今回のお題は〜
ホラーゲーム
といってもホラーには洋物、和風ホラーといった感じに意外と枝分かれしているジャンルでもあります。
というわけで今回はぼくが最近クリアしたホラゲで面白かったものをジャンルごとにご紹介します。
主にSteamやPS4でプレイ可能なものになります。
今回はネタバレに配慮しますのでそのあたりはご心配無用ですよ。
では本題へ。
目次
アウトラスト/Outlast
1本目はアウトラスト、ジャンルは3Dサバイバルホラーです。
Red Barrelsというアサシンクリードを手掛けるあのubisoftから派生した会社が開発したホラーゲームで2013年にSteamでリリース、その後2014年にps4やXboxといったCS機にてパッケージ版が発売されました。
ですが外国産の洋ゲーで日本では発売されていません。
一応輸入品を普通に買うこともできるみたいですが高額でしかも日本語に対応していないのでぼくら日本人が買うならSteam一択です。
Steam版は日本語の音声には対応していませんが字幕はオプションで日本語に変更可能です。
(MODの導入などは必要ありません)
ストーリーはジャーナリストである主人公が「マウントシップ精神病院」という施設で行われているであろう悪事を暴くというものです。
ゲーム画面は常に一人称視点で切り替えることはできません。
ゲームでありながらスタミナや主人公の体力は表示されておらず完全に主人公が見ている光景のみが映し出されています。
それに加えて呼吸や足音も状況に応じてリアルに聞こえてくるので没入感が凄まじいです。
部屋は真っ暗にしてヘッドホンしましょう。
病院内では狂った人間に何度も襲われます。
何の迷いもなく殺しにかかる狂人に対してプレイヤー、主人公ができることは
逃げる
ただそれだけです。
この精神病院は危険しかなく常に死と隣り合わせなのですが主人公はなぜかビデオカメラしか持っていないので対抗する手段は0です。
暗い場所ではビデオカメラの暗視機能を駆使して進むのですがバッテリーが切れると暗視機能は使えません。
この主人公、準備不足にも程があります。
敵に見つかってしまった場合は距離をとってベッド下やロッカーに隠れてやり過ごすのですが敵が自分を見失うまでの時間は本当に生きた心地がしないです。
ぼくの場合はゆっくりプレイして6時間でクリアできました。
ストーリーも難しいものではなくちょうど良いボリュームです。
国産ホラーにありがちな祟り、心霊現象といった怖さでは無く”狂った人間”や”理解不能な人間”の暴力的な恐ろしさがメインです。
なので病院内はどこもかしこも血まみれで非常にグロテスクです。
暗視モードだと白黒なので水溜りだと思っていたところが実は血だったなんてこともザラにあります。
しかもトイレがめちゃくちゃ汚ねぇ・・・
ストアページはこちら
過去のレビュー記事
夜廻シリーズ
日本一ソフトウェアより発売された人気シリーズ夜廻。
ジャンルは2Dホラーアドベンチャーでホラーゲームにしては珍しく可愛らしいアニメ絵です。
今は夜廻、深夜廻、夜廻三の3本が発売されています。
ゲーム性は基本的に3本とも同じですが深夜廻はダブル主人公的な側面があるので夜廻を中心に話を進めていきます。
まずはあらすじから。
田舎で暮らす主人公とお姉ちゃん、そして犬のポロ。
主人公はポロと散歩に出掛けていたのですがとある理由でいなくなってしまいます。
いなくなったポロを探すためにお姉ちゃんは一人で出かけてしまうのですがお姉ちゃんは夜になっても帰って来ません。
ということで主人公の女の子はお姉ちゃんを見つけるために夜の街を探索するという内容です。
「夜の怖さをおぼえていますか?」がキャッチコピーなだけあって田舎の街の怖さが上手く表現されています。
お化けが蔓延る街を懐中電灯だけで徘徊するのですがアウトラストと同じく対抗手段はないです。
なのでお化けと遭遇した際には逃げるしかありません。
走ると心臓の鼓動が速くなり消費するスタミナも多くなります。
なのでスタミナに注意しながらお化けを避けて探索することになるのですがもしお化けに触れてしまうと・・・
即死です
夜廻シリーズは幼女に厳しすぎるゲームなので触れたら即ゲームオーバーのいわゆる死にゲーです。
可愛らしいアニメ絵の本作ですがその見た目とは裏腹に怖い場面が多いです。
今回はネタバレに配慮した内容なのであまり詳しい内容は書きませんが
チュートリアルでショッキングな出来事が起きたり安全だと思っていた場所にアレが侵入して来たりと我々プレイヤーの「ここでは怖いことは起きないだろう」という先入観をことごとくぶち壊してくれる尖ったホラーゲームです。
ゲーム性は魔女の家みたいなフリーゲームでよくある2Dホラーですが恐怖演出の作り込みはそのジャンルの中でも頭ひとつ抜けています。
5時間前後でクリアできる内容でSwitch /PS4/Steamなど、幅広いプラットフォームでプレイ可能です。
ドキドキ文芸部
このゲームをホラーゲームという紹介の仕方をするとそれだけでもうネタバレですが色々考えた結果怖すぎるのでご紹介。
ジャンルはノベルゲームで基本的には一本道です。
主人公は高校の文芸部の一員となり文芸部員であるサヨリ、ナツキ、ユリ、モニカと平和な部活をするのですがそれは序盤だけ。
このゲームの特徴は4周してクリアという所なのですが1周目のラストからそれまでのやりとりが嘘だったかのようにホラーな描写が多くなります。
2周目の内容は1周目と同じく文芸部員の女の子とデュフるだけなのですがバグったような画面が多くなり最終的には大変なことになります。
こちらも夜廻と同じく我々プレイヤーの先入観をぶっ壊しまくりの天才的で最恐の演出を見せてくれます。
まあ、世界的に有名なゲームなのでこのページを見ているということは知っている人の方が多いと思います。
もし知らない人がこれを見ていたらパッケージ版でもPC版でもどちらでもいいから触れてくださればと思います。
(ぼくのおすすめはPC版)
すでに知っている、大好きという人はもしお手元にPCがあるのならMODで遊んでみてはいかがでしょうか?
日本語に対応していて本編の内容と矛盾しないエピソードを描いたCykaDev様のMODがおすすめです。
URL貼っときますね。
サイコブレイク2
精神世界で次々と恐怖に立ち向かうサバイバルホラー「サイコブレイク2」
ストアページではジャンルにアクションアドベンチャーと記載されていますがホラー感が強いTPSです。
主人公のセバスチャン・カステヤノスはSTEMという人間と人間の意識を接続して精神世界を構築する装置に自身を接続しその世界で娘を助けるために戦うというストーリーです。
STEMの世界は暗くて不気味、それでいて恐ろしい化け物がうようよしています。
この化け物がどれも気持ち悪くて苦手な人はかなり苦手だと思います。
人体の一部が機械になっている敵が多く不気味の谷現象が生じるデザインです。
フィールドは割と広く前作が一本道のゲーム性、ストーリーだったのに対して今回は自由な探索が可能となっています。
サブクエストやアイテム集めはやらなくてもクリアできますがサイコブレイク特有のパニックホラーな雰囲気を楽しめるのでこれらも面白いです。
特にアニマという倒すことができない敵と遭遇するイベントではいきなり襲われたり同じ部屋をループしたりとかなり怖いです。
とはいえTPSなのでほとんどの敵を倒すことができます。
そのためホラーゲームとしては恐怖感が薄れるという意見もありますがそのあたりは完全に好みですね。
ぼくはTPSはかなり下手ですが即死トラップや初見殺しが多かった前作と比べて易しめの難易度になっているのでそのあたりも嬉しかったです。
どちらかというとホラーよりもTPSとしての要素が強いのでアクション性を求める人の方が楽しめると思います。
キャサリンフルボディ
最後に紹介するのはキャサリン、ジャンルはパズルゲームです。
キャサリンにはPS 3、Xbox360にて発売されたキャサリンと追加ストーリーや難易度調整が施されPS4、Switchで発売されたキャサリンフルボディがあります。
ぼくはフルボディ版をクリアしたのでそのつもりで拝見していただければと思います。
パズルゲームと言っても今ここで話題に挙げるということはもちろんホラーゲームでもあります。
そして恋愛ゲームでもありアドベンチャーゲームでもあるのです。
主人公のヴィンセント(32)には5年付き合っているキャサリンという彼女が居てバーでは飲み仲間もいる気ままな独身生活を謳歌する優男。
そんなある日に彼女のキャサリンから結婚を迫られますがまだ独身でいたいヴィンセントはあいまいな返事で誤魔化しその日もいつも通り、バー「ストレイ・シープ」で飲んでいました。
そんなヴィンセントのもとに、、
金髪の美女ギャルが現れます。
この美女といい感じの雰囲気になりヴィンセントは一緒に寝てしまいます。
酔った勢いで熱い夜を明かしたヴィンセントは自分が浮気をしてしまったことに気づき
この表情です。
その日から悪夢を見るようになりその悪夢の中ではパズルゲームをすることになります。
ヴィンセントの浮気生活と謎の悪夢がこのゲームの主なストーリーです。
今回のテーマはホラーゲームなのでここからは本作のホラーな部分に焦点を当てていきましょう。
本作のムービーは綺麗なアニメとなっていてそこそこ頻繁にこんな感じのムービーが流れるのですがその半分くらいはホラーです。
画像だと伝わりにくいのですが浮気を疑われ恋人のキャサリンに部屋へ押しかけられるシーンや浮気相手の金髪ギャルと恋人に挟まれる修羅場なんかもホラーチックに描かれています。
幽霊や心霊現象といったホラーではないんですが浮気が原因で段々追い詰められていくヴィンセントやカメラワークによる刃物など、絵面ではなく心理的な恐怖を感じさせてくれるサイコホラーのお手本のようなムービーです。
最終的にはかなり多くの血が流れたりぶっとんだ話になったりととにかく先が読めないです。
パズルゲームパートでは悪夢の中で正体不明の化け物に襲われるというゲーム的にも絵面的にも怖い状況に立たされます。
かなり頭を使うゲームなのに怖くて集中できません。
ストーリーの面白さはもちろんのことパズルゲームの完成度も非常に高いのでサイコブレイクのようにホラーだけでなくゲーム性も楽しみたいという人にはおすすめの一本です。
尖った内容ではありますが大人なら誰しも楽しめる部分があると思うので普段ゲームをしないような人にもおすすめできるゲームだと思います。
ということでジャンルごとにおすすめのホラーゲームを紹介してみました。
まとめるとこんな感じです。
アウトラスト
一人称視点の探索型ホラー、ゲーム画面を徹底的に主人公の視界にすることで高い没入感と恐怖感を実現している
夜廻
かわいらしいアニメ絵からは想像もつかないほどの怖さ。
予想外の恐怖演出が怖すぎで天才すぎ。
ドキドキ文芸部
世界中が恐怖した段々おかしくなるノベルゲーム。
ホラー演出と作り込みが凄まじい
サイコブレイク2
TPSとしてもホラーとしても完成度が高く突如現れる敵には毎回驚かされる。
キャサリン
サイコホラーなストーリーはもちろん、パズルゲームの完成度も高い傑作。
ホラーゲームが好きじゃない人も好きなジャンルなら楽しめるかもしれません。
それでは今回はこれにて終わりです。
ありがとうございました!