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ノベルアクション「1f y0u're a gh0st ca11 me here!」をレビューします!




おしりです。

今回はハイスピードアクションノベルゲーム「1f y0u're a gh0st ca11 me here!/イフ ユーアー ゴースト コール ミー ヒアー!」をクリアしたのでそのレビューをしていきます!

1f y0u're a gh0st ca11 me here!(以下本作)はフロシキラボ様より制作されたインディーゲームでその内容は画面上に表示される会話の内容を瞬時に判断し正しい選択を取るというものです。

対応プラットフォームは2021年12月の今現在ではPC(steam)のみ、クリアまでの時間はおよそ40分前後でエンディングは全部で3つです。

ゴーストコールセンターの職員として働くことになる主人公ヴァニタス

物語の舞台は死神が幅を利かせている「冥界」。

現世である「下界」とは違ったところにある世界です。

本作は主人公であるヴァニタスが屋敷の主から紹介された職場に到着するところから始まります。

その職場とは下界の幽霊を導く「ゴーストコールセンター」でした。

このゴーストコールセンターでは下界の幽霊と冥界を電話でつなげる最新技術を使うことで困っている幽霊を助けることが目的でヴァニタスと上司のアルスは早速仕事に取り掛かります。

幽霊からの電話の内容は除霊されそうになっている、下界から冥界までの道のりがわからない、ケガで動けないの3パターンでプレイヤーは相手の話の内容から相手の幽霊が何を求めているかを瞬時に判断し適切な機関へつなげることになります。

ヴァニタスは今までの屋敷で働くだけの人生に疑問を覚えていたため新しい自分の居場所を見つけるためにゴーストコールセンターで働くことを決意します。

複数のテキストを同時に読むという特徴的なゲーム性

ハイスピードノベルアクションというだけあっていざゲームが始まるとかなり忙しいです。

電話相手である幽霊の要望通りに対応するアイコンをクリックするだけですがきちんとテキストを読まなければ幽霊が何を求めているのか判断ができません。

何よりこのゲームの面白くもあり難しい部分は5秒間しか通話ができないところです。

このように複数の会話を同時に聞きつつ対応するアイコンを押すのですがテキストの表示されるスピードもそこそこ速いので吹き出し1つに5秒間と言えどもかなり情報量が多いです。

残り時間3秒になるとカウントダウンが表示されますがそれすらも急かしているように思えて忙しい!

しかも終盤は人間からのいたずら電話もかかってくるのでその場合は4つ目のアイコンをクリックする必要があります。

人間からの電話はテキストに太字が使用されないという特徴を持っていますがそれだとなおさらよ~く読む必要があるので終盤はフルコンプリートを目指すとなるとかなり難易度が高いです。

 

冒頭でも述べたようにエンディングは全部で3つありゲームの成績に応じて変化します。

冥界は死神が幅を利かせている世界なのでコールセンターでの成績が悪いとエンディングにてコールセンターは解体されてしまいます。

なので頑張って優秀な成績を残さないといけないんですがゲームの回数で言うと6.7回なのでゲーム性に慣れずに良い成績を残せずバッドエンドなんてことも・・・

もちろんぼくは仕事ができないのでバッドエンドでしたよ。

ゴーストコールセンターは解体され同僚とはお別れ、ヴァニタスは元の生活に戻ってしまいます。

エンディング後はタイトル画面のチャプターヒストリーから再挑戦できます。

ダメダメな成績、そこそこの成績、最高の成績を残してすべてのエンディング到達を目指せます。

面白くないから始まった面白いゲーム

 

ぼくが本作を見つけた理由はとあるインタビュー記事です。

内容は製作者の田平様がイラストレーターとの雑談にて「お前のアイデアは面白くない」と言われたことから喧嘩、その後10分で考え付いたアイデアを元に作成したのが本作だそうです。

この”面白くない”をきっかけに作成した本作が結果として面白いものに仕上がっているのは何とも意外ですね。

ゲーム中は全く目を離す余裕がなく他に類を見ないゲームであることからそこそこ楽しめました。

ぼくの本作をプレイした感想を言わせてもらうとこんな感じですが実はゲーム性以外の部分はそれ程・・・というのが正直な気持ちです。

 

田平様は「本作は実験的な部分が多く今後はアップデートで本作を大切に育てていく」とのことなので今後の動きに注目ですね。

 

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