おしりです。
今回はSteamにて配信されているゲームの中で無料かつ日本語に対応、もしくは日本語パッチが有りPCのスペックが高くなくても楽しめるゲームを5つ紹介したいと思います。
今回はネタバレを最小限に抑えて紹介させていただくのと当ブログにてこれまでレビュー記事を書いてきたものがほとんどですので一言で言うと「総集編」です。
もし興味が湧いた作品があれば実際にプレイするか個別のページへ移動していただければと思います。
目次
ナルキッソス1、2
最初に紹介するのはナルキッソス、選択肢も分岐もない完全に一本道のノベルゲームです。
ナルキッソス1の内容は病気により余命わずかとなった主人公と病院で出会うセツミとの逃避行を描いた悲しい物語です。
主人公は元々健康だった大学生ですがある日突然病に犯され余命わずかな終末期患者となります。
病のせいで入院することになるんですがその病院はホスピスという患者の治療ではなく心身のケアを目的とした病棟でした。
そこで主人公はセツミという自分と同じ”死を待つだけの女性”と知り合い徐々にコミュニケーションをとっていくこととなります。
そんな日々の中セツミから教えてもらったホスピスのルールは以下の通り
① 3回目の仮退院が最後。
② 逃げたい時はA駅ではなくB駅にに向かえ。
何も食べるな。それが最も近道・・・
③家族にとっても一番負担が少なくて済む
3つとも死を連想させるあまり聞きたくないルール・・・
このルールが頭から離れない主人公は見舞いにきた父親の車の鍵を盗みセツミと一緒に病院を抜け出し逃避行を試みます。
行く当てもなく病院を飛び出した主人公とセツミが逃避行の果てに何を思い何を感じ自分の人生にどんな答えを見出すかがものすごくリアルに描かれています。
全体的に陰鬱で好みが分かれる内容ですが他に類を見ない内容なので気になる方は是非。
そしてナルキッソス1より7年前のお話がこちらのナルキッソス2。
ナルキッソス1では主人公とセツミが主要人物だったのに対し2では1の主人公と同じく突然終末期患者となった姫子という女性とセツミの物語となっています。
内容としては大体1と似ていますがこちらでは1でのセツミの行動や発言の意味を補完する場面や終末期患者となったことで変化していく人間関係など、リアルな闘病生活が描かれます。
こちらも最終的には1と同じように逃避行を決行し1でのセツミの行動をより深く知ることができる内容となっています。
1をクリアしたのであれば是非とも2もクリアしてほしい。
ちなみにSteamでは1つのゲームでナルキッソス1、2が遊べるようになっているので2つで1セットといっても過言ではない。
ヘルテイカー
次の紹介するのは倉庫番+悪魔っ娘を口説くアクションADVヘルテイカー。
主人公はある日突然地獄の悪魔を口説いてハーレムを作ることを決心します。
そのためなら何度地獄の業火に焼かれようとも構わない、そんな覚悟を持って地獄へ乗り込みます。
そして可愛らしい絵柄で登場する悪魔っ娘とのナンパイベント、選択肢を間違えると容赦なく殺されます。
死因はさまざまで普通に殺されることもあれば悪魔っ娘が可愛すぎて心臓が停止してしまうこともありノリとギャグセンスが最高です。
ゲーム性はいわゆる倉庫番、パズルゲームです。
規定回数内に各ステージのギミックを解きゴールを目指すというもの。
難易度は非常に高く1回でも間違った行動を取れば詰みです。
ラスボス戦だけはパズルゲームではなく完全なアクションゲームで死にゲーといっても過言ではないくらいに難しいです。
とはいえ本作の素晴らしいところは攻略に失敗した場合主人公が地獄の業火に焼かれ骨だけになり自動的にすぐにリトライ、更にどうしてもクリアできない人のために全てのステージをスキップできるようになっています。
ゲーム性以外にもBGMやUIなど細かな部分も作り込まれている無料とは思えないクオリティとなっています。
無料ですしクリアできないなんてことはないのでこのゲームにほんの少しだけでも興味が湧いた人は是非とも体験してみてほしい。
遊戯王マスターデュエル
3つ目に紹介するゲームは言わずと知れたカードゲーム界の王、遊戯王マスターデュエル!
今回紹介するゲームの中で唯一のオンライン対戦実装のエンドコンテンツ、クリアという概念のないゲームです。
遊戯王OCGというカードゲームの詳細については省きますが今回遊戯王OCGはマスターデュエルという形でDCG(デジタルカードゲーム)化されました。
そのおかげで難解なルール、カードを集める手間やお金といったカードゲームの欠点をある程度補うことに成功していて遊戯王を始めるためのハードルが低くなっています。
マスターデュエルは無課金でもそこそこ楽しめる所がポイントで始めてしばらくはパックを買うためのジェムが手に入りやすくよっぽど高額なデッキでない限りすぐ作れます。(もちろん限度はありますが)
チュートリアルやカード検索機能といった初心者に優しい機能も搭載されているので復帰勢にもおすすめです。
ちなみにスマホ版もリリースされていて快適に遊べますが電池の消費が激しいので面倒でなければSteam版の方が快適です。
ドキドキ文芸部
4番目に紹介するのは当ブログで何度も何度もレビューさせていただいたドキドキ文芸部/Doki Doki Literature Club!(以下DDLC)。
一見何の変哲もない恋愛アドベンチャーゲームに見えますが途中から作品の雰囲気がガラッと変わり最終的にはかなりホラーな展開に・・・・
こんな感じの序盤が(セリフは気にするな)
こうなります
ただホラーゲームになるだけでなくラストは世界中のプレイヤーが想像もしなかった衝撃的な展開を迎えるのでゲームが好きならプレイして絶対に後悔はしないと思います。
今回はSteamのおすすめということなので近年CS機にて発売されたドキドキ文芸部Plusとの差別化点を挙げるとするならば元々PC向けのゲームとして制作されているのでPCの方が演出を楽しめるという点とMODの存在ですね。
やはり世界中で人気の作品なので数多くのMODが配信されています。
ぼくも日本語でプレイ可能なものはある程度プレイしましたが中には公式スピンオフと言われても疑わないほどに完成度の高いMODもあります。
これは公式の方に対して申し訳なくて失礼な感想ですが正直ドキドキ文芸部Plusの追加ストーリーよりもMODの方が面白かったです。
MODレビューはこちらから
Carpe Diem
最後に紹介するのはCarpe Diem(カルペ ディエム)というノベルゲームです。
本作はゲームが始まると何の説明もなくアイという女の子とのデートが始まりのほほんとした会話を楽しむことができます。
その内容は特になんの変哲もない社会人のカップルでまあ、、、なんというか、退屈です。
ですがラストは意外な結末を迎えます。
この結末が本作最大の特徴であり唯一の面白い所。
良くも悪くもラストのオチに全振りしているゲームです
前述した4作品と比べるとおすすめ度合いは低いですが5分前後で終わる内容なのでおまけとして紹介させていただきました。
Carpe Diemとは「今を楽しめ」という意味だそうです。
このゲームをクリアしタイトルの意味を知ったみなさんはどんな感想を抱くのか興味があります。
ぼくの感想は「なんか矛盾しとんなぁ〜」です。
以上がSteamにて無料で遊べるおすすめゲーム5選です!
遊戯王とドキドキ文芸部はあまりにも有名なので知っている人も多いとは思いますがヘルテイカーとナルキッソスはさくっと遊べて出来が良いのでもっと広まってほしいです。