おしりです。
前回の記事がマブラヴで今回からマブラヴオルタネイティヴの内容となります。
今回も長くなってしまったので分割3記事です。
次回はこちらから
かなり多くのネタバレを含むのでそのつもりでお願いします
それじゃあさっそく本題へ。
目次
あらすじ
マブラヴUNLIMITEDの悪い意味での衝撃のラストの続編。
侵略者BETAを倒し地球と人類を救うどころか何も解決しないまま敗北してしまった人類、というか主人公の武(たける)。
武は2年間の戦いの末戦死したと思われたのですが・・・
気が付くと初めてこの世界に転移した日、
10月22日に戻っていました。
しかし戦いの中で得た経験や記憶はそのままで強くてニューゲーム状態。
1週目では明かされなかった武がこの世界に転移した理由、BETAという侵略者、この世界に存在しない純夏の行方、人類の希望オルタネイティヴ4の全貌、これらを追い求め2周目の武は横浜基地へ向かいます。
こうしてマブラヴの最終章、武の快進撃が始まります。
序盤
2周目の武は1週目の記憶を引き継いでいるのでこれから何が起こり人類がどんな結末を迎えるのかを知っています。
なので1週目で迎えてしまった人類滅亡という最悪な結末を避けるために再度夕呼先生のもとへ向かい自分がこの世界をループしていること、これから何が起こるかを説明し協力関係を結んでいろんな話を聞きます。
序盤で以下のことを夕呼先生から教えてもらいます。
過去に莫大な命と財産を費やしBETAを調査した結果わかったことは炭素生命体であるということのみ。
言葉や生殖器は存在せず人間を生命体として認識していないなど改めてBETAという侵略者が常識の通じない不気味な存在であるか思い知らされます。
現在進行中のオルタネイティヴ4の目的とは「00ユニット」を完成させること。
(この段階ではこれだけしか教えてもらえませんでした。)
そのために相手の思考を読み取る能力「リーディング」をもつ社霞(やしろ かすみ)の存在は必要不可欠であること。
もともとこちらの世界にいた白銀武ははすでに死んでいること
こんな感じに1週目で謎だったことはほんの少ししか明らかにならずまた新たな謎が出てきます、
夕呼先生との会話の内容も科学的な根拠をもとにした理論や仮説が多くなり
「これはフィクションではなく本当に現実でも起こりうるんじゃないのか?」
と思ってしまうくらいに丁寧にわかりやすく教えてくれます。
この辺りはかなりSFな話でぼくは大好きです、全く退屈しませんでした。
しかし所詮は予想や仮説でありこの段階では数多くの現象について何一つ答えは出ていません。
ループや並列世界の話、起きた現象について仮説を立てて話すシーンはシュタインズゲートの序盤によく似た展開です。
この会話を面白いと思える人は序盤からむちゃくちゃ楽しめるはずです
それでもループしたことがこの世界を救うチャンスだと確信した武は前回よりも上手く立ち回り事件を未然に防いだり試験を1日早く通したりと順調に成り上がっていきます。
当面の目標は元の世界に戻ることではなくBETAとの戦いに勝利することにしました。
その後は前回と違う行動をしたことが原因で予想すらしていなかった大きな事件が起こります。それは・・・
人間同士の勢力争いでした
BETAという共通の敵が現れれば人類は力を合わせて強大な敵を倒すことになるのが必然だと思っていたのにそれは幻想でした。
人類同士の戦争は大きな争いへと発展し最後は反乱軍のリーダーが死ぬという形で幕を閉じました。
このクーデターにてたくさんの人類が人間同士の争いで命を落とします。
オルタネイティヴ4も全く進展せずこのあたりから殺伐とした雰囲気になっていきます。
ものすごく簡単な流れではありますが序盤はこんな感じ。
実は元の世界に戻るためにとある実験を進めているんですがそれは後述します。
クーデター編が始まるまでは2周目の武が無双するだけですがクーデター編が始まってからは1週目では無かった展開ということもあり面白くなってきます。
本作は完全に主人公視点で物語が進むのでなにか気になったことや分かりにくいことがあると武が説明を求めてそのたびに夕呼先生が解説してくれるのでだいぶ話の内容がわかりやすいです。
プレイヤーも主人公の武と同じくループの原因、オルタネイティヴ4の全貌、BETAの存在といった気になる事柄が同じなのでものすごく感情移入できます。
このあたりで平和だったEXTRA編にかえりてえなあと思い始めました。
(まあこれであっさり元の世界に戻ったらゲームとしてはくそだけどね。)
元の世界編
時系列を少し戻してクーデターが始まる前の話。
1週目と比べてかなりうまく立ち回れて俺つええ状態の武ですが今のところBETAを倒す手段は何一つありません。
夕呼先生に聞いてみても肝心のオルタネイティヴ4、00ユニットの研究成果はあまり芳しくないようで先生もかなりご機嫌斜め。
しかし武も1週目で人類の敗北を経験しているがために1分1秒でも時間は無駄にしたくないところ、その思いから夕呼先生と激しい口論となりガチギレした夕呼先生は武に研究資料を投げつけます。
ギスギスした空気の中研究資料を見るとなにやら見覚えのある図を発見。
武はこれを見た瞬間に思い出します。
この研究資料に記載されている未完成の図は元の世界の夕呼先生も作成していて元の世界の夕呼先生はその図式を完成させていました。
その記憶をもとにこちらで図式を完成させれば00ユニットは完成しトントン拍子に話は進むのですが武にとって元の世界は3年前の出来事。
直接元の世界の夕呼先生に聞きでもしない限りその理論をこちらで活用するなど不可能、そこで夕呼先生が始めた実験は
武を元の世界に戻す実験でした
難しい話はさておき何度か実験を繰り返し元の世界に戻ることに成功。
タイムリミットはあるものの元の世界であるEXTRA世界線にて夕呼先生に事情を説明し3日後に例の図式を用意してもらえるように話をつけました。
EXTRA編の何気ないシーンが実は伏線として張り巡らされていてここにきて活かされます。
ですが元の世界に戻ることができるならBETAとの戦いなんて放棄してそのままとどまってしまえばよくね?と思うんですがEXTRA世界線には1番最初の武が居るのでそのまま帰れば1つの世界に2人の武が存在してしまう。
武にとってBETAとの戦いも長くループのおかげで活路を見出せているという2つの理由でこちらの世界を救って気持ちよく元のEXTRA世界線に帰ることを決心します。
そしてクーデターの一件を終えて再びEXTRA世界へ。
夕呼先生から応援の言葉と重要な図式を受け取りBETA世界へ戻ります。
(どちらの世界線でもほとんど夕呼先生と居るからすっかり主人公の相棒ポジション。)
その後夕呼先生は00ユニット完成のための研究を再開します。
これにて元の世界での任務は終わり。
今ではすっかり忘れてしまっていた幸せな日常を取り戻すために再び軍人としての生活に戻ります。
挫折編
その後は1週目では終わらせられなかった訓練工程をすべて終わらせここでようやく1人前の軍人、衛士になります。
これまでお世話になっていたまりも先生にオルタネイティヴ4を成功させ人類を救うことを心の中で誓いいざBETAの本拠地へ突撃!!!
というわけではなく1人前の軍人になって初のお仕事は予行演習、先輩と一緒に戦術機で模擬戦をします。
しかしこの演習中に謎の爆発、トラブルが発生します。
その場の全員が困惑している中最悪の事態が発生します、コード991つまり、、
BETAの出現です
基地内の演習場にいきなり現れることはどう考えてもおかしい、なぜいきなりBETAが現れたのか、まったくもって謎ですがそんなことを考えている余裕は1秒たりともありません。
戦闘経験者ですらBETAに次々とやられていきます。
その光景はまさに地獄絵図、衛士が初めて戦場に降り立ち生きていられる平均の時間はたった8分、それを理解するには十分な戦力差でした。
その状況を見て恐怖のあまり動けなくなった武は興奮剤を注入され極度の興奮状態に、命令を無視し殺傷能力の無いペイント弾だけで何体ものBETAと交戦します。
しかし時間は稼げてもペイント弾では絶対に倒せません。
戦術機は壊され武は完全に敗北します。
この襲撃では結果として武が何体ものBETAを一人で足止めしたおかげでほかの衛士が武器を用意し撃退に成功しました。
ですが武はこの戦闘後これまで積み上げてきたものが通用しなかったことやあまりの自分の情けなさに文字通りその場から立ち直れない様子。
そんな武をまりも先生が励ましてくれたおかげで今すぐには無理でもいつかこの経験を糧にBETAに勝利すると約束するのですが、、
振り向くとまりも先生の顔は喰われていました
殲滅したと思われていたBETAの中に小型の生き残りがいたのです、、、
正常な判断もできず武はまりも先生だったものをかき集めたようですがその後は薬漬けにされ事情聴取。
立ち直り再びBETAと戦うつもりだった武はこれがトラウマとなり今までにない挫折を経験します。
ここからはもう本当にすごいです面白さがドンドン加速していきます。
BETA初登場、まりも先生の死、武の挫折により絶望的な状況へ陥ります。
というかこの世界ではそんなことはよくあることでようやくそれが武の周りで起こり始めたといったところですね。
いままで実物を見ることは1度もなかっただけにBETAを初めて見たときは武もぼくも戦慄しました。
この見た目からして明らかにやばい奴でしょ?
こいつら1体1体が戦術機を容易に潰す力を持っているうえにレーザーを発射したり、BETAを内蔵しているBETAがいたりと戦場から生きて帰ることが困難であることは想像に難くないです。
まりも先生の顔パックンは絵的にも展開的にもむちゃくちゃキツイシーンです。
漫画のこの2ページを見ると心が苦しくなります。
このまま最後まで書いてしまいたいのですがオルタネイティヴはこれでようやく半分といったところ、かなり駆け足で書きましたがそれでも長くなるのでまたもや次回に続きます。