おしりです。
今回はCLOCKUPより発売された女子学生姦禁屈従ADV
夏ノ鎖を完走したのでその感想などを喋っていきたいと思います
多少のネタバレと過激な表現を含みますのであらかじめご了承くださいませ
目次
あらすじ
本作の舞台はそのタイトル通り夏休みが始まる直前の田舎です
高校生の主人公晋二（しんじ）は両親と兄と自分の四人暮らしの家に居心地の悪さを感じる卑屈な男
その鬱屈とした気持ちに理由があれば解消する方法も思いついたのかもしれませんが主人公の元々の性格なのかなんとなく気持ち悪さを感じながら日常を過ごしています。
そういった理由からお堅い性格の父や兄がいない祖父の家で過ごすことが多いようで
年齢の割に新しいものが好きな祖父の浪費癖によって貯まっているア○ルトグッズや家に用意された地下シェルターのことも詳しく知っています
そんな家庭の主人公は長期間に渡り準備してきたある計画を実行に移すようです…
傲慢なほどに卑屈な主人公目線で進む姦禁生活
てなわけで練りに練ってきた最低最悪な計画
それは女の子を監禁し奴隷にすること
晋二は台風の日にバスから降りてくる美月（みつき）という女子学生を尾行し、しばらく戸惑いながらも
注射を打ち動けなくして誘拐してしまいます
美月を祖父の地下室に監禁しとてもハードなことをするのが主な内容です。
監禁生活では美月を屈服させるためにあらゆるハードプレイを強要して心と体に傷跡を残します。
CLOCKUP新作の鏖呪ノ嶼でキャラデザ以外の大部分を担当されているのりざね先生の美麗な絵柄からは想像しにくいですが
晋二による陵辱蹂躙尊厳破壊は非常にハードです
ジャンル的には腕や足がちぎれるといったわかりやすいゴア表現ではなく
食事を与えられず腕が痩せ細っていく
スタンガンによる感電
汚食事など割と想像しやすい苦痛が多いように感じましたね。
その辺りは脚本が同じだからかeuphoriaを彷彿とさせるような汚ったねえ内容でした
そういう絵的にまずいのを載せると激重ペナルティをくらいそうなので絵的に幾分マシな中盤のエンディングをざっくりみていきましょうか
美月を蹂躙し続ける晋二は美月の経過をノートに記録しています
その内容は日記に近いもので美月が奴隷のように振る舞うようになれば拘束を外しある程度の自由を許してやっても良い
そんな感じのことが数ページにわたって書かれていました
そのノートは鎖に繋がれている美月にも読めるような場所に置かれていて晋二のいない間に美月はそのノートを読んでいます
そんなある日に美月の拘束が解かれ晋二が別の部屋へ離れた隙に
脱走します
美月はトンネルを走り続けて出口を探し運良く男の声が聞こえました
その声は晋二ではなく中年男性で光が差し込んでいることからようやく出口に辿り着いたのだと確信する美月ですが
そこにいたのは晋二でした
晋二は美月の心を折るためにわざとノートを見える位置に置いて読ませ「もしかしたらここから逃げられるかもしれない」
そんな希望を抱かせてから脱走させたのです
わざわざ録音しておいた男の声を聞かせ助かったのだとぬか喜びさせたわけですが性格悪いなんてもんじゃないですよね？
こうして計画通り卑劣で最低な作戦は成功し美月は再び監禁されます
脱走したことへの罰としてスタンガンの刑に処されるわけですが攻め続ける選択肢を選ぶと
美月は命を落とします
これを見た晋二はここでようやく犯した罪の重さを実感し動揺します
こんなことをしてしまう割に小心者の晋二はこの殺人が知れ渡ることで自分の人生が狂ってしまうことを恐れて
首を吊りました
これが最初のバッドエンドの内容ですね
私はこれをみて晋二のきもさと小物さに対して心底イラつきました
最後に言われてますが美月をヤッた後に”逃げの首吊り”を決行したのも気に入らないです
美月を監禁して拷問蹂躙する癖に自分がピンチになったら首吊って逃げる
最高にダサくてきもい卑劣主人公だと思います
このエンディングはこれで終わりですが私は首吊りに失敗して下半身付随になって美月にしたことがばれてしまい死ぬこともできず苦しみ続けてほしいと思いましたね。
これら以外にもド陰キャ高校生らしいといえばそうなのかもしれませんが晋二は超卑屈です
さよならを教えてのこよりちゃん的な言い方をすると晋二のその卑屈さは傲慢です。
完全に狂ってるのなら「そういうやべえやつだからしゃあないかぁ」
と思えたのかもしれませんが中途半端に自分の行動にビビるのでやっぱりダサいですね。
基本的に晋二のモノローグで物語は進むのでこいつの考えていることや趣味思考回路はプレイヤー目線だと丸裸なわけです
それゆえにいかにこいつが被害妄想狂で謎に全能感を覚えているのかがわかりやすく描かれています
簡潔にいうと公式サイトのキャラ紹介のここに書いてある通りなのですが
実際にプレイしてみると思ったよりヤバかった！
そんな印象です。
印象がガラリと変わるラスト
一応言っておくと私はただただ女の子が酷い目に遭ってひたすら鬱展開が続いて終わり
みたいなゲームは求めてません！
なのでFANさんのレビュー欄を見て監禁陵辱以外にもそれなりに何か面白い要素があるのではないか？
評価が真っ二つに分かれてるけど満足度は高いのではないか？
まあeuphoriaの浅生さんだから楽しめるでしょ？
と予想して買ったわけですが結論としては大満足です。
というのもこんなに美月にむちゃするわけですが読後感が胸糞悪くないんですよね
その理由はエンディングにあります。
いくつか種類があるわけですが私が特に印象に残っているのは美月が解放されるエンディングとトゥルーの2つですね。
4時間で終わるボリュームなのでネタバレは控えますが私的にはかなり良かったです。
解放エンドではあの監禁生活を経て美月と晋二がどうなったのか
10数年以上後の出来事が描かれます
このエンディングで本作の印象がガラリと変わりました。
最初のバッドエンドで主人公は首吊りに失敗して苦しんで逝ってほしいと思ったし
その傲慢なほどに卑屈で被害妄想狂なのも滑稽な光景でしかなくこのエンディングまでの3時間モヤモヤしながら読んでたわけですが
私の言いたいことをよくわかってるじゃないか！
そう思わせてくれるほどに満足のいく内容でした。
続いてトゥルーですがこちらは平和なものです
解放エンドとは違った形で数年後を描き男性女性共に共感できる人も多そうな内容です。
もちろんトゥルーなので一番最後に辿り着くことになりタイトル画面が変化するわけです
なのであれほどのエグい内容だったのに最後は主人公に少しだけ共感したり気持ちが晴れるようなそんな爽やか気味の読後感を味わえました
少しずるいですね。
総評
あとは細かいところと少しだけ感想を話して終わりにしましょう。
主な内容は監禁モノでボリュームは完全制覇まで4時間、全体の７割ほどは見ての通りハードなもの
しかしながらそれだけで終わらずビターエンドとしては完成度の高いラストが用意されています
どうしても言いたいことはこのあたりですね。
あとはガイドラインによりスクショしか使えないので伝わりにくいと思うんですがBGMや効果音にはかなり力を入れているように思えました
ゲームを起動してタイトル画面が表示されるわけですがここのBGMかなり怖いです
だんだん音が壊れていくようなそんなBGMでした
本編では夏らしくセミの鳴き声が聞こえたり台風のシーンでは雨音が鳴り響いてたりします
先ほどエンディングが良いと言いましたがその理由の一つは主題歌が流れるからですね
他のエンディングではボーカル無しですが解放エンドでは星鹿りえ様のRAINY DAYが流れます
力を入れているエンディングにはボーカルあり
なんて定番ではありますがやはり良いですよね。
ちなみにトゥルーエンド後のタイトル画面でもBGMは変わります
次にビジュアル面ですが昨今のADVと比べて画面に立ち絵が表示されることが少ないです
これは登場人物が非常に少ないことも関係しているかと思われます。
それに加えて晋二の独り言が大半なのでその辺りは好みが分かれるかもしれませんね。
これはたぶん共感してくれる人が僅かしかいないであろう私の感想ですが
舞台が夏であり登場人物が主人公と女の子の二人
ゲーム的にも主人公目線で話が進み目的がはっきりとせずじわじわ破滅に向かっていくわけです
そのあたりはナルキッソスに似てる部分が多いと感じました
でもむちゃしまくるので夏ノ鎖は「ラスト以外汚いナルキッソス」みたいなものです。
ナルキ以外だと主人公目線で犯罪行為を繰り返し半分ほどが主人公の独り言であるところはcarnivalっぽくもあると思います。
主人公がやばすぎてマジで目も当てられないわけですがそれでも男性の方なら少しだけ主人公に共感できる部分はあるかもしれません
それにそういったところ含めてラストのエンディングを読み終えた後の満足度は高いです
セール時に1000円前後その割にビジュアルBGM物語の完成度は高いです。
私は価格と完成度が釣り合っていないとさえ思います
それだけ満足度が高かったです。
正直にいうとこのゲームのメインどころである監禁陵辱プレイは全く楽しめませんでしたが
完走後は主人公の卑屈さ含めて良いゲームだったと断言できますね。
主人公のモノローグだらけなので人によって大きく感想が変わると思います
実際FANさんのレビュー欄でも評価割れてますしね。
なので価格とボリュームの無さからお手軽と言えなくもないので男女問わず実際にプレイしていただきたい。
そのために割と重要な美月について触れず主人公がなぜ美月を襲ったのかなど重要な部分はノータッチでこの動画を作ったのだよ！
では今回はこれにて終わりです
読破ありがとうございました！