ADV ゲーム

ヤンデレヒロインとのメッセージを楽しむ「私だけいれば問題ないよね」のSwitch版をクリアしました。




おしりです。

今回はSwitchでダウンロード配信されている恋愛アドベンチャーゲーム

私だけいれば問題ないよね

をクリアしたのでそのレビューをしていきます。

 

ちょっと病んでる女の子とのメッセージを楽しむゲーム

本作、私だけいれば問題ないよね(以下わたもん)は通常の恋愛ADVと比較してメッセージアプリ”LIME”でのやりとりを多めに取り入れていゲームです

LIMEでは相手のメッセージに対して出される3つの選択肢の中から女の子が喜ぶであろう選択肢を選ぶと画面右上の好感度が上がり、そうでないものを選んでしまうと好感度はそのままというシンプルにわかりやすいゲーム性です。

そしてもう一つの特徴は攻略可能な六人の女の子のうち半分以上は過度なヤンデレ女であるという点です。

なのでめんどくせえ女と血が苦手な人にはあまりお勧めできない内容ではあります。

 

スマホとSwitch版の違い

わたもんは元々スマホアプリとして配信されていた恋愛アドベンチャーゲームです。

 

今回ぼくがクリアしたのはSwitch版でそのレビューにはなるんですがスマホの方は無料なので比較するためにインストールして10分ほどプレイしてみました。

女の子とのやりとりやゲーム性は全く同じでぱっと見は画面の大きさくらいしか違いは感じられません。

 

しかしながらそれは気のせいであったとすぐに確信します!

スマホが無料でSwitch版が1300円である以上やはり大きな差別化点があると睨んでいましたがぼくの予想は的中しました。

 

その大きな違いはスマホ版がスタミナ性であることですね。

ソシャゲなどでよく目にする「次のクエストに出発できるようになるまであと〇〇」みたいなあのスタミナです。

 

なのでスマホ版のわたもんは女の子からの返信までにリアルな時間を要求されるのでテンポが悪いです。

さらに、このゲームのエンディングの仕様なんですがハッピーエンドとバッドエンドどちらも好感度が80以上でないとあっさりとした終わり方で面白みのない結末を迎えます。

 

なのでバッドにしろハッピーエンドにしろ3択を当て続けて好感度を80以上にすることが最低条件なんですが初見で80越えはかなり難しいです

 

一応ヒントめがねという正解を知れるアイテムがあるんですがそこまで頻繁に手に入るわけでもないので基本的には画面の向こうの女の子の気持ちを考えて真剣に向き合いメッセージを送る必要がああります。

 

ちなみにSwitch版では設定で常に正解を表示させることが可能です。

まあざっくり言ってしまうとスマホ版もSwitch版も内容は同じですがシステムの便利さが段違いということですね。

 

では長くなりましたが本題のSwitch版のレビューへ。

ヤンデレ要素が特徴的だがそれだけではない

本作は六人の女の子とのメッセージとデートを楽しむことができてそれぞれ特徴がありながらも一人あたり1時間もあれば余裕で終わるコンパクトな内容です。

その六人の女の子は

幼馴染のかすみちゃん

大学の友達のいつき

大学の先輩であるみさき先輩

 

高校時代からの後輩まゆ

バイト先で偶然知り合ったもかさん

同じバイト先のダメ店員リリアン

 

こんな感じです。

大学の先輩であるみさきには振り回されたりダメ店員のリリアンにはわがままに付き合ったりとボリュームが少ないからか予想通りの展開ではあります。

 

正直にいうと特に捻った要素があるわけでもないのであまり印象に残らないのですがコンパクトに起承転結がしっかりしているので読んでいて苦痛というわけでもなく、なんというか、普通です!

でもって好感度が80以上の状態でターニングポイントを迎えると女の子からの気持ちに応えるかどうかでハッピーエンドかバッドエンドに分岐します。

ハッピーエンドの場合は女の子の可愛らしい一面と共に幸せなエンディングへ。

 

バッドエンドの場合は女の子によって主人公が刺されたり監禁されたりとヤンデレの餌食になってしまいます。

 

ただ、6人全員のバッドエンドが全てヤンデレエンドというわけではないのでこのタイトルの割には意外性があって面白かったです。

 

一つ例を挙げるとしましょう。

リリアンという女の子の場合はターニングポイントでバッドエンドの選択肢を選ぶとヤンデレ展開にはなるのですがこのエンディングでは攻略対象のリリアンではなくリリアンの妹のヤンデレっぷりを味わうことになります。

後日路地裏でカッターで首を傷つけられ(たぶん)中学生くらいの女の子に興奮されるという終わり方をします。

主人公マジで羨ましい、ぼくもカッターで首切られて興奮されたいと心から思いました。

 

それ以外にはバッドエンドのはずがなぜかめっちゃ爽やかな終わり方をする女の子もいるのでヤンデレエンドというワンパターンでなかったところは面白かったですね。

ストレスに感じた部分

では本作わたもんの気になったところを挙げていきましょう。

1 LIMEの返信が遅い

本作の半分はこのメッセージアプリLIMEでのやりとりです。

我々が普段使っているLINEと何ら変わらないものでもはや説明不要でしょう。

 

こちらのメッセージよりも圧倒的に相手からのメッセージの方が多いのですがメッセージを1つ受信するたびになぜか「かきこみ中」という謎の時間が発生します。

 

おそらくはリアルなやりとりを再現したかったのでしょうがぼくはゲームにテンポの良さを求めるのでこれはまあまあなストレスでした。

2 セーブ機能無し

女の子1人につきハッピーとバッドの2つのエンディングが用意されているのですがアドベンチャーゲームというものは分岐前の選択肢でセーブデータを作成してエンディングを1つみたら分岐前に戻りもう1つのエンディング、、、

といった感じに同じやりとりをしなくて済むよう設計されていることがほとんどですがわたもんにそのような機能はありません。

 

なのでエンディングを見たらシナリオをリセットしてもう1回最初から最後までプレイするする必要があります。

1週が短いとはいえ結構な苦痛です。

総評すると普通のギャルゲにヤンデレを付与させた作品

 

わたもんの内容はこんな感じです。

 

ヤンデレを売りにしてはいますがハッピーエンドは普通にハッピーエンドですしバッドエンドも全部がヤンデレエンドというわけではないので割と無難なギャルゲです。

ぼくは全てのエンディングを見ましたが総合的な評価は「普通」ですね。

まあそれでもヤンデレが好きな人はある程度楽しめると思いますので興味がある人は全然プレイしてみてもいいと思いますよ。

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