この画面を見て懐かしいと思った人はもうおじさんです。
てことで今回はニンテンドーより発売された携帯ゲーム機
ゲームボーイアドバンス(以下GBA)時代に幅を利かせていたシリーズを3つ紹介しましょう!
GBAといえば実はSwitchオンラインでちょいちょい人気タイトルが追加されていってるので今の段階では「ふ〜んこの辺が人気なんだ〜」程度の昔話にしかなりませんが今後こいつらが配信される可能性も0じゃないので懐かしむついでに見ていってくださいな。
目次
ロックマンエグゼ
ロックマンエグゼアドバンスドコレクション4/14発売!
あの不朽の名作ロックマンエグゼシリーズがSwitch /PS4/Steamで蘇る!
実はこの記事を作ろうと思ったのはこの朗報をみたからです。
てなわけでGBAの神ゲーシリーズロックマンエグゼについて魅力を紹介しましょう。
舞台はネットが高度に発展した近未来
ロックマンエグゼの世界はネットワークがめっちゃ発達した近未来な世界が舞台で作中では家電やら仕事やらとにかくなんにでもプログラムが付属して便利になっています。
人類はPET(ペット)っていう携帯端末に人格を持ったプログラム「ネットナビ」でコンビを組んで楽しい日々を送る様子が描かれます。
それと同時に便利な世の中になったことを利用して犯罪組織が蔓延る世の中でもあります。
てことで主人公の光熱斗(ひかり ねっと)とそのネットナビ“ロックマン”は世界の命運をかけた事件に立ち向かっていくのが主な内容です。
ロックマンエグゼの初出は2001年と20年以上も前の作品で当時のパソコンなんてブラウン管テレビみたいなWindows95 XPが現役だったわけです。
そんな時代にこの舞台設定はかなり先取りしてる感が強かったわけですが令和なら割と日常がそんな感じでネットナビはAIに似たような存在なので結構すんなり受け入れられると思います。
ゲーム性は令和でも通用するデッキ構築アクション
肝心のゲーム性ですがこれが本当によくできたもので一言で言うとデッキ構築アクションですね。
戦闘は縦3✖️6マスのエリアでバトルチップを使いながら相手のHPを0にするというもの。
画面上のゲージが満タンになるとあらかじめ用意しておいたフォルダからランダムにチップが現れ使うチップを選び次のターンへ。
この繰り返しで戦闘は進んでいきます。
大部分はアクションですがフォルダの作成はカードゲームのデッキ構築に似たものとなっていて
コードの違うチップは同じターンに使えない
チップには攻撃だけでなく回復やダメージアップもある
特定の組み合わせでPA(プログラムアドバンス)という強力なチップへ変化させられる
などなど、今回は詳細を省きますがこういった条件を考えながら構築して戦闘へ。
そして実際に使ってみた感じ「なんかちがうな〜」「このコンボ強すぎん?」「このPAぶっ壊れじゃね?」
といった感じに新しい発見と共に強くなるのが最高に面白いです。
それに加えてナビカスタマイザーというパズル的なモードでロックマンの基礎能力を強化したり
ナンバリングによってはストーリーの進行と共に手に入れた強大な力で戦闘中パワーアップしたりと
慣れてきた頃に新しい機能がアンロックされて面白さが全く衰えません。
ざっくり説明させてもらいましたがプレイしてみると難しくなく、かといって理解したら奥が深く飽きないゲーム性で私は20年以上もの間、類似するゲーム性でロックマンエグゼを越えられたゲームは現れなかったと思っています。
つまり!
令和でも通用する面白さと完成度ということです!
やり込みと作り込みが半端じゃない
3をしっかりやり込んだ方ならピンとくると思うんですがこのロックマンエグゼシリーズ
低年齢層向けの割に難易度が鬼です
まあ厳密に言うとラスボス撃破後のボス戦がありえない難易度なのでポケモンで言うバトルフロンティア的なやつですね。
ラスボス撃破後の鬼畜ボスの例を3で挙げると
HPが高いのに順番に一撃で倒さないとゲームオーバーのナンバーズ
条件を満たさないとほぼ全ての攻撃を反射してくるセレナード
速い硬い火力高すぎのフォルテGX
レンタルフォルダで挑むボス戦タイムアタック
などなど、当時クソガキ小学生だった私はこの難易度にわからされました。
というかセレナード撃破でそこから投げ出しました。
アドバンスドコレクションで快適になって復刻
そんなロックマンエグゼシリーズですが冒頭で話した通りアドバンスドコレクションとして最新ハードで復活です。
私みたいな10年以上前に投げ出した人や時間がない社会人をターゲットにしているのか通常攻撃力100倍や改造カードなど。
難易度を調整できるようになりめっちゃ万人受けするよう改良されています。
私が真っ先に改善されたなと思った点は2つ。
1つ目は斜め移動が楽になったことです。
これもプレイ済みの人ならピンとくると思うんですがGBAって十字キーしかないのにエグゼシリーズのマップって全部斜め移動なんですよね。
なので最新ハードになることで地味に苦だった斜め移動が気にならなくなります。
2つ目は難易度緩和。
おそらくそのまんまプレイすれば元々の鬼畜難易度を楽しめるのでしょうがラスボス撃破後も未回収の伏線回収イベントなんかがありますのでその辺りをみておきたい人にとってはありがたいです。
それに加えて昔のゲームあるある「オートセーブとか無いのにゲームオーバーになるとセーブしたところからやり直し」なので数時間が無駄になった時のあの絶望で心が折れることも多少は無くなると思います。(これは憶測ですが)
まだほんの一部しか魅力を語っていませんがゲーム好きなら確実に楽しめるであろう神シリーズなのでほぼ移植ですがめっちゃおすすめします。
パワポケ
主にエグい展開が有名なシリーズ パワプロクンポケット
GBAでは初代から7それに加えてパワポケダッシュの計8作品がプレイ可能です
見ての通り人気野球ゲーム実況パワフルプロ野球の派生作品で
こちらは携帯機でのみ発売されて本家パワプロとは異なり1〜14とダッシュの合計15作品は全て時系列順に繋がってる続編です。
これをみているあなたはご存知かと思いますがパワポケことポケは初代と2が携帯機で遊べるパワプロだったのに対して
3あたりから社会の闇や哲学などの大人向けの要素が盛り込まれていき最終的に異能力や思考実験なんかの話も増えてきます。
悪く言えば3にて暴走が始まりよく言えば本家との差別化ができたシリーズでもあります。
なのでパワプロのような野球をメインとしたぶっとんだ展開よりも
ぶっとんだ展開が多く野球がおまけであることを受け入れられる人にとっては楽しめるのではないかと思います。
今回はGBAに話題を絞っているので軽く8作品の特徴を振り返りましょう
初代
転校した主人公が荒廃した野球部を立て直し甲子園を目指す王道。
プロペラ団という悪の組織的な存在はちょいちょい出てくる
ポケ2
プロ野球編でドリルモグラーズという底辺チームで優勝を目指すという王道
社会人なので社長とその息子を相手に気を遣ったり
行動次第でチームメイトがクビになるという社畜に刺さる場面がある
たぶんシリーズで一番まともな野球ゲーム
ポケ3
主人公が初代と同一人物で過去に命を落としている
ストーリー開始時にはサイボーグとして復活するも自身の生命維持のためバイトに明け暮れる
目的が生き延びることであり野球はその手段
みたいなところがあるのでこの辺から後半のシリーズ特有の雰囲気を醸し出している
ポケ4
高校野球編
転校してきた主人公が野球部を立て直して甲子園を目指すという王道
ではあるがそうなったのも呪われたからであり甲子園出場までに悪魔と遭遇したり
部室が火事になる、彼女攻略では呪われたままになったりとなぜかホラーがメインになっている
ポケ5
プロ野球編でこちらも優勝を目指す。
が、他人であるプロ野球選手と身体が入れ替わってしまい
それが原因で女性を含む交友関係に右往左往させられる
とはいえそれ以外は案外ちゃんとしたプロ野球編
ポケ6
ここでもがっつりポケ独自の路線を魅せてくれます
まず主人公は未来人でタイムスリップにより平成にやってきます。
目的は時間犯罪者を捕まえること。
ドラえもんでいうタイムパトロール的なやつです
そのために工場で社会人として働き野球をしながら犯人を捜索する
後半のシリーズでは島送りにされ100日間カイジみたいな強制労働させられ
エヴァのようにロボを操縦し合成獣を倒すという破天荒な人生を送ったことになっています。
ポケ7
高校野球編でヒーローという謎の助っ人が現れ
次第に野球部は部員がヒーローだらけになり元々いた人間は追い出されていくことに…
そんな感じのぶっ飛んだあらすじですが7はヒーローの存在が若干ホラーであるものの
熱い展開が多く王道です。
ポケダッシュ
こちらも5と同じく身体が入れ替わります
主人公の親父とボールが
てなわけで野球のボールとなってしまった親父を救うために少年野球で活躍する主人公ですがその結末は…
8作品のざっくりとした内容はそんな感じです。
高校野球編→プロ野球編→社会人編の3作品周期となっています。
社会人編はぶっとんだ内容が多いので好みは分かれるかもしれませんね。
基本的なゲーム制覇育成シミュレーションですがナンバリングごとにクリア条件や
システムが違うので未プレイの方は是非ともスマホで調べてやってみてください
私のおすすめは5 6 7です。
ポケモン
最後はポケモンシリーズ
GBAで発売された本編のポケモンは
ルビーサファイア
エメラルド
ファイアレッドリーフグリーン
この5つですね。
でもってエメラルドがルビサファの完全版で
ファイアレッドリーフグリーンが初代リメイクのバージョン違い
おすすめしたいのはエメラルドとファイアレッドリーフグリーンのどちらか一つですね
前述した2シリーズと違ってポケモンはまだ現役なので
「同じポケモンなら最新作の方が良くないっすか?」
という意見もあるかと思います。
それは50理くらいある!
てなわけでわざわざGBA用意してまでやる価値があるかと言われるとそこは好みですね。
なのでポケモンに思い出補正がかかっている人や懐古厨でない人には賛否が分かれるかな?
なので最新作をクリアしたばかりの私が差別化点と共にGBA時代のポケモンの魅力を語りましょう。
エメラルド
エメラルドといえばルビサファ発売から数年後に登場した完全版です。
なのでルビーサファイアではルビーだとグラードンのみ
サファイアだとカイオーガにしか出会えなかったりする
ポケモンお馴染みの「バージョン違いによる出会えるポケモンが限定されちゃう仕様」
が特徴的ですがエメラルドの場合は大盤振る舞い
殿堂入り前にレックウザを捕獲できたり最終的にグラードンとカイオーガ2体を捕獲することも可能です。
しかも悪の組織も両方ストーリーに絡んでくるのでそこもアツイです。
さらにエメラルドにポケモンバトルにボードゲーム的な要素をプラスしたような施設「バトルフロンティア」が実装されていてポケモンガチ勢の人も満足できる完全版にふさわしい完成度です
「ポケモンの完全版」といえばDSのプラチナもあるのであちらと比べると面白さは若干劣りますが
バトルフロンティアの数と面白さはこちらに軍配が上がるかな?といった印象
ファイアレッドリーフグリーン
こちらは初代のリメイク作品でGB⇨GBAになることでグラフィックやシステム面がパワーアップしたカントー地方を冒険できます。
こっちの魅力に関しては
初代のリメイク最高!
この一言に尽きます。
というのも初代ポケモンってほのおのうずみたいな拘束系の技でハメ戦法が成立しそうだったり
追加効果がぶっとんでる技も多数存在するので普通にゲームバランスガバガバだったんですよね。
これに関してはググったらめっちゃ出てくると思いますので気になる人は調べてください。(一周回って面白いです)
そんな初代を数年後にちゃんとしたゲームバランスにしてナナシマという新しいマップとストーリー
金銀ルビサファで登場した一部のポケモンの追加など
面白くなる要素をふんだんに盛り込んで復活してるのでそりゃあ面白いよねっていうリメイク作です
初代ポケモン未プレイの人はそこまで感動しないと思いますが
初代経験者の人なら泣いて喜べるリメイクっぷりです。
懐古厨にはたまらん
ポケモンに関してはそんな感じですね。
あとはGBAなのでポケモンがドット絵で登場します。
これは完全に好みですが今の「3Dよりも昔のドット絵の方が好み」
「初代のBGM最高だわ〜」という懐古厨の人にはたまらんのです