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R18ゲームに登場する狂気に染まりすぎてしまった4人の電波少女




おしりです。

今回はR18ゲームに登場する行動言動思考回路そのどれもが意味不明な所謂電波少女を4人解説していきたいと思います。

軽度のネタバレを含みますので予めご了承ください。

雫 瑠璃子

まず初めに電波とは何か?

ここでいう電波とは「理解困難意味不明」といったそういう意味です。

一言にそういった意味での電波も歴史を辿れば宗教やら実際の事件やらアルミホイルで防げるだとか色々ありますが今回は電波=意味不明理解不能

そういった認識でOKです。

遅刻遅刻〜からのばったり男と女が出会う旧劇エヴァでみたアレと同じく詳しく話すと文字数増えそうなのでよろしくです。

ということで全ての電波ゲーム電波少女の元となったであろう瑠璃子さんから。

1994年にLeafより発売された雫よりメインヒロインとしてこの世に登場しこの雫以降の電波ゲー電波少女に大きな影響を与えたと思われます。

雫の主な内容はある日突然教室で放送禁止用語を連呼し自分の顔をひっかき狂ってしまった女の子、太田加奈子がなぜそのようなことになってしまったのかを調べるために学校で3人の協力者と話をして夜に調査をするというものです。

その3人の中の一人が今回紹介する瑠璃子。

瑠璃子と出会う場所は必ず屋上なので現れる選択肢では屋上に残るを選択します。

初登場は叔父から太田加奈子発狂事件の調査依頼を受けた直後。

 

屋上から教室へ戻ろうとすると瑠璃子と出会います。

主人公と瑠璃子の関係性は去年同じクラスだっただけで話したことはないその程度のものです。

しかしあの時とは明らかに目が違うことに違和感を覚えます。

その目は教室で発狂した太田と非常に似ていたことから主人公曰く「狂気の扉を開きかけている目」だそうです。

実質初対面のこの段階で早速電波発言です。

「長瀬君もできるんでしょ?」

「え、僕が?なにを?」

「電波の受信」

意味不明な問いに対して当たり前のように「僕にはないよ、そんな力」と答えますが

瑠璃子は「ううん、あるよ。長瀬くんには。私よりずっと強いちからが」

とか言います。

この段階でBGMといい会話が噛み合わないことといい電波のわけのわからない話をし始め混乱しますが主人公は瑠璃子のミステリアスな雰囲気と狂気に憧れていることから瑠璃子に惹かれます。

次の登場も屋上ですが夕暮れのあの有名なシーンです。

どうやら瑠璃子は主人公に電波でメッセージを送っていたようで相変わらず電波の力で色々やってるみたいです。

そんな感じでなぜか瑠璃子と主人公は仲良くなったっぽくてここで瑠璃子の過去の記憶を見ることになります。

 

理屈は不明ですがこれもおそらく電波の力なのでしょう。

そして後半部分夜の探索パートへ。

瑠璃子と一緒に太田加奈子を狂わせてしまった犯人を探すべく学校を探索する二人。

そこではあっさりと犯人であり瑠璃子の兄でもある月島を見つけることができこいつと戦うことになります。

 

しかし月島は毒電波という人間にとって有害な電波を操る能力を持っているようで対抗する手段がありません。

なので一旦瑠璃子と逃げて体育館の倉庫でhなことをしてしまいます。

そして主人公はメインヒロインと結ばれたことで電波の力を使えるようになりました。

 

月島にはその覚醒した力でボコボコにしてエンディングを迎えます。

 

これが雫の超ざっくりした流れでどうやら瑠璃子が言っていた電波の力は実在するようでその力は瑠璃子だけのものだったようです。

 

しかし実の兄でありながら瑠璃子のことが大好きな兄、月島は昔瑠璃子を襲うことでその電波を操る力に目覚めてしまいます。

このことから電波を操る力を手に入れるには瑠璃子と交わることで瑠璃子曰く

「ううん、あるよ。長瀬くんには。私よりずっと強いちからが」

とのことなので瑠璃子よりずっと強い電波の力目覚めその力で事件を解決しトゥルーエンドへ分岐するわけです。

トゥルーエンドでは電波の力に目覚め悪用した月島に寄り添い永遠に眠ることになります。

一応瑠璃子が生存するハッピーエンドも2週目から解放されます。

 

このように瑠璃子は前半は意味不明という意味での電波、後半は文字通り電波を操るという意味での電波少女として常に物語の中心人物となっていました。

瑠璃子の目的は狂ってしまった兄を止められる人物、つまりは主人公長瀬に電波の力を覚醒させ兄を倒してもらうことだったのです。

その後は一人寂しく精神世界で震える兄に妹らしく寄り添うという儚くも優しい物語が雫なのです。

 

これが元祖電波ゲーム全ての電波少女のご先祖様とも言えるであろう瑠璃子という電波少女です。

これ以降の作品で瑠璃子から受け継がれた主な電波要素は意味不明、超能力、噛み合わない会話、屋上で出会うことが多い、ミステリアスな女性といった部分です。

少し長くなりましたがこれが電波少女の必修科目である雫の瑠璃子という電波少女なのです!

君と彼女と彼女の恋。 アオイ

さて瑠璃子という電波少女の基本を知ったところで二人目の電波少女へといきましょうかぁ〜

君と彼女と彼女の恋。略称ととの。よりアオイ

本作のヒロインは二人で幼馴染の美雪と電波少女のアオイの二人だけです。

ととの。の前半部分は主人公がアオイに迫られキスしようとしますがどうにかそれは阻止。

それからアオイにつきまとわれるようになりますが主人公は電波少女として学校で浮いてるアオイに友達との付き合い方を教えてあげたくて幼馴染の美雪に頼み込み3人仲良く過ごすというものです。

しかしR18ゲームらしくhなことは避けられないのでどちらか一人を選ばなければいけません。

初回は美雪ルートで固定ですが2週目からはアオイルートが解放されます。

1週目から2週目のアオイルートまでのアオイは

「屋上で電波を送信する」

「とうおるるるるるるるるるるるるるる……」

などと言い始め文字通り電波(を送信する)少女として変人らしさを全開にしてきます。

それ以外にも人間関係においては距離の詰め方がおかしかったり「るる」が口癖だったりで意味不明という意味でもしっかり電波少女してます。

今の所屋上での登場シーンが多いことや電波を送信していること、そして目が狂気の扉を開く直前のあの目をしていることから瑠璃子感が凄まじいです。

もちろん瑠璃子と同じく超能力的なやつも持ってるっぽいです。

 

それは屋上で電波の送信。

瑠璃子と同じくアオイの電波関連のやりとりもただの頭おかしい人の行動ではなく物語の核心に触れるレベルの重要なことだったのです。

アオイが電波を送信している相手はカミサマ。

アオイは「カミサマに電波を送信してセカイをアップデートしてもらうの」的なことを言いますがまあ意味不明ですよね。

ですがセカイアップデートイベントは実際に起こり主人公目線で目立った変化は見受けられませんがセカイは一周目とは違うものにアップデートされます。

 

そこからなんやかんやあってアオイとは特別な存在であり使命を全うしなければ存在が消滅してしまうというぶっとんだ話になってきます。

てなわけで使命を全うするためにアオイルートなのに主人公のいないところで男の娘とやってたりするんですよね。

しかもそれが判明するのがゴミ箱から使用済みのゴムゴムが出てくるシーンっていうやけに生々しい流れだったりするのです。

 

でもってそこからアオイルートはクライマックス

その男の娘と主人公とアオイで3Pまでしてしまうのです。

賢者タイム中に主人公とアオイはこれらのことについて話すのですが主人公はアオイが常に誰かとやらなければ消滅する存在であるということを受け入れてハッピーエンドっぽい流れになります。

その後の展開についてはご存知の通り

かどうかはわかりませんがアオイがどうこう言ってる場合じゃなくなりますのでととの。のアオイの出番はこれを機に激減して最後にちょっとだけ登場して終わりです。

 

いわゆるNTR要素がある恋愛ゲームではありますが実は瑠璃子も主人公と出会う前に月島さんにやられてしまっていることからここも共通点ですね。

しかしながらこのゲームのメインヒロインかと言われると私はう〜んどうなんだろ?という印象ですね。

もちろんアオイのこの設定も激ヤバ電波少女であることには変わりないんですが作中ではちょいちょいNTRものの名作ゲームの話をしてたりこの後の美雪が衝撃すぎてエンディングを迎える頃には大半の人が「ととの。のメインヒロインは美雪」と思うはずなんですよね。

これまで数回本作には触れてますがまだ詳しい内容を知らない人は是非ともプレイすることをおすすめします。

 

新品でしか買えなくて高いし前半はテンプレの恋愛ゲームで退屈に感じますが3周したら一生忘れられないゲームとなることは間違いありませんので。

個人的にはエアプで終わらせたくないゲームトップ3には確定で入ります。

終ノ空 音無彩名

お次は終ノ空より音無彩名(おとなしあやな)

こちらも電波少女らしく主に屋上で出会う美少女で同じ事件を複数人の視点で見ていく終ノ空において全ての章で現れる女の子です。

作中での役割や目的、正体は

はっきり言ってわかりません!

というのも作中では意味深な話ばかりするものの誰の味方ともとれない行動と発言が多くラスボスのような扱いである間宮の味方でもなく一般人である1章2章の主人公の味方をするわけでもなく最初から最後まで中立の立場を貫いているからです。

 

さらに電波少女らしく正体不明でありながらも登場人物の心情を読み取っているかのような発言が多く大半の人物はこの彩名の発言にびびらされます。

 

ですが1章の主人公である水上行人とは哲学的な話が好きなのかそれに関する話を繰り広げたりと案外馬が合っているようにも思えます。

 

ここまでだと音無彩名のイメージは神出鬼没のミステリアスな電波少女、それぐらいだと思います。

しかしながらこの女はところどころ普通の人間とは思えない電波少女にありがちな超能力的な力を使う描写も多々見受けられます。

特に謎多き章が終ノ空リメイクの横山やす子編

 

反社会人と繋がりがあるやす子はそのおじさんにビデオ出演のためにうまいこと彩名に話をつけて事務所まで連れてくるのですが彩名をみたおじさんはなぜか異常なまでにビビり散らかします。

そのおじさん曰く

「あれは人間じゃないナイアーラトテップだ」

などと意味のわからないことを言い始めます。

 

どうやらそのおじさんの話によると海外でナイアーラトテップと遭遇したことがあるらしくその時は周りの人間がその化け物によって全滅したとのことです。

 

ということで彩名の謎の力によって反社会人は彩名とやる幻覚を見せつけられイッたと思ったら大量に血を発射していて全滅してしまうのです。

これは彩名の万華鏡写輪眼による幻術とでも言うのだろうか?

 

冗談はさておきこの真相については謎のままでこれ以外にも性的すぎるので詳しいことは伏せますが色々謎が多いです。

一応水上行人のことが好きらしくリメイク版では屋上でhなことをしてしまうシーンも追加されています。

これら以外にも素晴らしき日々では「終ノ空Ⅱエンド」にて世界の可能性について仮説を話してくれたり

序章にて本編とのゆるい繋がりを示唆してくれたりと全知全能のなにかではないのかと考察させてくれる発言が多いです。

 

私はすば日々も終ノ空も3作品きっちり全エンディング制覇してますがそれでも彩名についてはわからないことの方が多いような気がします。

euphoria 白夜凛音

思ったより長くなりましたねここまで4500文字ですよ!

最後はeuphoriaより白夜凛音(びゃくやりんね)

何もない白い空間で目を覚ましそこは絶対にhしないと出られない部屋であることを説明されハードなプレイを楽しむゲームeuphoria

その初期メンバーとして凛音と出会い一緒にこの部屋からの脱出を目指すわけですがトゥルーまでのルートではクールな女性で中立な発言が多く置かれている状況の割に冷静な判断ができる強い女性といった印象。

はっきり言って電波少女と言える要素は0です

 

しかし凛音ルートの後半となると話は別です。

この凛音ルートでは白い部屋から脱出した後にどういうわけか凛音が狂ってしまい教祖のような格好で大量の生徒を引き連れ白い部屋で一緒だった合歓を捕らえます。

そして教祖として合歓を浄化するという理由で信者に襲わせ焼鏝を押し付けます。

 

その時の映像はとても見せられたもんじゃないほどに痛々しく常識人だったはずの凛音がここまでやるのはおかしいと考え主人公は凛音から離れようとします。

 

しかし凛音の狂気は止まることを知りません。

 

生前教祖として活動していたであろう自分の母親のやり方とは違う方法で理想を実現してみせると話していた凛音ですがなぜか急に

「何もかも、私が間違っていた、あの人が正しかった」

などとミイラの母親に向かって話し始め何かに取り憑かれたかのように主人公を監禁し襲います。

 

それから数日間豹変した凛音の意味深で狂った行動は多々ありますが今回は割愛。

 

最後の分岐で楽園の扉エンドへ分岐すると凛音は正気に戻ります。

そして本作において重要な場所である大きな扉がある白い部屋へ辿り着きそこでは

「私とあなたは選ばれたのよ」


「私は、救世主として認められたっ!」


とか言い出し意味不明です!
凛音曰くこの大きな扉は楽園の扉らしくそれが開かれ恵輔は部屋で目を覚まします
これまでの出来事が夢だったかのようなやりとりをしてエンディングを迎えるわけですが後半では主人公の問いに対して具体的な答えを聞かせてくれませんし思考回路が全く読めません。

一応めっちゃくちゃ考えて凛音のこれらの行動に対する考察動画を作ったんですがそれでも全部は理解できませんでした。

それほどまでに電波(意味不明)な内容です。

テンプレの電波少女を瑠璃子とするのならば凛音は屋上超能力といった要素を無くして意味不明さと狂気に振りまくったステータスと言えるでしょう。

もちろん目もおかしいことになってます。

 

では4人の電波少女の紹介を終わります。

ミステリアスな女の子が好きな人はこれらをプレイしてみたはいかがでしょうか?

今回は電波少女に焦点を当てましたがゲーム自体はかなり面白いです。

その代わりどれも人を選ぶ要素が多すぎるので慎重にね。

 

 

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