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あの怖すぎるホラーゲームの新作!steam版つぐのひの考察とレビューです!




おしりです。

今回はアイムシアン氏が製作する日常浸食ホラー「つぐのひ」の新作「霊刻の踏切り」と「アイの亡き声」をクリアしたのでそのレビューと考察記事になります。

つぐのひとはこういう意味です

つぐのひってなに?という人はこちらから前回の記事を拝見していただければと思います。

今回紹介する2作品は2021年8月13日にsteamにて配信された「TSUGUNOHI/つぐのひ」に収録されている9作品のうちの最新2作に該当するものです。

元はブラウザ、ゲームマガジン等で配信されていましたがそれらをまとめて有料コンテンツとしてリリースしたものが”steam版つぐのひ”です。

実はこのsteam版にはシリーズの中でもトップクラスに恐怖度、完成度が高い昭和編は含まれていないのでご注意を、もしsteam版つぐのひをプレイするなら多少面倒でも昭和編までプレイしていただきたい。

 

前置きはこのぐらいにして新作の評価感想、レビューへと進みましょう。

霊刻の踏切り

今回の舞台は踏切周辺の通学路となっております。

主人公は女子学生、紫色のリボンが特徴的ですね。

この女学生は数日前に踏切へ飛び込み自殺した双子の妹のことで頭がいっぱいです。

本作の前半部分は主人公が妹に抱いていた想いが描写されます。

ですがそんな女学生にも慈悲は無くホラーゲームらしく開始五分ほどでこのようなことに・・・

この世のものとは思えない女の子や不気味に動く人影が主人公の周りにつきまとい日常は浸食されていきます。

踏切では妹の他にも誰かが飛び込んで死亡しており凄惨な現場を目の当たりにします。

その他にも「ワシらを連れて行かないでおくれ」と踏切に許しを請う老婆や

 

死んだはずの妹が毎日のように主人公を”連れていこう”としたりとガチで怖いです。

”つぐのひ”(最後の日)にはいつもの通学路はご覧の通り地獄のような光景となり歩くたびに身の毛もよだつ恐ろしい出来事が起こります。

最後は妹と再会を果たしこの「霊刻の踏切り」という物語は幕を閉じます。

この姉妹がどうなるかは是非ともプレイして確かめてみてください。

怖すぎておしっこ漏らすと思います。

(ぼくは何回も漏らしました)

アイの亡き声

新作2つ目はまさかのキズナアイコラボ!

ということであの有名なバーチャルYouTuberであるキズナアイが主人公です。

(ぼくはキズナアイについては何も知らないのでそういう人の感想として拝見くださいませ。)

配信を終えてキズナアイがおうちへ帰るところから始まる本作、配信スペースからおうちまでのPC内部を模した世界が舞台です。

 

そんな本作を徐々に侵食していく存在がこちらの謎のキャラクター。

(なんとなくですがVtubarっぽいですね)

キズナアイと同じ”ぴょこぴょこ”をつけていることから何か関連性のあるキャラクターなのかもしれません。

さらに、今回のホラー演出はPC内の世界なので今までの過去作とは全く違うものとなっています。

ドット絵やポリゴン化したり再起動を促す警告画面に切り替わったりとなんだかPCでプレイしているぼくらプレイヤーを意識したメタ的な演出にも思えます。

(こういうの好きです💛)

キズナアイはこの謎のキャラクターと対峙するのですがつぐのひとコラボした結果キズナアイは大変なことに・・・

といった内容です。

 

2作品ともつぐのひらしくて楽しめました

こんな感じで新しく配信されたつぐのひ2作品をクリアしたんですが期待通り最高にホラーで面白かったです。

ゲーム性はただ左に進むだけで両方とも20分前後でクリアできる内容ですが満足できる内容ですね。

steam版に収録されている9作品はそれぞれ独立した内容(一部緩い繋がりがあります)のショートストーリーで左に進むだけなのでノベルゲームに近い感覚でクリアできる内容です。

長ったらしくないホラーが好きな人にはかなりおすすめです。

逆に壮大な物語やアクションを求める人には合わないと思うのでその辺りが評価の分かれ目かなと思います。

 

やっぱり毎回舞台が違うところがつぐのひシリーズの面白いところであり今回はキズナアイコラボのPC内の世界や幼いころに誰もが恐怖を感じたであろう踏切を舞台にするところが面白い。

特に霊刻の踏切は過去作「幽闇の並葬電車」の関連作品ということで2作品との共通点を見つけてはニヤリと笑い楽しんでました。

 

今回はこのあたりで終わろうと思っていたのですがsteam版つぐのひのリリースは8月13日でわたくしおしりがこの記事を作成している日付は8月20日。

配信からまだ日が浅いからか色々ググってみても幽闇の並葬電車編と新作の霊刻の踏切り編の関連性がよくわからないので考察、というか気になった点を紹介して終わろうと思います。

考察① 舞台は2作品ともきさらぎ駅?

幽闇の並葬電車編の初日で主人公の女子中学生は毎回きさらぎ駅で降ります。

(少し文字がぼやけていますがきさらぎ駅で間違いないでしょう。)

そして霊刻の踏切り編の中盤では舞台がきさらぎ駅周辺の踏切であることが判明します。

これで2作品の舞台が駅と駅周辺の踏切りの道路であることが確定します。

 

考察② 時系列も同じ?

次に気になるのが時系列です。

ぼくは電車編のラストと踏切り編の初日は同じ日だと考えています。

踏切り編の初日で最初にすれ違う人物は電車編の女子中学生です。(画像左)

踏切り編でこの女子中学生が現れるのはこの1回のみでそのあとは登場しません。

そして踏切り編2日目では踏切で事故が起きています。

ここで注目すべきは電車のラスト。

電車編では主人公の女子中学生が電車の扉から落ちて終わります。

そしてこの事故が踏み切り編2日目の事故の全容なのではないかと考えられます。

以上のことから踏切り編初日ですれ違った女子中学生は電車編ラストの女子中学生がきさらぎ駅へ向かう途中だったのではないのかと考えました。

となると時系列的にも両作品は同じなのではないかなと思います。

 

考察③ 矛盾点

以上がぼくの考察になりますが少し気になる矛盾点のようなものもあります。

まず最初に気になったのが霊刻の踏切り編で最初にすれ違う女子中学生、電車編の主人公と同一人物だとは思いますが電車編では主人公と同じ姿をした女子中学生が登場しました。

この「もう一人の女子中学生」のことを考えると踏切り編ですれ違った女子中学生はこっちだったのでは?とも考えられます。

 

矛盾点その2は事故現場です。

電車編のラストにて女子中学生は引き込まれるように電車から落ちてしまいましたが場所がどう見ても橋の上なんですよね。

 

ですが踏切り編では踏切りにて事故処理をしています。

ぼくは実際の電車事故を見たことが無いので何とも言えませんが橋の上で起こった事故が踏切まで影響するのか?という疑問です。

そもそも霊に連れていかれて異世界的な所へ行ってしまい現実世界では事故として認識されていない可能性すらあります。

きさらぎ駅といえばそういうお話とも捉えられるし扉に書かれている「引き込まれないよう」とはそういう意味なのかもしれません。

 

とまあこんな感じに自分なりに考察してみました。

初めてちゃんと色々考えて文章で説明してみましたが以外と難しいね。

今後何か明確な答えが出れば追記するかもしれません。

 

まあ何が言いたいかというと少しでもつぐのひというコンテンツが気になった人はぜひともプレイするなり実況動画を見るなりして触れてみてほしいということです。

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