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闇堕ち確定演出の犠牲となった四人の悪女




おしりです。

今回は主にFANさんで配信されているゲームの環境が最悪すぎてこの世を去るか闇堕ちするかの二択を迫られていたようなものである

美女闇堕ち確定演出をみていきます。

主要人物の詳細になりますのでネタバレを多く含みますあらかじめご了承ください。

画像

神崎 愛美

一人目は真愛の百合は赤く染まるより神崎愛実

本作真愛の百合は赤く染まる通称まなかしはバグシステムより発売された女の子同士の恋愛を描いたゲーム本当に素晴らしい!

主人公と今回の主役である愛実は女の子同士でありながらなめたり触ったりするゲームなのです素晴らしい!

しかしバグシステムより発売されたシナリオ和泉万夜 原画るび様のゲームとなるととんでもねえ○ゲーであることが濃厚です

というわけでメインヒロインの神崎愛実の中身が知れば知るほど壊れていてそうなってしまうのも頷ける境遇だったのでご紹介しましょう。

作中の愛美(まなみ)は同じ名前の転校してきた主人公真奈美(まなみ)に対して優しく接しお互いに同性愛者であることから良き理解者となり愛し合う関係になります

序盤はお互いにとって運命の相手ということでデートを繰り返すのですがある日優子という自分らより少し年下であろうぼくっ娘と遭遇します

どうやら愛実は優子のことを知っていてかなりの勢いで嫌っている様子です

それを隠すこともなく優子には自分らと関わらないように言いますがこの優子も愛美曰く「壊れている」とのことでなかなか引き下がりません

優子も愛実のことが好きらしく仲良くしている主人公に対して泣き落とし作戦で奪い取ろうとして来たり腹黒っ娘の片鱗を見せてきます

 

このあたりから愛実の家庭の事情や過去の出来事を優子から聞いたり先生から教えてもらったりで徐々に愛美という女の子の過去を知ることができます。

 

そうして分岐直後までで愛実について

優子とは家族であり現在は二人暮らし

優子は昔愛実を襲い抵抗した愛美によって額に傷を負っている

その一件以降同性愛者であることが両親にバレ家族関係はそこまで仲良くなかったっぽい

好きになった女の子に対する支配欲が強くすべてのお世話をしてあげたいと思っている

序盤では絶対に離れないという安心感を求めている

両親は事故で二人同時に亡くなっている

その両親の遺産が入ってきている

といった事実が明かされます。

 

今回は闇堕ちがテーマなのでそういった出来事から闇病みな部分を見ていきましょう。

まず分岐までの出来事ですが次第に主人公への超激重感情をむき出しにしていきいやらしいことはもちろんのこと親戚のお見舞いで会えない休日にはこっそり家まで来てたり風邪を引いた時には学校を休み看病にきます。

そこまではギリ大丈夫だ問題ない。

主人公を大事に思っているが故の行動であり怪しき気配がするものの血は流れてませんからね

しかし分岐後は血まみれになるルートが多く敵には凄惨な末路を、愛する主人公にはいきすぎた歪な関係を求めるのです。

 

一例ですが主人公と愛実の仲を引き裂いた男は縛り上げマーラ様を切り落とし黄金ボールをペンチで潰しています。

それ以外のルートでは葬った後隠ぺいして海外へ移住し二人で結婚するなど自分たちの幸せのために必要であれば二人の邪魔をするあらゆる勢力は叩いて潰すようです。

事故で両親が逝ってしまわれた時のことも「特には何も感じなかった」

とのことです同性愛者であることを理解されず失望していたのかもしれません。

亡くなった後はお金が入ってきたのでそれのおかげで不自由していないようです。

容姿端麗で成績優秀設定なのでもしかすると話の通じない親の代わりに経済面を含めた自由を手に入れ心地よいと考えていた可能性もあります。

 

これらの行動発言から学生の割に56しに対して罪悪感や恐怖を抱いてないようにも見えます。

葬った相手はどうしようもないくらい話の通じない人間でしたがそれでも「やっちまったけど私たちの今後のためには仕方ないわよね?」的な考えだったようにも思えます

 

主人公の真奈美に対しては重い感情を抱き冒頭で話した「2人はもう絶対に離れないという安心感」を求めます。

そんな思いから愛実が考え付いたことは

 

手足を切り取ること

そうすることですべてのお世話をしてあげられると考え主人公も愛美が好きでその想いに応えたいと考え電動ノコギリでの四肢切断を実行してしまうのです。

 

そうして腕も足も失った主人公は衣食住だけでなく排泄さえも愛美に世話をしてもらい幸せな日々を過ごすのです。

切り落とした手足はステーキにしておいしそうに食べています

おそらく「2人はもう絶対に離れないという安心感」それを求めた結果この結末へとたどり着いたのだと思われます。

 

一応四肢切断の前に愛美の首絞め行為に主人公が抵抗せず受け入れることが分岐の条件で自分を受け入れてくれた主人公と暮らすのですがそれでも満足できなかったのかもしれませんね。

 

ハッピーエンド(?)ですし主人公とは結ばれますが敵に対する容赦のなさや異常な欲望は闇病み女学生と言っても過言では無いでしょう?

そもそも光属性だったのかどうかすら怪しいわけですが同性愛について理解してくれなかった両親と壊れた優子という家庭環境が愛美をこのような歪んだ女性にしてしまったのだと思われます。

 

ラストは唯一の家族である優子を葬っておきながらも主人公と一緒になることで幸せそうにしていましたし彼女の幸せのためには家族など一人も要らなかったのかもしれません。

雪宮 秋乃

私にとっては嫌な思い出しかないトラウマゲーム始めての彼女

このゲームのせいで動画を消され警告まで受けてしまった悪夢を味わったのでざっくり終わらせてしまいますが主人公の雪宮秋乃ちゃんは中学校の教師を目指す大学生です

しかしそんな秋乃ちゃんはゲーム開始時にはかなり追い詰められておりその要因は父親の残した借金、働きづめで入院した母親です。

そのせいで家の机には大量の督促状が積まれています。

ということで中学校の先生になるという夢のため大学を休学し借金を返済して復学するつもりが返済の目処が立たず風呂屋の求人が目に入り面接に行き研修&接客です。

一応アネモネというお店で人気になり稼げるようになるのですが主人公憲秋の

「あんなところで働いてるなんて」というその時の秋乃が一番言われたくなかったであろう言葉

傲慢な母からの誰にも頼らず生きて行けという刷り込みから必要な事とはいえ自分が風呂嬢であることの後ろめたさが常に付きまとい最終的にはお日様の下を歩けない人間になったと考えるようになってしまいます。

 

最終的に悪い大人にハメられてしまいゲーム開始時のあの頃の清純派秋乃ちゃんはどこかへいってしまうのです。

金髪になる頃には母親とは喧嘩別れし憲秋ともお別れしてお腹がパンパンの状態で男とやるだけのおもちゃとなります。

 

ゲーム開始時の督促状まみれの状態から抜け出すにはいくつか手段があったと思われますが一人で唯一手を貸してくれた人物は憲秋のみ。

しかし恵まれた環境で育っている憲秋に(主にお金という)力は無くその時にはすでに後戻りできない風呂嬢になでなっていました。

秋乃を救うなんてことはできるはずもなくそんなラストを迎えてしまいます。

悪女と言い切るほどの女ではないかもしれませんが自分を陥れた男には家族共々仕返しをしたり生きるために悪い方向へ変わり果ててしまったりとモニターを直視できません。

 

秋乃はできるだけ早い段階でひろゆきに相談するべきだったのです。

ユカ

ブラックサイク略してブサイクより発売されたゴア・スクリーミングショウよりユカ。

本作は主人公の恭司が生まれ育った呉仁(くれひと)町に数年ぶりに凱旋しそこでまあまあモテる学生生活を送るという内容

なんですがゴアという呪霊のような虚のような存在により町の人間が消されたり教師が頭おかしくなってしまうなど徐々に日常を侵食されてしまうのです。

そのトラブルの発端はイリヤに激似の幼女ユカ

前半部分はゴアが頭からマルカジリしたり体を破裂させるなどゴアシーンを作っていくおかげでラスボスのような雰囲気を醸し出していますが実はゴアを従えているのはユカなのです。

 

早い話ゴアはご主人様であるユカに従えている忠実なしもべであり呉仁町のみんなを危険に晒したのはユカの意志によるものだったのです。

本作の前半部分ではパッケージのヒロインである赤犬青雉黄猿の旧三大将ヒロイン攻略ルートにて徐々に日常が侵食されユカゴアと遭遇し最後はハードボイルドおじさん由規との戦闘によりやつらをどうにかして結ばれるという内容です。

 

しかしラストバトルまでの描写でユカは人間ではないかのような雰囲気でユカの周りの空気だけが異世界のようなラスボス感を漂わせています。

銃で撃たれても再生し56しきることが困難だったりこの世の者ではないことが確定しています。

ユカのお家である屋敷には桃音という老婆にしか見えない女を住まわせて奴隷のように扱っていながら自分が悪いと思ってなさそうなことから邪悪な存在ですね。そんな反転術式と式神使いこなしまくり術師みたいになったユカの過去の悲劇が可愛い幼女をここまでの闇病みモンスターにするには十分だったような気がするのでご紹介

幼い頃のユカは撃ち抜かれてもすぐに回復する化け物ではなく普通の女の子でした。

というか体が弱い女の子で仲良し三人組の桃音ひーくん早由海とかくれんぼをする時には姉の桃音に鬱陶しがられ井戸に閉じ込めてしまいます。
一緒に遊んでいた早由海もひーくんも「それはやりすぎじゃない?」
みたいな反応でしたが桃音はおしおきしたくてたまらないそうで井戸の蓋を閉じてしまいます。


早由海とひーくんは後で出してあげるからねと言いますがユカはそのまま暗い昏い暗い井戸の底へと閉じ込められてしまいました。

 

泣きながら出してもらうよう懇願するもこの時のユカを空腹と尿意が襲います

それらに耐えながら井戸の中を彷徨うのですが曰く付き井戸だったのかもう一人のユカが現れそいつに追い詰められさらに追い込まれてしまうのです。

そうして尿意に耐えきれず地面を濡らすのですがタイミングが悪く血も流してしまうのです。
ここで女になってしまったユカはパニックに陥り石に触れます。


どうやらその石も曰く付きだったようでユカの身体に入りゴアという猫のようなピエロのような式神のような人形と出会いそいつにゴア・スクリーミングショウと名付けユカとゴアは自分を苦しめた桃音と早由海とひーくんに仕返しすることにします。


これが闇堕ちの瞬間のようでその三人だけではなく世界中の汚い奴らを怖がらせるつもりのようでやっちゃえバーサーカーみたいなノリで恭司以外を滅ぼす悪女となりました。

本編開始時には桃音を屋敷で使いまくり歳の割に老いてるのはユカの扱いによるものだと思われます。

ほとんどのルートでユカと由規の戦闘に巻き込まれて逝ってしまわれ終盤では人間絨毯いっちょあがり!

みたいに一枚絵すら無いまあまあ雑な退場のされかたで基本逝きます。

早由海は既に葬られており旦那である由規は復讐のためユカを追っています。

ひーくんはとある理由からユカに気づかれることなく生きながらえていて過去に囚われながらもそれなりに楽しくしている様子が描かれます。

 

過去編は短めですが幼い頃のトラウマとしては十分だったと思われます。

 

井戸の底では地面も壁も血も虫も光も闇も嫌いだけどこの私はもっと嫌いと言いながら苦しんでいました。

そんな状況で全てを屈服させる力を手に入れたのであればまだ幼い女の子が闇堕ちするのも納得ですね。

間違いなく悪女ですがメインヒロインであり歪んでしまった理由も用意されているのであまり嫌いにはなれない幼女

これはコメントで教えてもらったのですが本作は登場人物にそれぞれ赤青黄色紫 白といった担当カラーがあり

 

名前にも数字が含まれています。

完走後まではゴアの存在やなぜ井戸でユカがああなってしまったのかを「あんまわからんけど呪術廻戦の領域とかそういうのなんだろう」といった感じに深く考えず読んでしまいましたがこちらのコメントのように他の人の考察などを読んでみると腑に落ちる部分がありなかなか楽しめましたよ。

永見 美壽々

最後はErewhonよりデカパイ美熟女お母さん永見 美壽々(ながみ みすず)。

鬱ルートまとめにてじっくり解説しているのとここまでで5000文字なのでざっくり触れて終わりにしますが

たぶん今回一番闇堕ちするしかなかった悪女

Erewhonの舞台は地図に無い村「来待村」が舞台で主人公のユキヒトさんはそこで村の女を道具として扱う男尊女卑すぎる悪しき風習を目の当たりにしてしまうのです。

そしてキヨラルートでは美壽々の娘である推定10代の女の子に自分のことをお兄様と呼ばせ激しい夜を過ごします。

 

そんな美壽々お母さんがやってきたことは男尊女卑すぎる村の絶対的な支配

Erewhon前半で主人公とメインヒロインの十子は共有妻という家畜以下の扱いを受ける村の女や小屋に放置されたマサという老婆

村にとって邪魔な男を消す、式年大祭という祭りにより村の女を生贄に捧げるなど

そういった悪しき風習から女の子を救うため奮闘します。

しかし美壽々お母さんは主人公コンビの行動全てを把握しておりいらんことしまくるユキヒトにはマキマさんのように激詰めしてきます。

そんなお母さんの支配から逃れることは困難でほとんどのルートにてお母さんの思い通りの結末を迎える十子家畜堕ちのビターエンドが多いです。

なので最終的に人を食う鬼となったお母さんを主人公が力でねじ伏せるという形で決着をつけます。

 

そんなお母さんが闇堕ちした理由は過去編にあります。

その昔来待村は戦争により身分の高い家の人間が避難するのに最適な村として美壽々ら三人の御三家を迎え入れました。

しかし来待村の村長や巫女は先祖代々その御三家から不遇な扱いを受けていたことを理由に恨みを抱いています。

 

今なら戦争により御三家は力を失っているからのこのこやってきた美壽々らに恨みを晴らしても仕返しされることはないだろうと考え村人の男全員で奴隷扱いします。

そんな日々が長期間続きますが太歳の姫という生きた霊薬でありヒルコ姫とも呼ばれる異界の存在を守る使命を与えられた美壽々は私だけは姫を守る使命を全うしなければと心を強く保っています。

しかし村に捉えられた姫は美壽々と再開する頃には村の男に襲われ喜んでいるようにしか見えませんでした。

美壽々の中で「誰よりも美しく愛しい貴方だった姫」は「村の極悪非道な男に弄ばれ嬉しそうにする醜い姫」へと変貌してしまったのです。

そこで美壽々は思ってしまいました。

アレに託すべき神聖さなど無かったのではないか?

そこでなにかが瓦解した美壽々ですがまだまだ村の支配は続きます。

そこでこのまま便女となり一生を終えるか悪女になってでも成り上がり村そのものへ復讐するかの二つの道しかないと考えあらゆる手段を使いゲーム開始時の絶対支配女となったのです。

ほとんどのルートで十子を陥れているのは十子がかつて神聖さを託していたヒルコ姫の生まれ変わりだからです。

 

そんな美壽々お母さんですが実は本作には三人目のヒロイン サエにも用意されています。

容赦なさすぎる男尊女卑を味わいたい人は是非やりましょう!

クロアプはやべえ

今回は四人で収めておきましたが台本を書く段階でピックアップしたところ他にもeuphoriaやフラテルニテのあの人も入れるべきか悩みました。

CLOCKUPヒロインは全てを知っているマキマさんみたいな女の子が多すぎですね

ついでに言うとみんなロクな生き方も逝き方をしません。

 

製作者の話をすると和泉万夜さんが関わっていることが多いです。

まなかしはすべて担当していると思われますしゴアスクはスタッフロールのスクリプトの欄ですが万夜さんの名前が出てきます。

ゴアスクのおまけシナリオではちゃんとシナリオを担当されているそうですね。

 

フラテルニテはクロアプでお馴染みのディレクターの阿久津さんが企画脚本細かく言うとプロットと全体の監修とのこと。

万夜さんには通常シーンなどの細かいところを担当してもらったと思われます。

他にも細かいところは多数ありますがフラテルニテは阿久津Dと万さんが多くを担当しているようです。

 

Erewhonは我らが浅生さんで色んな意味で見事ですね。

最近は全年齢版のお仕事を多数こなされているようでそういうのに耐性が無い人たちを取り込んでから急になんのゾーニングもなく闇堕ち確定ルートをお出ししていただきたいですね。

嘘です。

 

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