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怖すぎるアニメ絵ホラーゲーム【夜廻三】をネタバレなしでレビューします。




今回は日本一ソフトウェアの人気シリーズの最新作

夜廻三 | 日本一ソフトウェア

夜廻三

をクリアしたのでそのレビューとなります。

では早速本題へ。

 

夜廻シリーズとは?

まず初めに夜廻シリーズとはどう言ったゲームなのかを簡潔に書いていきます。

夜廻シリーズは日本一ソフトウェアより発売された2Dの可愛らしいアニメ絵からは想像もつかないほど怖い探索アクションゲームです。

シリーズ共通の特徴として舞台は主人公が住む街の周辺で夜に行動することです。

このおっさんちょっと可愛い

 

初代夜廻でははいなくなったお姉ちゃんを探すために、前作の深夜廻では友達を探すために深夜の街を探索します。

ですがその夜の街はおばけが蔓延る危険な街でこれらに触れると即死。

とても幼女に厳しいゲームなのです。

 

そんな街で探している人を見つけるためにいろんな場所でおばけと出会ってしまうのがシリーズの醍醐味です。

本作含めストーリーは和風ホラー特有の山の神や呪い、祟りといった伝奇ホラーです。

作中では全ての謎を明かさずあえて考察の余地を残しているのも面白いところ。

過去作との相違点

シリーズ最新作の”夜廻三”は基本的な部分こそ過去作と同じで田舎の街を深夜徘徊するというもの。

 

ですが同じような内容で3作目ともなると多少無くなったり新しく搭載されたシステムもあります。

1 隠れることができなくなった

夜廻」の基本的な流れが明らかに。主人公が見つける「拾い物」や,夜道で出会ってしまう恐ろしい「お化け」の情報も公開

過去作ではおばけと遭遇した際に身を守るため看板や茂みに隠れてやり過ごすステルスアクションな部分がありましたが本作でそのシステムは廃止されました。

隠れている間は無敵なのでどんなやばそうなおばけと遭遇しても近くに茂みや看板があればどうにかなりました。

こう見えておばけはふれることのできない絶対不可侵の聖域なのです。

ですが本作はそういった逃げ道が無いのでおばけと遭遇した場合はスタミナが許す限り走るか相手の動きをよく見て逃げるしか無いです。

2 目を閉じることが可能になった

先ほどのステルスの代わりなのかZR、ZL同時長押し(Switch)で目を閉じることができるようになりました。

これで特定のおばけに襲われなくなったり見えないおばけを感知することが可能です。

 

ストーリーの重要な場面でこのアクションを使うことになるのでゲーム性よりかはストーリーのために用意されたと言えるでしょう。

3 キャラメイクが可能になった

今回は主人公の見た目を変えることができます。

それほど種類は多く無いですが自分のお部屋で髪型や持ち物を変更できます。

4 ストーリーの攻略が自由になった

過去作ではメインストーリーは一本道で最後に分岐があるだけですが今回は最初と最後以外はある程度自由に攻略できます。

街の至る所でアイテムを集めていくのですが街を歩いていて手がかりが見つかれば家で記憶を思い出しそのエリアを攻略開始できます。

街の探索が本作の主な内容なので適当に街を歩いていてメインストーリーの手がかりが見つかるのは面白いですね。

 

とまあこんな感じです。

目立った部分はこれくらいですね。

4つほど具体例を挙げてみましたが正直1以外の部分はシリーズ全体で見ると些細な変化です。

過去作プレイ済みの人だと「あ〜いつもの夜廻だわ〜」ってなると思います。

実際ぼくはそうなりましたし。

 

失った記憶を取り戻すストーリー

これまでのシリーズと同様深夜徘徊をするのですが今回の主人公の目的は「呪いを解く方法を見つけるために自身の記憶を取り戻す」ことです。

ゲーム開始からすぐに謎の森へ迷い込みそこで主人公は呪われてしまいます。

そこで出会った謎のおねえちゃんから「呪いを解く方法をきみは知っている」

そう言われます。

 

ですが主人公は呪いを解く方法なんて記憶にありません。

なので呪い殺されるタイムリミットの明け方までに街のどこかに落ちている鉛筆や貝殻を拾い集めそれをきっかけに記憶を取り戻すのが主な目的です。

その道中では何度もおばけに襲われますがこの辺りは過去作と同じような流れですね。

ちなみに街で起こるおばけとの出来事はメインストーリーとは別の独立したお話しになります。

これが前半部分。

そんでもって後半部分は記憶を取り戻した主人公が呪いを解くまで。

 

前半とは違いここからは本作のメインストーリーの核心に迫る内容なので詳しいことは書きませんが。

この辺りも過去作と同じく序盤から伏線やヒントが張り巡らされていて面白い魅せ方をしてくれます。

 

なので過去作のストーリーを楽しめた人にはかなりおすすめできます。

音を活かした演出が怖さを加速させている

夜廻シリーズはおばけと遭遇すると主人公の心拍数が上がりドクンドクンと大きな音が聞こえます。

さらに、ゲーム内でBGMはほとんど流れず足音やおばけの呻き声で恐怖を演出しています。

 

それらは本作でも引き継がれておりこれまでと同じく深夜徘徊の恐ろしさを凄まじい没入感と共に味わわせてくれます。

前述した「目を閉じる」というアクションがより一層音の重要性を増していて目を閉じている間はおばけの気配と音で身の危険を察知しなければなりません。

過去作の隠れるという行動に酷似していますが今回は無敵では無いのでこのように時と場合によっては非常に危険です。

 

なにかが迫ってきているけど目を閉じなければいけない、心臓の鼓動も相まって本作ならではの恐怖演出となっています。

不満点

ではレビュー記事なので少し不満に思った点も書いていきましょうかね。

あくまでぼくの意見なので参考程度に

1 良くも悪くも大きな変化のない夜廻

これに関しては本当に良くも悪くもといった部分なんですが先ほどの過去作との相違点を見てわかる通りグラフィック、ゲーム性の大部分は過去作とほとんど同じ変わり映えのない作品となっています。

よく言えば夜廻らしいアニメホラー演出、悪く言えばこれまでと同じ雰囲気。

幸い過去作との繋がりは無に等しいので夜廻シリーズ初挑戦という人にはおすすめできますが大きな変化が無くシリーズ3作品目ともなるとマンネリ化を感じてしまいますね。

 

例えばの話ですが深夜徘徊の舞台が田舎ではなく都会だったらそれだけで過去作と大きく違う差別化点になります。

ストーリーの内容が和風なので都会とは相性が悪いですが夜の学校や神社、商店街は過去作でもメインストーリー攻略に組み込まれていたエリアでもあるので新鮮さに欠けるように思えました。

総評 いつも通りの面白さ

 

総合的に見るといつもの夜廻ですね。

元々夜廻シリーズはかなり好きなのでゲーム性やストーリーについては特に不満はありません。

 

これまで通りアニメ絵ならではのホラー演出で怖いところはしっかり怖く作り込まれてますしストーリーの内容もそこそこ。

ただ、過去作をやっていることが原因で少し飽きてしまっている自分がいることも事実。

 

次回作は東京で深夜徘徊しよう!

誰もいなくなった深夜の東京をこの絵柄で見てみたいです!

 

では今回はこれにて終わります。

ありがとうございました〜

 

 

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