な内容は議論による騙し合いよりもそれぞれが与えられた役割をうまいことこなして生き残ることがメインです。
兄弟作品のレイジングループとは案外相違点が多いですがこちらも緊張感のあるやりとりを楽しめます。
それにデスゲームものなのでゲームマスターとの決着やなぜ主人公グループ9人が選抜されたのか等、作中での謎を解明して綺麗に終わります。
ボリュームは3時間前後でコンパクトな内容、序盤の展開はデスゲームもののテンプレ展開ですがそれゆえに面白い要素が一通り揃っているのでおすすめ度は高いです。
八つ目の大罪
ここまで人狼ゲームを題材としたゲーム、3つ目は「人狼ゲーム-八つ目の大罪-」
本作も鈍色のバタフライのように拉致された男女9人がゲームマスターによって人狼ゲームを強制させられ
負けた人物は処刑されるという至ってシンプルなデスゲームです。
こちらはデスゲームといってもレイジングループや鈍色のバタフライと違って人狼ゲームを元ネタとしたゲームではなく”ただの人狼ゲーム”をすることになります。
なので用語や定石などもそのまんま人狼なのでこちらは分かりやすいです。
選択肢とエンディング分岐はなく読み進めるだけでクリアとなります。
本作の特徴はゲーム主催者であるセイギノミカタ、つまりはゲームの参加者ではなくゲームマスターとして議論の行く末を見守ることです。
他の人狼ADVと違ってプレイヤーは参加者目線ではないのでメタ的に考えて
「なんやかんやで主人公は生き残るだろう」「自分はこの役職だからあの人の発言は怪しい」
といった仮説が成立しないので誰がどのタイミングで退場するか先が読めないです。
しかしこれは主人公目線で人狼を楽しみたい派には少しマイナス要素かもしれませんね。
アプリとしてAndroid、iOS共に配信されていて本編の価格は無料、途中で広告が入ることもなく最後まで普通のゲームとして読み進めることができます。
サイドストーリーは有料ですが本編のみで綺麗に終わっているので読破必須という内容でもないです。
シュタインズゲート
面白いアドベンチャーゲームといえば必ず話題に挙がるゲーム
シュタインズゲート
中二病全開の主人公オカリンを中心に開発したタイムリープマシンでヒロインのまゆしぃ⭐️を死の運命から救うべくタイムリープを繰り返すループものの金字塔です。
日常が非日常に変わっていく様子、科学的な理論をもとに時間旅行を考察したりとSF要素も多めです。
アニメの出来も非常に良くシュタゲ本編だけならアニメだけでなんら問題ありません。
ですが原作であるゲームの方はアニメでカットされたトゥルー以外のエンディングや掘り下げが少なかった人物の出番が用意されていたりと
アニメを見た人でも楽しめる内容となっています。
しかもその全てが面白く多世界解釈が一つのテーマとなっているのでそれらとの相性も含めて完成度が高いです。
やはりあの王道で綺麗で完璧な終わり方をするトゥルーエンドはアニメでもゲームでもめっちゃ感動するので
万人受けという意味でおすすめ度は1番高いです。
シナリオ、システム、設定、世界観その全てが綺麗にこの1作品でまとまってて粗がないのでこんな感じに
「めっちゃ面白い!」としか言えません。
なので日本人全員どんな媒体でも良いからシュタゲに触れて最終的にはゲームの方もやっていただきたいです。
今では無印シュタインズゲートとアニメ絵でリメイクされたシュタインズゲートエリートの2種類があります。
大きな違いは見ての通り絵ですね。
これが
こうなってます。
内容的にはほとんど同じですがエリート版では一部、カットされてるシーン、差し替えなど細かいところに変更点があります。
でも結局のところどっちの絵が好きかで決めればいいと思います。
カオスチャイルド
先ほどのシュタインズゲートと同じ科学アドベンチャーシリーズの一つでもあるカオスチャイルド。
主人公の宮代拓留(みやしろ たくる)通称タクは高校三年生の新聞部部長です。
自分のことを情報強者こと情強、自分と仲良くない他人のことを情報弱者こと情弱などと区別し常に
”ぼくはお前らその他諸々の一般人とは違うんだぜ感”を漂わせているイタイ男です。
本作カオスチャイルドは過去作であるカオスヘッドと多数の設定を共有していてかなりサイコサスペンスな内容となっています。
タクは6年前の大地震(カオスヘッドの終盤での出来事)で両親を亡くしていて親代わりの佐久間と姉(といっても同じ学校で同じ年齢)の来栖乃々、妹の橘結衣、弟の橘結人と4人家族のような暮らしをしています。
まあ作中では実家を飛び出していてキャンピングカーで一人暮らしをしているんですけどね。
そんなタクはカオスヘッド本編で描かれた連続猟奇事件「ニュージェネレーションの狂気」の模倣犯と思われるニュージェネレーションの狂気の再来を追います。
その事件は全て殺人事件で被害者の最期はかなりエグく
全身を焼かれ鉄パイプを刺される
自分の腕を切り落とし食べるなど
常軌を逸したものが多いです。
乃々は事件に首を突っ込むことでタクが危険な目に遭うのではないかと心配し止めますがそれでも非日常を求めるタクは
親友の伊藤や幼馴染の尾上世莉架と次の事件が起きる場所を推理して現場へ向かいます。
序盤はそんな感じの内容でちょっとこじらせてる主人公がグロイ事件を追うサイコホラーサスペンスな雰囲気ですが
やはりシュタゲの兄弟作品なだけあって「非実在青少女」というタクの人生を変える事件が起きてからは怒涛の展開で
それまでの猟奇事件が可愛く思えるくらいのえげつない出来事がタクを襲います。
それでもラストは主人公らしく一連の事件を収束へと向かわせるのですがその代わりに大きな犠牲を払います。
トゥルールートでは事件が落ち着いた後の出来事が描かれニュージェネ事件の黒幕だった人物のさらに上の組織や
その他諸々謎だらけだった出来事も明かされるのですがこの辺りはかなり王道からかけ離れた内容で再度くそったれなゲームであることwp思い知らされます。
ですが猟奇事件のインパクトや伏線とミスリード、細かい設定などシナリオ全体の作り込みと完成度は相当なものです。
公式のキャッチコピーが「この作品はシュタインズ・ゲートを超えたのか?」なのですが
私の意見を言わせてもらうと
それはわからん!
その理由としては万人受けするであろう王道展開なシュタゲとは対照的でジャンルやゲーム内の雰囲気が全然違うからなんですよね。
それに加えて黒幕の所業がエグすぎなんです。
そのせいでタクが本気を出す頃には既に多くの犠牲者が出ていて事件を解決しても失ったものは失ったままです。
ですがシナリオの完成度・面白さという点では厳しめに判断してもシュタゲに引けを取らないと思いました。
ダンガンロンパ
ラストはダンガンロンパ。
超高校級と言われる才能をもった高校生が集まる「希望ヶ峰学園」
そこに集められた生徒は学園に幽閉されて学園長であるモノクマにコロシアイをさせられます。
学園から出るためには生徒は生徒を殺してそれを暴く「学級裁判」で隠し通すことが条件です。
シリーズにおいて絶対的な存在、モノクマ
簡単にいうと合計15人の高校生が誰かを殺さなければ解放されない学園生活を強制させられる
デスゲーム×推理×アドベンチャーゲームです。
主人公は苗木誠で超高校級の幸運を持ち主です。
それ以外はあまり特徴のない主人公ですが他の一年生は
声優が大蛇丸で格闘家でどう見てもバトル漫画出身の女子や
超高校級のギャンブラーという今では用言が規制されそうな女の子など
尖ったキャラが勢揃いです。
ゲームの流れとしては
日常編→誰かが死ぬ→捜査パート→学級裁判→次の章でまた日常編から
この繰り返しでストーリーも同時進行するといった感じです。
特に面白いのが学級裁判です。
これは本作の心臓とも言える部分でとにかく先が読めない展開、どんでん返し、二転三転する議論、その全てが面白いです。
そして見事犯人へとたどり着いた場合犯人は「おしおき」されます。
このおしおきも本作独特のBGM、ムービーでダンガンロンパといえばおしおきみたいなイメージがありますね。
絵柄は可愛いのにやってることは相当エグいってところも特徴の一つです。
続編のスーパーダンガンロンパ2もゲーム性は同じで違う舞台と登場人物で学級裁判が繰り広げられます。
ですが2は初代と繋がっているのでやるなら必ず初代〜2までぶっ通しでやるべきです。
2つで1つと言っても過言ではないくらいに最高のラストを迎えます。
そして新章に突入するダンガンロンパV3
こちらはストーリー的なつながりはかなり緩くなりますがやっぱりダンガンロンパなので
モノクマに支配されながらデスゲームを繰り広げるという内容に変わりありません。
こちらは2の熱いラストとは少し違ったラストで賛否両論、というか賛否の否が多めです。
とはいえそれを理由にV3をやらないのはもったいないくらいに面白いのでダンガンロンパ2をクリアした人は必ずこちらもクリアしましょう。
なので結論を言わせてもらうとダンガンロンパは初代、2、V3の3作品全てが神ゲーレベルに面白いです。
ネタバレすると面白くなくなるゲームの典型的な例なのでここまでにしておきます。
しかしダンガンロンパシリーズは意外と移動が多くスマホだと操作性に難があるかもしれないのと
Switchにて3作品をまとめたトリロジーパックが発売されていることからスマホでできるけどスイッチ版のほうが良いかもしれないアドベンチャーゲームでもあります。
それじゃあ長くなりましたが以上になりますお疲れ様でした。
こうしてみると半分ほど”スマホでできる”というよりかは”スマホでできるようになった神アドベンチャーゲーム”ですね。
まあスマホ版への移植なんてものはガラージュがそうだったように
公式から重大発表扱いされるようなことでもないですし視聴者様の役に立ったと思いたいところです。