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クソゲー版ダンガンロンパ!?アイドルデスゲームTVのレビュー




おしりです今回はクソゲー版ダンガンロンパ

アイドルデスゲームTVを全ルートしっかり完走したのでその評価感想などを書いていきたいと思います。

一部ネタバレを含みますのであらかじめご注意ください。

 

ということで本作のスペックについてざっくり説明すると

アイドルデスゲームTV - PS Vita

2016年にPS vitaで発売されてパッケージを見ての通りアイドルがいっぱい出てくるゲームでキャラデザはあの上田メタヲ先生

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ゴアスクの多くを担当されている方で女の子みんな可愛いです

といっても現役の方で最近の作品でいう魔法少女消耗戦線や鏖殺ノ乙女の人と言った方が伝わりやすいかもしれませんね

 

声優さんも聞いたことのある人や見たある人がチラホラいるような気がします

タイトル通りデスゲームでその司会はテンプレになりつつあるキュウべえやモノクマのような腹黒マスコットなんですがCV山口勝平さん

ペルソナ4のクマやジョジョのしげちーの人で司会であり本作では怖い一面も見せてくれます。

その怖いシーンの演技超好き。

 

そんな感じの面白くなりそうな要素がてんこ盛りの本作ですが8年が経過した今でも移植や完全版が発売されていないことからペルソナ4Gほどの人気は無かった疑惑がある作品です

この後話すゲーム性や後半部分でその疑惑は確信に変わるわけですがそんなクソゲー版ダンガンロンパをやるために

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Vita買ったんですよね・・・

あらすじ

そんなわけで本編の出来事は毎年行われるDODの開催場所である七望館という館に集められた七人のアイドルが番組の進行について困惑しているところから始まります。

 

このDODとは普通のセンター権を懸けて競い合うイベントだったっぽいんですが今回はデスゲームであり選抜メンバーも不自然でなにもかもがおかしいようです。

そこに現れるのがドリパクという推定1メートルあるかないかぐらいの着ぐるみで左目がギザギザの圧倒的モノクマ感を有している司会

今回の第10回DODについて説明してくれてプロローグ部分は終わりなのですがここまででめっちゃ質の良いオープニングムービー&勝平ボイス&不穏さを匂わせるDODなどなど

今の所超面白そう!

こうしてセンター権を勝ち取るために命をかけたアイドル7人の戦いは始まるのです

 

千春編攻略まで

そんなわけで面白くなりそうな要素がてんこ盛りの始まり方でDODは始まり初めは千春を操作して唯我独尊を目指すのですが・・

やることは館内で○ボタンをポチポチするだけです・・・

というのは少し悪く言い過ぎましたがあながち間違いでもないんですよね・・

 

まずDODのルールですが1〜5のステージがあってそれぞれ用意されたチャレンジに成功すると勝ち抜け

 

参加メンバーがそのステージで最後の一人になると負けというルールで負けた人はデスライブにて処刑されます

番組内では敗者復活のデスライブっていう扱いなんですがその内容はどうあがいても助からない詰みの状態から始まり生き残れる人はいません。

 

てことでさっさと勝ち抜けるためにチャレンジ成功を目指すのですが

運ゲーなんだわ・・・

最初のステージは1〜9のボールを200コインで入手してルーレットを回すという運ゲー

買うボールは一個でも挑戦できますが1/9となると突破は困難で挑戦料もかかるのでできれば5〜6個手に入れて1/2程度には確率を上げておきたいところです

 

となるととにかくコインが必要でそのコインを稼ぐ手段は館内を調べるのがメインです。

それ以外だと一気に稼げるバクロワイヤルを他のアイドルに仕掛け持っているバクロワードというアイテムを組み合わせて勝利すると大きく稼げます

しかしながらそのバクロワードもショップで買う必要があるのでやはり館内でしこしこコインを集めるのがメイン

慣れてくるとバクロワイヤル連でサクサク進められますが組み合わせの答えであるメモも館内で見つけないと勝ち目がないのでやはり移動しながら○ボタンポチポチがメイン…

 

そうやってコツコツコインを稼ぎながら貯金してボール買って何分の一かでチャレンジ成功を目指しましょう

次回と次々回の内容はダンスや演技に変わりますがそれも成功率を上げるのにコインを稼ぐ必要があるのでやることは同じです

 

そんな感じにコインを稼ぎながら脱落者が出るたびにデスライブで誰かが逝き千春は屍を乗り越えセンター権を勝ち取るのですが…

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最後はドリパクにより自分の両親が犯罪者だったことを知らされます

信じたくない千春ですが証拠が出揃っていることやこれまでの両親の様子、妹と似てないことからこのこんな顔になってしまうのです。

てことで千春編クリアアイドルデスゲームTVはまだまだ続く!次回は…?

あと6人分のルートがあるだと!?

てことで最初から初めて銭を稼ぎつつ他の女の子でも優勝するんですが…

 

またあのクソゲーを繰り返すのぉ…?

トゥルーエンド的な扱いのDOD編解放には条件があって全ルート攻略する必要は無いそうですが私は結局全部クリアしました。

正直に言ってしまうと最後に残したしらせ編をクリアしてないのに出てきたからしらせ無視してDODいこうと思ったんですが一応全部やったぞ・・・

そんな感じで千春編が終わってからはどの女の子から攻略しても良いんですが2〜3週目は同じ女の子でもデスライブの内容が違ったりでまだ面白い部分があるんですが…

って感じかな?

 

言いたい放題言わせてもらおう

アイドルデスゲームTV本編の内容はそんな感じで千春編以外では真理子以外千春とほぼ同じような内容で最後のトゥルールートのみ展開が大きく変わり圧巻のラストを迎えます。

てことで本編について説明すべきことはもうありません!

ここからは私がクソゲー版ダンガンロンパという結論に至った理由を言いたい放題言わせてもらおう!

 

細かいツッコミどころはちょいちょいあるんですが本作の中で特に大きなダメな部分は2つありその2つが融合することで耐えられんレベルのアレの悪さを実現してしまっています。

 

そのひとつ目はゲーム性が虚無であること!

お話した通りですが本作のゲーム部分は

コイン集めと運ゲーが大半です!

一応バクロワやら終盤の賄賂作戦とかもあるんで意外と2周目あたりまではそこまで苦痛に感じないんですがバクロワードがリセットされる各ルートの序盤なんかはマジでやる気なくします。

しかも調べるコマンド一回につきわざわざ数秒間探すそぶりを見せてなにか見つかったり見つからなかったりするのでこれのせいで退屈さが激増してるんですよ

終盤では調べても何も見つからないことが増えて余計イライラしましたね

(恐らく見つけたメモが全ルートで使えることからメモがあった場所はなにもない扱いになるのだと思われます)

 

次にロード時間ですが・・・

いちいち長ぇ!

バクロワイヤル移行時と終了時はもちろんのこと、長めのロード時間が挟まれチャレンジ移行時ももちろんロード時間

チャレンジは運ゲーなのでうっかり失敗した時には「挑戦料を払って再チャレンジしますか?」みたいなのも出てこずロード時間を挟み館へ

その後挑戦料を払ってチャレンジいてロード時間を挟んで・・

みたいなことになるので3人目あたりからずっと動画とかX観ながらやってましたね。

しょうがない部分ではあるけどそれほどまでにロード時間は苦痛だったんや・・

せめてロードの時間か回数のどちらかにしてくれ・・

もうモンハン2ndGみたいにメディアインストール搭載しよう・・・

 

特に大きな問題点はこの二つだと思いました。

ゲーム性が虚無であり無駄な動きが多くロード時間とロード画面を挟むことが多いのでそれらすべてが融合してテンポが最悪なゲームになってしまっています!

しかも千春編攻略後はそのテンポの悪さで(真理子を除いて)丸ごと5人分攻略するので拷問に等しい!

 

しかもトゥルーまでの個別ルートもほとんど同じ内容で操作キャラのモノローグが追加されてそれなりに目的や過去人間関係が明かされるんですが・・

トゥルーでも明かされるんですよね・・

そのせいで余計「虚無ゲーをやらせずトゥルーにうまいこと詰め込んでくれん?」感があります!

しかも個別ルートのエンディングはほとんどの女の子が千春のように勝ち残ったけど警察が駆け付けてきてうろたえる様子が描かれて終わりです。

生き残った後にアイドルらしくセンターでライブするとかDODで目的を達成して邪悪なアイドルとなり活躍するみたいなちょっとしたエピローグすらありません。

一応デスライブには一人2パターン用意されていて2周目以降はまた違ったライブが流れるのでそこは楽しめるんですが・・

 

3周目からはスキップしまくりやぞ

さらに残念なのがダンガンロンパのオシオキと比べて女の子の逝かせ方が結構雑なものが半分ほどです。

夢合体ドリームロボや熱湯風呂といった一部のデスライブはかなりセンスあるやり方でしたがやはり半分ほどは事故って血まみれ~残念ライブ失敗~

みたいなやり方なのもちょっとね・・・

 

ダンガンロンパのオシオキはバターだったり女の子がこれまで人生をささげてきたものにやられるなど結構なものを魅せてくれたのでデスライブとオシオキのムービーには差を感じてしまいますね・・・

 

私だったらドリーム椅子取りゲーム!

とか言って椅子取りゲームさせて最後に女の子が椅子を取るもそれが電気椅子でデスライブ終了~とかそんな内容にすると思います

 

あと細かい不満点はドリパクって結局何だったの?バクロワイヤルと第4チャレンジが絶妙に難易度が高いことなどありますが私が本作に求めていたのは素晴らしいシナリオじゃないのでその辺は適当にレビューサイトでも見てださい。

 

それじゃあ良いところも話しておきましょう。

もうお察しだとは思いますが私の中ではクソゲーなんですが全体的にみると嫌いではありません。

というか結構好きなクソゲーです。

 

というのも良いところもしっかりいっぱいありますからね。

まずは見ての通り上田メタヲ先生の描く女の子

すごくかわいい!

だけじゃなくて苦悶の表情も非常に良いですね!

デスライブもほぼメタヲ先生が描いたそうでスケジュール的にはギリギリすぎて永遠に描いてたそうです

そのおかげでムービーの質はかなり良かったですここは評価しなければならないでしょう

 

あとはバクロワイヤルで女の子の悪事が暴かれていくのもゲーム性と嚙み合ってて楽しめましたね。

この烏丸理都(からすまりと)という女の子はこれまでに結構な犯罪を犯してるんですがそれがはっきりと判明するのはりっとんルートとトゥルールートくらいです。

なので別視点からバクロワイヤルを通じて常習的に違法行為に手を染めていることが明らかになっていき「からすまネキやばすぎん・・・?」

みたいなのを段階を刻んで知れるのは面白かったです。

意外と攻略する順番は大事なのかもしれません。

 

総評 惜しいクソゲー

私がアイドルデスゲームTVをきっちり全ルートやった感想はそんな感じです。

何度もクソゲーと言いましたが本作のすべてをひっくるめてクソゲーと言ってるわけではありません。

ゲーム部分の大半が館の中を歩きながら〇ボタンをポチポチするだけでの虚無ゲーであることに文句を言ってるのです。

そのクソゲー部分がアイドル7人分じゃなくて3か4人分くらいだったりもう少しマシな仕様だったらデスライブやムービーでもう少し高い評価を得られたんじゃないかと思います。

実際ステージ4では投票で脱落者を決めるのですがステージ4でだけ人気投票と不人気投票で2人脱落します。

それなら7人じゃなくて6人で良かったと思います。

あとは結局館内で行われたDODしか描かれなかったのも残念ポイントですね。

おそらく女の子は過去と人間関係の設定が練りこまれているんですがその辺りも結構あっさりと明かされて終わりです。

過去編についてはバクロワイヤルで一番攻撃力が高くなるであろう組み合わせをするとセリフが追加されます。

ストーリー中にあっさりと終わらせられるのならばこの時にでも最高難易度のバクロにたどり着いたご褒美としてちょっと長めに過去の悪事やこれからどうするつもりなのかを描写しても良かったんじゃないかと思います。

さすがに個別ルートのエンディングが薄っぺらすぎるのでほんの少し濃く描写するだけで印象変わるはずなんですよね

デスライブも半分くらいは雑な退場のライブでしたがムービーの質は良いですし彩夏ちゃんは最高の見せ場となっていました。

メタヲ先生には酷な話ですがこれも全員にあと1つか2つデスライブがあれば虚無ゲーでも1ステージクリア後にデスライブという本作特有のご褒美パートを視れるのだから評価を左右する部分だと思います。

 

そんなわけでキャラもムービーも魅力的で二番煎じ感があるもののアイドルデスゲームという独特の内容で絵も設定も面白い

しかしテンポの悪さとゲーム性の虚無さ、それが大半を占める作りであることが原因で私の中ではまあまあ面白いクソゲーという評価

クソゲー版ダンガンロンパということになりました。

 

余談ですが劣化版ダンガンロンパと言われているようです。

私的には似てるけどアイドルがメインで一本道でもなくストーリーよりも登場人物に力を入れているように感じたので差別化できているように思えます

なので劣化版というよりかはクソゲー版だと思います。

 

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