おしりです。
アトラスの犬である私が今回クリアしたゲームはこちら!!
キャサリンフルボディ!!
もちろんPS4の「ダイナマイトフルボディ版」っていう一番良いのをAmazonでポチっとしました。
これが私がアトラスの犬である所以だ。
本作はペルソナシリーズ開発チームによるホラー×恋愛×パズル×アドベンチャーゲームです。
ゲームとしては王道からかけ離れたジャンルの集合体ですがそれ故にほかのゲームには無い展開やゲーム性が面白いです。
先に言っておきますがぼくはこういう尖ったゲームが最高に好きです。
キャサリンといえば数年前にps3とXbox360で発売されており累計出荷数は100万本以上の実は大ヒットしてる作品。
無印版のパッケージはフルボディ版と異なり三人に囲まれている状態ではなく金髪のキャサリンだけが写ってますね。
今回はそんなキャサリンに新要素を加えた「キャサリンフルボディ」のレビューです!!
目次
面白すぎるあらすじ
主人公のヴィンセント(32)には5年付き合っているキャサリンという彼女が居てバーでは飲み仲間もいる気ままな独身生活を謳歌する優男。
そんなある日に彼女のキャサリンから結婚を迫られますがまだ独身でいたいヴィンセントはあいまいな返事で誤魔化しその日もいつも通り、バー「ストレイ・シープ」で飲んでいました。
一人で飲んでいるとヴィンセントのもとに、、
美女ギャル襲来!!
すごくやらしい雰囲気になりなんやかんやで
浮気しちゃいました!!
結婚寸前の彼女がいるのに酔った勢いでやっちまったヴィンセント‼
どうやら性欲には勝てなかったようで
この顔である
そこから始まる浮気生活、その日から見るようになった悪夢、悪夢の中で死ぬと現実でも死ぬという都市伝説、これらの出来事を中心に繰り広げられる修羅場とホラーと悪夢な日々は本作ならではの内容です。
ちなみにダイナマイトフルボディ版の特典「理想の声」全ボイスセットではこの美女ギャルであるキャサリンの声を自分の好きな女性声優さんの声に変更することができます。
11人もの大人気声優さんから選べますのであなたの理想の声にきっと出会えるはず‼
四角関係を描いた恋愛×ホラーなストーリー
ぼくがこのキャサリンというゲームをプレイしようと思った理由はこの
”恋愛×ホラー”というストーリーが他に類を見ないものだからです。
(正直買う前はパズルゲームの部分には期待していませんでした)
あらすじでも説明したとおり主人公ヴィンセントは元々付き合っているキャサリンという彼女を差し置いて金髪のキャサリンと浮気をしてしまいます。
もちろんヴィンセントは浮気がとてもイケナイことだとはわかっているんですが金髪キャサリンとはなかなか縁を切れず元々付き合っているキャサリンからは結婚を迫られたり妊娠のお知らせを受けたりと右往左往です。
それに加えてフルボディ版の本作からは新たにリンという子もストーリーに密接に関わりヴィンセント、金髪キャサリン、恋人キャサリン、リンの四角関係が始まります。
何度も浮気がバレそうになるシーンがとにかく怖い。
それ以外にも周りの人間を信じられなくなり疑心暗鬼な状態が続く心理的な恐怖も味わうこととなります。
そしてヴィンセントの顔芸は面白い。
カメラのアングル、効果音BGMといった演出がアニメシーンを見事にホラーなものへと昇華させています。
これに関しては動画で見ていただくか是非とも実際にプレイしてあの独特の恐怖を体感してみてほしいです。
数多くのエンディングが存在し、大きく分けて各ヒロイン「金髪キャサリン」「恋人キャサリン」「リン」の3つのルートに分岐します。
さらにここから選択肢次第でバッドエンドやハッピーエンドにも分岐していきます。
詳しい内容はネタバレになるので伏せておきますがやはり元のストーリーが唯一無二なだけあってエンディングも先の読めないものばかりで面白いですね。
序盤から謎の多い金髪キャサリンの正体、リンの正体、恋人キャサリンとのラストなど、気になる要素が多いのでぼくは最初から最後まで楽しめました。
浮気はダメってことがよくわかるゲームですね。
唯一無二のパズルゲーム
前述したとおり本作「キャサリン」のゲーム性はパズルゲームです。
パズルといっても他に類を見ないゲーム性で目的は夢の世界で悪夢から脱出するために塔の上を目指すだけです。
そのためにヴィンセントは無数のブロックを動かし必死に足場を作り現実世界への出口である頂上を目指します。
もちろん正体不明の化け物に襲われて何回も死にかけます。
ですがこのパズルゲームはかなり難しいです。
ぼくは無印キャサリンは未プレイなので正直知らないんですが無印版の悪夢は難しすぎてコントローラーを投げ出す人も多かったとか・・・
実際ストーリーとは別枠で用意されてい「ラプンツェル」や「バベル」といった悪夢とは少しルールの異なるモードでは難しすぎていまだにクリアできません。
ですがフルボディ版からは難易度を細かく設定できるのできちんと段階を踏んでパズル部分を楽しめます。
いきなり高難度のステージで壁にぶち当たり「こんなのどうしたらいいのっ!?」とはならないから無印版からの良調整♪
海外では大会が開かれるほどの人気と評価を得ているようでゲームとしての完成度はものすごく高いです。
ぼくも慣れてきたころにはストーリーと同じくらいパズル部分をやりたくなっていました。
あまり映像映えはしないんですがプレイすれば本作の魅力をきっと味わえるはず‼
ここがすごいよキャサリンフルボディ!
ぶっちゃけぼく程度の人間が文字、動画像で本作の大まかな魅力を伝えるにはこれが限界。
てことで次は細かい魅力をお伝えしましょう!
BGMが最高!!
本作には数多くのBGMが収録されています。
悪夢の中ではベートーヴェンやショパンを元ネタにアレンジを加えたBGMが採用されていて誰もが「あっ、このメロディーなんか聞いたことあるっ!」といった具合に印象に残ります。
さらに、アトラスといえばペルソナ、ペルソナといえばオシャレBGMですよね!
ヴィンセントが毎晩入り浸っているバーではBGMを自由に変更できます。
そのBGMの中にはペルソナのBGMも含まれていてあの名曲を流すことができます。
価値観を問う選択の数々
本作はアドベンチャーゲームらしく作中で数多くの選択肢が登場します。
作中では人生において重要な恋愛、友情、裏切りといった部分に焦点を当てた価値観を問う選択肢が非常に多いです。
これがその一例
恋人のためなら悪魔にも魂を売る?
友人もいつかは自分を裏切ると思う?
墓の中まで持っていく秘密はある?
無償の愛って、信じる?
これらの選択肢についてですがゲーム的な部分で言えば各ルートの分岐点でしかありません。
しかし、この質問はあまりにも現実的で身近で一度は考えたことがあるはずですよね?
ぼくも24歳ですからやはりこういう質問をされると今までの人生を振り返って真剣に答えてしまうものです。
所詮ゲームと軽い気持ちで答えを選ぶのではなくこの機会に今一度自分の価値観だとか考え方を改めたり見つめ直したりしてしまってもいいかもしれませんね。
ストーリーの内容的には普段ゲームをやらない人に程やってみてほしいです。
酒の豆知識や著名人たちの名言が面白い
これについてはかなり細かいですが本作のローディング画面では著名人たちの名言が表示されます。
恋愛や人間関係についての短くてためになりそうなお言葉を拝見することができるので「あ~なるほどぉ~」とうなずきましょう。
開発当初は結婚についての話題に絞っていたみたいですがなんやかんやでこういった形になったみたいですね。(公式Twitterより)
バーではお酒を飲むたびに豆知識を教えてくれます。
ですが本作の面白いところは知識だけでなく少し冗談混じりの皮肉にも似たようなナレーションですね。
ワイン、カクテル、日本酒、ビールの4種類があるんですがどれも聞いて損はないお話です。
総評
少し長くなりましたが最後に本作の特徴をまとめて終わりにしますぞ。
総合的にみると本作は紛れもない名作です。
ストーリー部分は誰もが理解できる人生や恋愛、価値観をテーマにしたもので最初から最後まで難解な部分は無く大人なら誰でも理解できる内容です。
公式PVを観て興味がわいた人は普段ゲームをしないような人でもプレイしてみてほしいです。
パズルゲームの部分も本作ならではのゲーム性でゴールまでの自由度や中毒性は半端じゃないです。
最初こそルールやテクニックを覚えるのに時間がかかりますが慣れてしまえばずっとやっていたくなる程の面白さです。
無印と比べて難易度を調整できるのも大きなポイント!
それ以外にもサブストーリーやBGM、エンディングの種類といったところも抜け目がなくストーリー1週がそれほど長くない(ぼくは初回8時間でクリア)割に濃い体験をさせてくれます。
今現在はスイッチや㎰4でプレイ可能なので社会人のみなさんにおすすめの1本です。
では今回はこの辺で~