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3分でクリアできる女の子を見守るホラーゲーム「絶対に幽霊なんて出ないおるすばん」のレビュー!




おしりです。

今回はSteamにて100円というお手頃な価格で販売されているホラーゲーム「絶対に幽霊なんて出ないおるすばん/No Ghost in Stay Home」をクリアしたのでその解説感想を書いていきま〜す!

一昔前のブラウザゲームのような内容

本作はアナという女の子が5時から8時の3時間お留守番をする様子をプレイヤーが監視カメラのような視点で眺めるというものです。

この固定イラストの中にはクリックできる箇所が複数ありクリックすることでアナを怖がらせたりその後の展開を分岐させることができます。

1秒ごとにゲーム内では1分が過ぎこちらの3分間、ゲーム内の3時間を何度も周回し全部で17種類用意されているエンディングを見ることが目標となります。

本編が始まってからはアナを見守るもよし、怖がらせるために部屋内をクリックしまくっても良し!

プレイヤーがクリックによって起こす事象によりエンディングのフラグが立ちそれに応じたエンディングへと分岐します。

窓や引き出し、テレビといった物から時間が表示されている時計までクリックできます。

これらは時と場合によってクリックした時の反応が変わり時計をクリックし続けた場合は段々ひび割れていき最終的には驚くような出来事が起きますし画面左に座っているピエロのぬいぐるみはクリックし続けるとこちらを向いたりと予想外な出来事が起こるので面白い。

ゲーム内で3時間が経つとプレイヤーの行動によって立てられたフラグによりなんらかのエンディングを迎えます。

その後はタイトル画面に戻り再び3時間のお留守番へ。

前回とは違う展開になるようクリックで物語を分岐させます。

考察要素の多いマルチエンディング

タイトル画面と本編が始まる前のわずかな間とエンディングにしかテキストは表示されないので作中で起こる出来事やエンディングの内容はプレイヤーの考察で補完しなければなりません。

せっかくなので一例を紹介。

ネタバレ注意ですぞ!

本編では宅配便が来るんですがこの荷物は繭、植物、人が閉じ込められた檻の3種類があります。

どれも異質な雰囲気を醸し出していますが中でも檻はインパクトが強く謎が多いです。

この檻に閉じ込められた人にはアナの部屋にある注射器を打ったり鍵を開けて檻から解放することもできます。

注射を打った場合は檻の中の人間が人狼へと変身してしまい注射器を打たずに放置するとこのようにゾンビになってしまいます。

更に檻の鍵を開けて家の外へ逃しているかどうかでエンディングが分岐するんですがゾンビと人狼の関連性が謎。

この檻ルートのエンディングの1つに「巨大な陰謀」という本当に怖いのは生きた悪というセリフで締めくくる意味深なラストが存在するのでこの檻の中の人が人体実験の被験者であることは間違いないですね。

放っておくとゾンビになってしまう要因は謎の組織によるものとして注射をすると人狼化する所に少し疑問を感じました。

アナの家に注射器が置いてあることも意味深ですがこれを打つと人狼になることからアナの家族も人体実験に何か関係があるのかもしれません。

これらに答えは存在しませんが各種エンディングは謎が多いです。

とはいえ17種類あるエンディングのうち全てが難解というわけではなくアナが3時間お留守番をしてお母さんが帰ってきてハッピーエンドといった内容も存在します。

ホラーゲームとしては拍子抜けですが女の子が笑顔で幕を閉じるのに気分を悪くする人はいないでしょう。

 

一応真エンド的なエンディングも用意されていますがこちらが1番わけがわからない内容、悪魔が召喚されアナのしもべとなるのですが何か元ネタがあるのかな?

なんでバナナもってるの?

わかりにくいヒントと退屈になるところが難点

まあ一応レビュー記事なんでね、悪いところも書いていきましょうかね。

 

前述した通り本作は1周3分の本編を何度も繰り返すことでエンディングを制覇することが目的です。

ですがこれだけ種類があると最低周回回数である17回で全エンド制覇はほぼ不可能、よってほとんどの人は30周ほどするのですが

まあ飽きるよね。

やっぱり固定イラストしかない上に序盤の展開が大体同じだと普通に飽きます。

しかもゲームが進行する条件は時間経過なのでどれだけクリックしても1周はきっちり3分かかります。

ゲームの都合上、仕方のないことではありますがやはりストレスに感じましたね。

 

それと1周ごとにコインを獲得することができ、これを使うことでまだ辿り着いていないエンディングへのヒントを見ることができるのですがこれが分かりにくい。

ヒント購入後はこのように絵柄で各エンディングへの分岐条件が表示されるのですがぼくの感想としては「コレを見てどうしろと!?」

それっぽいことをしても既に観たエンディングを迎えてしまった場合はやるせない気持ちになりますしせっかく日本語に対応しているのだからそこはもう少し詳しいヒントがあっても良かったのではないかと思いました。

総評するとそこそこ

絶対に幽霊なんて出ないおるすばんの内容とぼくの感想はこんな感じです。

 

良くも悪くも昔のブラウザゲームのような内容ではありますが令和の今だからこそこういう雰囲気のゲームをやってみるのもわるくないですよ。

 

不満点も多少はありますが可愛らしい絵柄とは裏腹に闇が深そうなストーリーや予想外な展開への発展をテキスト無しで描く所は独特で面白いです。

100円のゲームなのでボリュームもコンパクトではありますが全体的に見ると良ゲーだと思います。

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