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素晴らしき日々10thの内容と終ノ空2作品の評価感想です!




おしりです

 

今回は素晴らしき日々10th anniversaryの内容と三大電波ゲーである
終ノ空とその派生作品である終ノ空リメイク、素晴らしき日々の違いといった多くのことを話していきます。

素晴らしき日々10thの内容

この前私が買ったすば日々10thがこちら!
終ノ空発売からおよそ20年素晴らしき日々から10年を記念した豪華なものなので色々入っています
その内容としては


これが設定資料集的な絵と三大電波ゲーの生みの親であるSCA自(すかぢ)様と
ジサツのための101の方法の山田おろち様さよならを教えての長岡様の鼎談が記された激レアブック

初代終ノ空そのまんまと終ノ空remakeの2作品が封入されている最新作


ゲーム内で使われたBGMが収録されているCD


でもって素晴らしき日々が入っています
今回はこの3作品を全エンディング制覇した際の評価感想や三大電波ゲー鼎談の内容をについて触れていきましょう

3作品共通のエンディングまでの流れ


この10thセットに同梱されている3作品ですが初代終ノ空が記念すべき1作目
そして素晴らしき日々は終ノ空を元に作り直したゲーム
終ノ空remakeはその名の通り終ノ空をリメイクしたものです。

終ノ空と無印とリメイクが大体同じ内容なのは想像できると思いますが素晴らしき日々も終ノ空を元にしているだけあって登場人物や大筋が同じだったりするんですよね、
ということで作中で何が起こりどういう進行の仕方なのかは先に触れます。
あんま長くないですが「んなこたぁ知ってる!」という人は飛ばしてください


主な舞台は夏の東京、北校という偏差値高めの高校です
7月の20日に世界が滅亡するという噂が流れその不安は高島ざくろという高校生の飛び降り自殺を機に膨れ上がっていきます
世界滅亡などという非現実的な予言に多くの人は耳を傾けないはずでしたがあらゆる不可解な出来事が重なり北校では7月20日の世界滅亡


つまりは終の空に至る日が近づくにつれ恐ろしい出来事が頻発していく


作中で起きる出来事はそんな感じでこの1つの物語を各登場人物の視点で読み進めていきます。
素晴らしき日々ではこれだけでなく序章として平和な章が用意されていたり複数人視点を活かした面白い仕掛けがあったりします。

でもって主要人物の一人である間宮卓司はなんかいきなり覚醒して北校の生徒を導く救世主となります。


正直言うと間宮覚醒の前後のやりとりは3作品全部プレイしても電波すぎてよくわかりませんがこいつのやってることは20日に世界は滅亡するからその日に向けて学校の人間を導くというものです。
間宮の考えだと世界滅亡の日が「終の空に至る日」でありその日世界は終わりあたらしい世界に生まれ変わるそうです。
そんな感じで覚醒して狂った間宮を中心に学校の生徒と先生が狂っていき20日に屋上から集団ダイブが決行されるまでの慌てふためく様子を描いたものがこの3作品の共通する物語です。

初代終ノ空


てなわけで3作品それぞれのざっくり解説レビューと特徴を話していきましょう

初代では水上行人 若槻琴美 高島ざくろ 間宮卓司の4人の視点で同じ物語を見た後にエピローグを迎えます
1章平均1時間程度のボリュームで単純計算4時間とちょっとで終わります

特徴としては各登場人物の感情の起伏が激しく結構急に暴走し始めたりします。
特におかしかったのが3章高島ざくろ編


このお乳が大きい黒髪の女の子はリメイク版でも素晴らしき日々でも同名で登場し作中での行動も役割も一緒です


公式サイトのあらすじにも載っているんですがこいつはいじめが原因で頭がおかしくなり他校の生徒と一緒に屋上からダイブして命を落とします。
3章ではその屋上から飛び降りるに至った経緯が描写されるんですがそれは自分は前世で強大な敵と戦っていた魔法少女であると信じ込んでしまいその前世の魔法の力を取り戻すために飛び降りたという意味不明なものです


最初は不幸な少女くらいの印象だったのに開始から15分ほどで


「私は前世であなたと一緒に戦っていた魔法少女です」的なことを言う二人のJKにそういう設定の話をされて疑うことなく信じてしまうのです
いくらなんでもまあまあ偏差値の高い高校に通う生徒がすんなり信じるのはおかしいし「おやおやおや?元々そういうのを信じる厨二病の女の子なのかな?」と思いました

ちなみになんですけど飛び降りた理由は前世の魔法少女としての力を取り戻すためで力を取り戻すためには死スレスレの体験をしなければならないそうです。
そういった理由から3作品通しての名言「怯えは形の無い怪物なの」と言い飛び降ります
その後地面に頭が激突する直前で魔法少女になる予定だったんですが

普通に死にます

これ覚えてほしいんですけどこの死スレスレの体験によって力を取り戻す儀式(ただの飛び降り自殺)をスパイラルマタイ
儀式によって前世の記憶を取り戻すことをアタマリバースと言うそうです。
つまりこの3人はアタマリバースするためにスパイラルマタイしたけど失敗してミンチになったいうわけです

電波ゲーとはいえ1章と2章は案外主人公がまともだったおかげでそこまで電波な印象を受けませんでした
しかしながらこの3章ざくろ編から終ノ空がおかしいことに気づきましたね。


ちなみになんですが他2作もざくろ編は同じような内容ですがあちらではおくすりによって心も体もボロボロになるという胸糞展開が追加されているので頭がおかしくなりスパイラルマタイしちゃうことについては少し整合性がとれているかなと思います

あと感情の起伏やばすぎ問題については横山やす子という若槻琴美のことが好きな女後輩がいるのですがこいつもただの情緒不安定女で大好きな琴美先輩を差し置いて救世主である間宮を崇拝し琴美を闇討ちします
この辺も行動が破天荒すぎるなと思いましたね

3作品全てに共通して言えることですが哲学的な話が多いのでその辺りの話や陰謀論だとかネガティブな考え
具体的には「この世の中は綺麗事ばかりだけどクソだろうが」的な考えが多いので増税だらけの今のこのご時世なら案外共感できてしまう人も多いかもしれません。

でもってゲームとしての出来についてですがはっきりいって

アドベンチャーゲームとしては最低限のクオリティです

24年前1999年に発売された電波ゲーなので当然UIやグラフィックには期待してなかったわけですがやっぱり普通ぐらいのクオリティを求めるのもダメです
(たぶん)バックログ機能なしCVなし曲なし
令和となった今ではフリーゲームでもありえませんね
ですが私としては1999年のエ○ゲは人生で一番古いのでそういった不便な点も含めて楽しめましたがね
「えぇ、昔の人はこういうのでしこってたんだぁ…」って思いました
あとくっそ古いWindows98みたいな時代のゲームでも今のPCでギリギリ動作したのは驚愕
何回か起動しなかったり1回のクリックで2〜3回読み進めたりはしたけどどうにか完走できました

電波ゲーとして有名ではありますが前半の1、2章はそこまで意味不明というわけでもなく作中で何が起こって事件のあとに学校がどうなったのかは軽く描写されます。
後半部分の3章ざくろと4章間宮から一気に電波になり主人公の初hが他の男に見せ物にされた後だったりするのでアダルトゲームとしては異質
しかも主人公4人のうち2人が飛び降りエンドなので電波ゲーとして語り継がれるのも納得ですね

終ノ空remake


お次は終ノ空のリメイク版
内容としては名前の通り初代終ノ空をリメイクしたものです
1999年発売の作品をリメイクしただけあってもはや別物かと疑うくらいには進化しています。
3作品の発売順でいうと


1999年終ノ空⇨2010年素晴らしき日々⇨2020年終ノ空remake


一応すば日々の後に発売されたわけですがあくまで終の空のリメイクでBGMや話の内容は初代終ノ空ベースです
余談ですが終ノ空のタイトル画面のBGMがさよならを教えての冒頭のBGMに激似です。
あの時代は「陰鬱なBGMといえばこう言う感じだろ!」みたいな流行りでもあったんですかね?

リメイク版にあたっての変更点ですが追加シーンがあったり
一部のやりとりに変更が加えられたりで大筋は同じであるものの細かい違いは多々見受けられます。


目立った変更点は3章ざくろ編と4章横山やす子編
3章のざくろは初代だとめちゃくちゃボリュームが少なく私はエンディングまで30分でした
ですがリメイク版では加筆修正されていてざくろの色んな意味での転落人生がどのようにして始まるかが描かれラストでアタマリバースするためにスパイラルマタイを試みるまでの流れが多少納得できるものとなっています

それと初代が4人の視点+エピローグだったのに対してこちらは琴美の後輩であるやす子の章が丸々1コ追加され5人の視点+エピローグも2種類になっています
横山やす子編については元々無かった章なのでこの存在感は結構でかいですね
ざくろほどではないにしろ壮絶な人生のやす子編で初代では居なくてもよかった感があるやす子兄とやす子の心情描写が追加されました。
前述した通り「この世の中はクソだ」みたいな話題が多い終ノ空ですがこの章は特にそれを実感できます
あとは音無彩名の出番も多いので3作品全てで謎だったこの美少女についても謎の設定が出てきます。
物語の根幹は変わらないので結局のところ意味不明な内容ではありますがそれでもある程度補完はされているので初代と比べると多少理解できます
でも逆にいうと3作品含めると同じような物語を10周以上しているようなものなのにそれでも全ては理解できないって普通に電波な内容ですよね

ただし生きることに対しての意味だとか
生きてるだけで苦しいよね
みたいなそういう感じの事は伝えたかったんだろうな〜
というのはわかります

次にゲームとしてのクオリティ
先ほど話した通り別物かと疑うくらいには進化しています。
というかテキストの一部分をそのまま使ってるだけでそれ以外のほとんどを作り直しているといった方が正しいかもしれません。
まず各キャラクターの絵ですね。


見ての通り初代の面影をほんの少しだけ残して今風の女の子として書き下ろされていますかわいい


横山やす子については出番が増えたからか原型すらありませんかわいい
初代では無かったバックログや選択肢の画面でのセーブなど最低限の機能も追加されて快適なADVとなっています。
おそらく素晴らしき日々と同じUIだと思われます。

さらにボイスなしからフルボイス化されたので琴美の可愛さが倍増しています。


他のキャラ音無彩名やざくろはすば日々でも登場していたので声優さんはちがえどあ〜そう言う感じね〜といった印象
音無彩名は出番が増えて美少女感が増しているせいか私はすば日々と初代よりもこちらの方が好きです

てなわけで初代がシステム的にも物語的にも不完全っぽかったのに対してちゃんとしたゲームとなっています
こちらは登場人物の行動に違和感をなくすための設定や描写を挟んだりしているのでもし終ノ空をやるならリメイク版をおすすめ
といっても両方単体で入手するのは困難だから結局すば日々フルボイスHD版が無難です

素晴らしき日々


過去に素晴らしき日々単体でざっくりと書いてる記事があるので詳しくはそちらをどうぞ
とはいえ丸投げするのも忍びないので薄っぺらく説明すると


終ノ空を元にほとんど作り直して新しい要素を加えたゲームです。

てことでざくろだったり間宮といった一部の登場人物はそのまんますば日々でも活躍
作中での行動も間宮が救世主になったりざくろがスパイラルマタイしたりと同じです。

ですが半分ほどの人物は若槻琴美が双子の若槻姉妹になってたり水上行人が水上由岐として女になってたり元々の設定から大きくかけ離れています
それに加えてちょい役だった不良生徒も人数が増えてたりいじめっ子生徒も女二人組が追加
全6章+エピローグ過去編といった感じにボリュームは段違いですね
その増えたボリュームで各人物の過去や誕生秘話はもちろんのこと
複数人視点を活かした面白い要素も取り入れています。
今回その面白い要素について書こうか迷ったんですがさすがにこのネタバレは私だったら知りたくないので一応隠しときます

3作品の違い

てなわけで10th版に封入されている3作品の特徴はそんな感じです。
これらを比べると初代終ノ空は昔のゲームであり異質な内容だったことから電波ゲーとして語り継がれるには申し分ない作品だったと思います。

その後に発売された素晴らしき日々は終ノ空を元に作り直しただけあってADVとして素晴らしい出来だと思います
他2作に謎だったり考察要素が残る分こちらは全エンディング制覇で作中での主な出来事はほとんど明かされ謎は少ししか残りません。
まあちょっとは残るけど…
電波ゲーを元に作られたゲームですが意味不明といわけではありませんでした
あとは作り込んでいる分クリア後にまた最初から読み進めると


「こいつのこのセリフはあの時のことを言っているのかな?」みたいに新しい発見があるのも面白いです

そして終ノ空リメイク版
2020年発売ではありますが元は終ノ空
なので終ノ空を今風の便利UIにして新規絵柄で描いた上位互換みたいなものです。
その結果初代と比べて画面や雰囲気が明るくなった点についてはもしかすると賛否が分かれるかもしれません

一応公式的には終ノ空と素晴らしき日々は別物扱いで
初代終ノ空と素晴らしき日々を繋ぐのが終ノ空リメイクだそうです。
その関係か終ノ空のリメイク版だけをプレイしている人が出ないようにリメイク版単体での発売は今の所考えてないそうです
つまり、やるなら素晴らしき日々1個か素晴らしき日々と終ノ空2作品の3セットやるかということなのかもしれません。
私はこうして3作品全てを楽しんだわけですが素晴らしき日々と終ノ空が別物扱いなのは納得です。
終ノ空は世界滅亡と人生観や死生観がテーマ
素晴らしき日々はそれ+ゲームとして面白い要素を取り入れているのでSCA自様曰くエンタメ性のある作品とのこと
物語が終わった後に「幸福に生きよ!」を理解できるように書いたそうです。
ついでに言うと私はこの3作だと素晴らしき日々が一番面白いと感じました

特典の三大電波ゲー鼎談


めっちゃ長くなったので最後に特典の三大電波ゲー鼎談について
徹底解説すると多方面に敵を作りそうなので概要と私が面白いと思った話だけ

この三大電波ゲー鼎談は本作の生みの親であるSCA自様主催の今なお三大電波ゲーとして語り継がれる
終ノ空さよならを教えてジサツのための101の方法の生みの親であるSCA自様と長岡様(さよ教)山田おろち様(ジサツ)の3人でそれぞれの電波ゲーについて話し合うというものです。

三大電波ゲーの発売日といえば1999年〜2001年あたりなのでそ時代特有の雰囲気だとか流行りを中心に話が進みます。
なので御三方の面白い話を1つずつ書いて終わりましょう。

まずはジサツのための101の方法の山田おろち様
ジサツの制作にはそれほど深く関わっていないらしくただシナリオを担当しただけでそれっきり関係者とも繋がりはないそうです。
なのでおろち様からすると20年前に雑に書いたシナリオを元にゲームが作られていて
今では三大電波ゲーとして語り継がれ超プレミア価格になているという予想外すぎる展開を見せてくれたわけです。
しかも電波ゲーの他2作がリメイクだったりDL版として最近復活したのに対してジサツがいまだにリメイクもDL版も発売されない理由の一つは


ガチであのゲームの権利関係がどうなっているかわからない

というもう諦めるしかないものだそうです。


山田おろち様は金月龍之介としてニニンガシノブやサムライガールズのシリーズ構成などを担当している方でこういったインタビュー的な記事が無いかごくわずかだそうで激レアみたいです

 

お次はさよならを教えての長岡様
さよ教についてはあの内容でありながら電波ゲーにしてやろうと思って作ったわけではないそうです。
当時のアニメではエヴァの影響を強く受けたクリエイターさんが多かったそうで長岡様もエヴァは楽しんで観てある程度参考にしたらしいです
なんか陰鬱な感じとかは似てなくもないですがさよ教と旧エヴァは全然似てないです!
制作の際にはシナリオだけでなく企画CG原画ディレクターといった感じにほとんど携わってます。
たぶん自分じゃどうにもならないCVとその辺以外全部やってるんでしょうね
そうしてできたさよ教ですが「意味がわからない!」という理由で叩かれたそうです。

確かにめちゃくちゃ考えなければそれぞれのシーンに込められた意味には気づきにくいしあの時は解説動画なんかもなかったので「まあそうなるわな」という気がしなくもないです。
虚淵様の沙耶の唄は「お前らはクトゥルフとか火の鳥くらい知ってんだろ」という内容でロングセラーとなったのでゲームにするならあれぐらいの割合で元ネタと自分のやりたいことを混ぜるのが無難なのかもしれません

SCA自様もおなじようなものですが今では電波ゲーとして神格化されてるけど当時は叩かれたし売れなかったしで頑張って作ったのに世間から罵倒されたあまり良い思い出のない作品だそうです。

最後にSCA自様
終ノ空発売直後の評判は
「意味がわからない」とのことで公式ページが炎上したそうです。その後仕事で終ノ空を扱っていた時にそのお店の人が


あの終ノ空とかいうエ○ゲ作ったの誰や!
今後あれ作ったシナリオライターは使うな!


とか言われてビビり散らかしたそうです。
もう「そのゲーム作ったの私です」とか言えず「すみませんそいつにはきつく言っときますんで」
みたいなこと言ってごまかしたそうです
なのでSCA自様は今でこそ神格化されているものの終ノ空発売からネットでも現実でも罵倒されまくり終ノ空というゲームはプレイしてほしくない代表作なのです。

あとはSCA自様の制作秘話的な話だと作中で間宮は学校の生徒を洗脳して集団ダイブまでさせるがあの時代の新興宗教では似たような事は普通にあったしそこまで非現実的なことでもないという話が聞けたりリメイクの際には初代終ノ空の出来について
「こんなの商品じゃない!」って感じだったらしいです
特に先ほど話した登場人物の感情の起伏については作った本人ですら何これ?って思ったそうです

では今回の内容は以上になります!
めっちゃ長くなりましたね!
正直にいうと3作品の中でおすすめ度が高いのはすばらしき日々ですが終ノ空リメイクも単体で発売しないのはもったいないと思うくらいには面白かったです。
最後の電波ゲー鼎談ですがこれは今もなお現役で神格化されてる御三方なので同じく単体で発売してくれないものかと思いました。
いまならこう、電子書籍とかPDFファイルとかですぐできそうじゃないですか?

使用している素材は枕より許可を得ています。

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