今回はバグシステムより発売された
真愛の百合は赤く染まる
略称まなかしをクリアしたのでその評価感想を書いていこうと思います。
一部食欲を無くすほどの過激な表現とネタバレを含みますので予めご了承ください
「死に逝く君、館に芽吹く憎悪」とほぼ同じ製作陣。
本作はバグシステムより発売されたR18ゲームでシナリオはアダルトゲーム界の大御所和泉万夜様 絵はるび様が担当しています。
バグシステムから発売されたゲームでは
死に逝く君、館に芽吹く憎悪ことにくにくがありますがあちらもこの製作陣で同じく鬱グロリョナゲームなので
ほぼ同じ作品です。
百合ゲーとはいっても世界観やテーマは
全く違うものなのであらすじを話していきましょう。
本作は主人公の真奈美(まなみ)がとある理由から転校してきたところから始まります。
新しい学校に不安を抱く真奈美ですが隣の席の女の子愛実(まなみ)は優しく接してくれて二人はあっという間に仲良くなります。
左が主人公の真奈美で右が愛実
この二人の女の子は名前が同じなので主人公の真奈美は主人公とします。
転校初日に学校を案内してもらう主人公ですが
そわそわした主人公に対して愛実はこう言います
「あなた女の子が好きでしょう?」
大正解!
主人公は前の学校で自身が同性愛者であることがバレてしまいそれが原因でいじめられていました
転校した理由は前の学校でいじめられていたからです
ということで主人公はこの学校で主人公は同性愛者であることを隠してうまいこと人間関係を構築する予定でしたが不安だらけだった転校先で優しくしてくれた
才色兼備な愛実に惚れ込んでしまい即バレしてしまうのです。
まあタイトルが真愛の百合ですから驚きませんけどね
こうして前の学校でいじめられる原因だった同性愛者、ということがばれて憂鬱な気分で登校する主人公ですが
愛美は主人公を気遣って同性愛者であることを誰にも言いませんでした
そして愛実の口からは
「私もね・・女の子が好きなの」
す、すごくhな展開です
次第に剥き出しとなる超激重感情
ということですごくhな毎日を送る真奈美と愛実ですが本作のタイトルは
真愛の百合は赤く染まる
赤く染まるのはもちろん
真愛の百合は(血で)赤く染まるという意味です。
転校から1ヶ月ほど経過したところで愛実は
主人公が風邪をひいた時に学校を休んでまで看病に来る
休日にはなぜか自分の家を見張っている
学校で他の女の子と話しているところを見て異常なまでに機嫌を悪くする
などなど主人公に対して「超激重感情」を抱いているかのような発言と行動が多くなっていきます。
さらにhの最中に主人公の身体を噛み出血させてくるので次第に暴力的なヤンデレヒロインであることが明らかになってきます。
そんな愛実のことを主人公は受け入れられるか葛藤する様子が描かれ中盤はちょっと不穏な雰囲気を纏った百合ゲーといった印象
分岐後は地獄だらけ
そんな感じで女の子同士の恋愛を描いた素敵なゲームだったまなかしですが物語中盤で主人公がとある男に襲われます。
ここで複数のエンディングに分岐する選択肢が現れ男から逃げ切るか捕まるか
そのあとどう行動するかでルートが分岐します
でもってその分岐後のストーリーは
赤く染まった地獄だらけです。
ここからが本当に地獄すぎて私がこれまでにプレイしてきたゲームの中でトップクラスにグロテスクです。
その中でも私が特に心に傷を負ったエンディングを2つ簡単に解説。
1つ目はハッピーエンド
ターニングポイントからなんやかんやあって主人公と愛実は2人で幸せな生活を手に入れることができました。
毎日すごくhな日々を送る2人ですが愛実の超激重感情はより一層重量を増して
主人公を愛するあまり全ての世話を自分がしてあげたいと思うようになりました。
そこでおもいついたのが四肢切断
この段階で主人公は愛実の愛を何があっても受け入れる覚悟をしていたのでこの狂い切っている提案を受け入れてしまいます。
こうして愛実は薬と電動ノコギリを使い
主人公の四肢を切断しました
四肢切断された直後のシーンは公式サイトに右上あたりのマスターアップしましたに載っていてクリックするとモザイク外れます。
なぜ全く笑えないシーンをちょっとふざけた感じでトップページに載せたのか小一時間問い詰めたいよ
この段階で上記を逸しすぎているんですがこの後はダルマになった主人公と愛実の幸せな生活が描かれます。
主人公の切断面は縫い合わせてあってかなり生々しく
グロ耐性がつきまくった私でもちょっと心拍数が上がりました。
愛実の食事は切断した主人公の四肢をステーキにしたもので愛する主人公を身体の一部にすることを最高に喜んでいました。
最後はウエディングドレスを着て生涯愛することを誓い幕を閉じます。
本当にマジで想像以上のやべえ内容でしたが間違いなく2人は幸せなのでハッピーエンド扱いです
2つ目のエンディングはバッドエンド
ターニングポイントで男にやられてしまった場合に分岐します。
このルートでは土壇場で愛実が男に反撃して主人公を救出することに成功します。
ですが既に男にやられてしまった後なので
男嫌い女好きの愛実はこの悲劇に嘔吐し正気を失ってしまいます。
まず初めに愛実がとった行動は主人公の身体から汚らわしい異物を取り除くことです。
そのために手を尽くしますがうまくいきません
そこで焦った愛実は
子宮を取り出します
それを洗う愛実でしたがここで愛実の心は完全に壊れます。
風呂場で発狂し子宮を原型がなくなるまで踏み潰し最愛の女性を穢した男を拷問します。
その内容は熱湯を浴びせ続け切り落とすという男性なら誰もが絶句する壮絶なものでした
男を殺し部屋に戻ると主人公は肉塊となっていました。
こうして見敵必殺し続けて1人生き残った愛実は
「今からなら追いつけるかしら」
そう言って飛び降ります。
ものすごいバッドエンドですよね
でもこれで終わりじゃあないんです
全てを失った愛実は飛び降り自殺をしてしまったんですが
失敗したんですよね
植物人間となり眠り続ける愛実ですが最後は主人公が目の前で子宮を落としてしまう
悪夢を見て涙を流し終わります。
ここで本当のエンディングですが
まだ死んでない愛実はこの悪夢の後もまた酷い悪夢を見てしまうんじゃないかと考察させてくれるものすごいバッドエンドです。
他のエンディングもかなりやべえ内容ですが
この2つのエンディングは特に印象に残っています。
前作にくにくもおなじような拷問シーンは多数あったんですがあちらはどんな目に遭っても生き返るという安心感があった分精神的にはそこまでキツくありませんでした
ですがまなかしは四肢を切断した後もそのまま
生活を続けることになるし取り出した臓器をぐちゃぐちゃにしたりと越えてはいけない一線を軽々と越えてもう見えなくなる所まで行ってしまっている感がありました。
ですがバッドエンドについては分岐までに女の子同士の恋愛をちゃんと描写して主人公にとっての人生の最高到達点を更新し続けたあとにあのような地獄の底の底の底まで堕とすのだからバッドエンドとしてはめちゃくちゃ良くできてると思います。
もし私が「メンタルやられるゲームのバッドエンドを教えてください」って言ってこのエンディングを見せられたら文句なしの100点を与えます。
総評
じゃあ総評にいきましょうか
本作を一言で表すならタイトル通り
真愛の百合は赤く染まる
ですね。
一応補足すると真愛の本来の読み方は真愛(まかなし)です
主人公の名前を一文字ずつとって真愛それをまなかしと読ませています。
ルート分岐までは女の子同士の恋愛を描くR18ゲームでこの2人が付き合い始め相思相愛の関係になるまでは運命的でもあり自然でもあるちゃんとした恋愛ゲームに思えました。
それと私はR18ゲームにhなことを求めないんですが(嘘じゃないんよ信じてね)
前半のノーマルhについてはhだなと思いました!すごくh
でもって分岐後の展開はどれも地獄すぎるのでほぼ前作みたいな立ち位置のにくにくをプレイした私でもかなりキツかったです。
どうキツかったのかは先ほどのエンディングの話で大体想像つくと思います。
ですがわざわざアダルトゲームを買ってまでプレイするメリットなんて「こんなんどうあがいてもCS機でできないだろ!」
とツッコミを入れたくなるほどの狂気MAXなシナリオを味わいたいからなので私の想像をはるかに越えた狂気を魅せてくれたことはすごく高く評価させていただきます
心に傷を負ったのは確かですが求めていたもの以上のものを手に入れた気分でもあります。
「これだからアダルトゲームは楽しいんだよ!」と思いました。
でもってにくにくと同じくテンポ良く話が進んでいき飽きることなく全エンディングを制覇できました。
ボリュームが控えめではありますが平日の夜にやり続けて4日くらいで終わりました。
伝えたいことを詰め込みすぎずテンポ良く展開していくのはにくにくと同じくありがたかったです
同じくバグシステムなのでUIも文句の付け所がありません。
このような内容なのでおすすめはできませんがメンタル激強アダルトゲーマーはこのゲームに四肢切断以外のハッピーエンドがあるのかどうか確かめてはいかがかな?
ではこれにて終わりとなります
ご視聴ありがとうございました!