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もはや生き地獄!?3人の人生ハードモード主人公




今回はキャラ解説的な内容です。

そしてテーマは

人生ハードモード系主人公

ということで生まれてから一生を終えるまで常人の1000倍くらい苦労しているであろう主人公をピックアップしてみました。

主人公の人生を解説するので必然的にゲーム内での重要な出来事を書いていきます。

となると当然ネタバレを多く含む内容のなるのであらかじめご了承ください。

ニーアレプリカント

本作ニーアレプリカントは「マモノ」という正体不明の敵が蔓延る世界が舞台で主人公のニーアは病弱な妹ヨナとの二人暮らしです。

ヨナは身体が弱くヨナとニーアはその日を生きるにも精一杯の暮らしです。

 

ニーアからすると病弱な妹を助けられるのは自分だけなのでヨナを守るために同じ村に住む

デポルポポル姉妹から仕事を請け負うなどしてお金を稼ぐのですがゲーム中では語られないハードな設定が売春。

ニーアはヨナの薬代のために街へ赴き自分の身を売ることでお金を稼いでいました。

行為が終わった後の自分の髪を気持ち悪く感じるからこういう髪型にしているそうです。

そんな生々しくも既にハードな人生であるニーアですが白の書という謎の本、マモノ憑きのカイネ、みたものを石化させてしまう少年エミールと出逢います。

そんな感じの少年時代ですがある日ヨナはマモノの王である魔王に攫われてしまいます、

 

最愛の妹のために魔王へ立ち向かうニーアですが魔王は王なだけあって実力差は天と地ほどありました。

ここでニーアは身体を貫かれてしまい重傷を負います。

カイネはエミールに自身を石化させることで敵を閉じ込めますが主人公御一行はこの魔王襲撃の日に完全敗北してしまいます。

それから5年の月日が経ち本格的に魔王からヨナを取り戻す旅が始まります。

5年後のニーアは少年から青年になりイケメン優男主人公としてエミール、カイネ、白の書と4人(というか3人と一冊)パーティを組むのですが

まずエミールが人間の姿を失います

それからカイネの石化を解除して魔王の本拠地を目指すのですが、、

村が一つ吹っ飛びます

5年前よりパワーアップしているはずなのにマモノとの力の差を思い知らされる御一行。

その後もカイネのマモノ化やら仮面の王とのやりとりなど色々あってついに魔王の城に辿り着くのですがそこにはなぜかデボルとポポルがいました。

混乱するニーアですが実はニーアがやろうとしている魔王討伐は人類を滅ぼすことに繋がってしまう危険な行為なんですよね。

デボルとポポルは人類を存続させるために造られたアンドロイドなので

ここでは魔王を討伐したいニーアと人類を存続させたいデボポポ姉妹は戦うことになってしまします。

ニーアにとってはこれまで仲良く暮らしてきた恩人ですがその手で叩き潰すことになります。

この戦いでエミールはデボポポ姉妹と相打ち気味に退場します。

まさかの裏切りで仲間と恩人姉妹を失うニーアでしたがそれでも悲劇は続きます。

次のステージではマモノに苦戦するニーアを助けにきた仮面の王とその仲間たちがマモノと相打ちになり、またしてもニーアは仲間を失ってしまいます。

それから魔王との決戦を終えてニーアはヨナを助け出すことに成功します。

こうしてニーアレプリカントというゲームはエンディングを迎え幕を閉じるのですが

ヨナはこのあと死にます

「人間なんだからそりゃあいつかは死ぬよ」

って思うかもしれませんがそういう意味じゃなくて遠くない未来に死ぬんです。

実はヨナは黒文病という致死率100%の病気を患っていてこれは治せません。

しかもどのエンディングでも共通、つまりヨナは物語が幕を閉じた後、黒文病で命を落とすというマルチバッドエンドの犠牲となったのです。

 

始めて辿り着くエンディングAエンドの場合ニーアとヨナは再開して大団円とまではいかなくとも魔王からヨナを取り戻すという目的は達成できるのですが

このあとニーアはヨナが病で命を落とすところを見届けなければならないと思うとかける言葉もございません。

「一人のために全てを滅ぼす」というキャッチコピー通りヨナのために全てを滅ぼした結果がこれ。

 

ニーアの人生は幼い頃からマモノと闘い妹のために身体を売り、ヨナが攫われてからは魔王討伐のために命をかけて戦うも信じていた人の死と裏切りばかり。

 

そんな重すぎる犠牲を払って取り戻した妹は病に犯され余命わずか。

妹のために戦い続けた優しいお兄ちゃんの人生がこんなことになるとは誰が予想できたでしょうか?

マブラヴ

マブラヴとは、はるか昔2003年にâge(アージュ)より発売されたゲームで進撃の巨人の作者がこのゲームのシナリオに大きな影響を受けていると公言したことから騒がれたりもしました。

マブラヴ本編はこちらの

マブラヴと

マブラヴオルタネイティヴ

この2本で1つの壮大な物語となっていてもっと細かく紐解くと

マブラヴ「マブラヴEXTRA編マブラヴUNLIMITED編」マブラヴオルタネイティブ

こんな感じの3部作となっていて平和な世界で恋愛をするだけのEXTRA編、主人公が突如異世界に転移して人類の敵と戦うべく軍人となるUNLIMITED編、最終章のマブラヴオルタネイティブの3つに分かれています。

まず初めにプレイするEXTRA偏。

主人公白銀 武(しろがね たける)の視点で学生生活を送るアドベンチャーゲームとなっています。

 

このEXTRA偏ですが特になんの変哲もない普通の恋愛アドベンチャーゲームです。

なのでEXTRA偏の武ちゃんはめっちゃモテる平和な日々を過ごします。

うん、まあそれだけです。

お次がマブラヴUNLIMITED編。

こちらはEXTRA編の終盤である10月22日から始まり武ちゃんが目を覚ますとどういうわけか荒廃した世界が広がっていました。

その世界では武ちゃんの通う学校は国連軍横浜基地という施設となっていて

元いた世界で武ちゃんが通う学校の教師として働いていた夕呼先生と接触することになります。

そこで夕呼先生と話し合ったところ、この荒廃した世界はBETAという地球外生命体によって侵略されている真っ最中で

武ちゃんが元いた世界と転移したこの世界はBETAによる侵略を受けているか否かで分岐した「並列世界」であるということ

それと人類の60%はBETAにやられていて絶望的な状況であることが判明します。

武ちゃんは元いた世界に戻る方法、自身がこのBETA世界に転移した理由もわかりません。

 

なので横浜基地にて元いた世界の仲間たちとの演習やまりも先生の指導によってヘタレ高校生から軍人へとランクアップし

人類存亡をかけたBETAとの戦いに身を投じるのですが

人類はBETAに敗北します。

なぜこうなったかというと

人類は戦いに勝利することを諦め存在するかどうかもわからない移住可能な星を探し旅立つことになります。

そこで武ちゃんは地球に残りBETAと戦うのですがその他大勢の人類と仲良く殉職。

ここまでがマブラヴUNLIMITED編、簡単にいうと普通の高校生が絶望的な世界に放り込まれてしまい

それでも精一杯努力した結果なにも成し遂げられなかったということです。

この段階では多くの謎は解明されないまま、元いた世界の仲間で唯一鏡純夏だけがいないのも気がかりです。

そして最終章のマブラヴオルタネイティヴ。

武ちゃんはBETAにやられて逝ってしまったはずですが気がつくとこの世界に転移した日、

10月22日に戻っていました。

しかもUNLIMITED編で得た経験や記憶はそのままで強くてニューゲーム状態で2周目を開始するのです。

2周目の武ちゃんは1週目の記憶を引き継いでいるのでこれから何が起こり人類がどんな結末を迎えるのかを知っています。

 

なのでチートキャラである夕呼先生と2週目の武ちゃんという最強タッグによりBETAを倒すための兵器をいくつか生み出すことに成功します。

それから人類同士のクーデターといった難事件を乗り越え絶望的な世界に希望を見出せていたのですが

BETAの襲撃によってその希望は砕け散ります

ここからが武ちゃん曇らせ展開の連続で私がみてきたゲームの中でもトップクラスの鬱展開の始まりでもあります。

 

初めてのBETAとの戦闘で混乱し情けない姿を晒してしまった武ちゃんはその不甲斐なさにひどく落ち込んでしまいます。

そこに現れるのがまりもちゃん。

「自分の失敗を笑って話せるようになる頃には、

白銀が失ってしまったものも、また見つかっているはずよ」

この言葉は初プレイから4年経った今でもよーく覚えてます。

まりもちゃんのこの言葉のおかげでいつかこの経験を糧にBETAに勝利すると決意し

「ありがとう・・まりもちゃん」

と返事をします。

いつもは鬼教官だったのにこの時だけは優しく接してくれたまりもちゃんに対して馴れ馴れしい返事をしてしまった武は振り向くのを躊躇います。

最初は怒っているのかと勘違いした武ですがいつまで経っても返事をしてくれないので恐る恐る振り返ると、、、

まりもの顔は半分になっていました。

誰がどうみても挫折から立ち直る展開だったのに武ちゃんのメンタルをオーバーキルする展開です。

 

これが原因で武ちゃんは夕呼先生に泣きついて元の世界へ帰らせてもらいます。

武ちゃんの主観時間で数年ぶりの学校、平和な日常そしてまりも先生。

悪夢のようなBETA世界のことは忘れようとする武ちゃんですが武ちゃん曇らせ展開はまだまだこんなもんじゃ終わりません。

後日テレビにて

まりも先生の訃報が報道されます。

直接的な死因はストーカーによるものでしたが夕呼先生の仮説によると

武ちゃんがBETA世界からまりもちゃんの死という因果をもってきてしまったことが原因でこちらのまりも先生も命を落としたとのことです。

その後もBETA世界から無理やりこちらの世界へ戻ってきたことが原因で武ちゃんの周りの人間は武ちゃんの記憶を無くしてしまうという現象が起きます。

それも武を好きでいてくれる人ほどきれいさっぱり忘れるという悪夢。

極め付けは純夏がバスケットゴールの下敷きになるという事故まで起きてしまいます。

これもまりも先生の時と同じく武ちゃんがこちらへ戻ってきた影響なのだとか。

 

地獄から逃げ帰った先もまた地獄だったせいで武ちゃんは夕呼先生に泣きつき今度は

「オレを‥‥死なせてください」と頼み込みます。

ですが死なせてはもらえず夕呼先生は自分の仮説により武ちゃんにわずかな希望を持たせてBETA世界へ戻します。

 

こうして挫折から立ち直った武ちゃんは再びBETA世界にて戦うことになるのですがそこにはBETA世界にて出会うことのなかった純夏と出会います。

実はこの純夏はBETAによって脳髄だけの状態で生かされていた純夏を元に造られた純夏のコピーのような存在でBETAを倒すための兵器です。

武ちゃんはコピーであるとわかっていながらも記憶や外見が最愛の女性と同じである兵器、純夏コピーに情が移ります。

 

そこから最終決戦へと向かうのですが最後の戦いではこれまで一緒に戦ってきた仲間のほとんどがBETAにやられてしまい

武ちゃんは多くの犠牲のもとラスボスを撃破して人類存続に大きく貢献します。

ここで武ちゃんの物語はおしまい。

BETAから人類を救うとまではいきませんでしたが武ちゃんはこの段階でできることは全てやりきっていて

自分が異世界転移した原因も解消していたので元いた世界、EXTRA世界線へ戻りハッピーエンドを迎えます。

 

これがダイジェストマブラヴです。

 

ですがこれはマブラヴ3部作で描写される出来事であり本編以外でも武ちゃんは多くの惨劇を経験しています。

その一例が武ちゃんメロンパンルート。

漫画版のマブラヴではUNLIMITED編のラストである人類滅亡エンドの後、BETAに敗北した武ちゃんは脳髄だけの状態にされ生かされ続けています。

しかもその期間は数千年だそうな・・・

シュタインズゲート

最後は偉大なるアドベンチャーゲーム、シュタインズゲートの主人公 岡部倫太郎(おかべりんたろう)通称オカリン。

 

オカリンは未来ガジェット研究所というサークルのリーダーであり有能すぎるオタク橋田至(はしだいたる)ことダル君

幼なじみの椎名まゆり(しいなまゆり)ことまゆしぃ⭐️とガラクタ同然の発明品を次々と生み出しています。

そんないつもの発明品から偶然生まれたものが「電話レンジ(仮)」。

この電話レンジ(仮)にバナナを入れたところ緑のどろどろのゲル状バナナ、通称ゲルバナになるという意味不明な研究結果を得ることができます。

そこで偶然オカリンが知り合った天才少女、牧瀬紅莉栖(まきせくりす)の協力もありこの電話レンジが時間遡行の可能性を秘めていることが判明し4人は研究をすすめていきます。

その結果できた発明品が自身の記憶のみを過去の自分へ上書きコピーするタイムリープマシン。

すごすぎる発明ですが理論上タイムリープが可能でも失敗した時のリスクを考えこれは使わないことに決めました。

ですが突如オカリン一同の前に現れる腹面を被った集団、この集団によって

まゆりは撃たれます

サークル全滅の危機にオカリンはタイムリープマシンを使用して過去へ跳びます。

時間跳躍は成功しますが過去へ跳んだ際に脳はとてつもない負担がかかります。

過去へ跳んだオカリンはまゆしぃを助けるために紅莉栖と秋葉原を駆け巡るのがシュタゲの主な内容なので最終的にまゆしぃを救うことはできるのですが実はめちゃくちゃ苦しんでいます。

まずシュタインズゲート本編のオカリンですがエンディングまでの共通ルートでまゆしぃが死ぬところを何度も目撃してその度にタイムリープを繰り返しています。

それほど詳しく描写されているわけではありませんがこれが原因で段々と感情が薄れていきループごとにオカリンの脳には情報の洪水が押し寄せています。

続いて各エンディングへの分岐ですがある時は無限にサイクリングを繰り返したり

またある時はオカリンのことを一人以外誰も知らない世界線に移動してしまったりと絵的にはそんなでもないですが容赦無く怖い展開になります。

それ以外にも最終章の合間の出来事で実はこんなことがありました!ってことでシュタインズゲート0が制作され

こちらでもオカリンは苦労します。

 

元は厨二病が抜けない大学生だったのに物語終盤では何度もタイムリープを繰り返した影響で倫理観の欠如、感情の起伏と現実感の消失など

脳への負担だけでなく精神面にも大きな影響がみられます。

それでもまゆしぃのためにループを繰り返したオカリンは勇者という他ありませんね。

 

でもって本編終了後も(映画などで)違う世界線に引っ張られ存在が消えてしまったりニーアと似ていてエンディング後に悲劇が待ち受けているのです。

もっとハードな主人公もいる!?

では今回はこれにて終わりです。

 

結構ハードな人生ではありますがそれでも最終的にオカリンと武ちゃんはハッピーエンドを迎えてるのでマシな方だと考えましょう。

ニーアは、うん・・・

他にも何人か候補があったんですがとりあえずはこの3人、他の候補者はもっとハードな人生を送っているので次回は覚悟しておいてください。

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