狂気とトラウマの宝庫、リンダキューブは神ゲーです!

   2020/12/28

お久しぶりですおしりです。

前々から気になっていたPS用ソフト『リンダキューブ』をクリアしました。
今回は割と見てほしい内容なんで先に言っときます。

面白かった!

めちゃくちゃ人を選ぶ内容なんですがぼくはハマりました。

本当にぼくの好みドストライクでめちゃくちゃ影響を受けてます!

ちなみにリンダキューブには㍶エンジンにて最初に発売された「リンダキューブ」とPSで発売された「リンダキューブアゲイン」SSにて発売された「リンダキューブ完全版」の3種類があります。

今回ぼくがクリアしたのはPSの「リンダキューブアゲイン」。


色々書きたいことはあるんですがまずはストーリーから

他とは一線を画す狂気のシナリオ

リンダキューブのストーリーは三部作となっていて一応パラレル?(後述)となっています。

この3つのシナリオの目的はすべて同じで隕石が衝突する星の滅亡までの8年の間に『神』から与えられた『箱舟』につがいとなる動物のオスとメスを1匹を入れて生き残ることです。
そのために主人公ケンとリンダは動物を捕獲する旅に出ます。

 

左が主人公のケン(CVワンピースのフランキー)

        右が本作のヒロイン、リンダ(CVコナン君)


シナリオA、Bは旅の道中にとある事件に巻き込まれその事件の結末を見届けて箱舟を発進させることになります。

ワールドマップで行けないエリアがあることを考えると製作者的にチュートリアル兼シナリオ重視だったと思われる。(慣れたら半日でクリアできるボリュームですし。)


今回は多少のネタバレを含みますのでご注意を。まずはシナリオAから

HAPPY CHRISTMAS

1番最初にプレイすることを勧められるシナリオ。テーマは『狂気』。

このシナリオでは記憶喪失となったリンダを助けるために薬を用意するケンでしたがケンのいない間にリンダは何者かにさらわれてしまいます。


リンダを追ってたどり着いた102号室で双子の弟と名乗る『ネク』(画像のサンタの恰好をした男)と出会い殺人事件の犯人に仕立て上げられるという内容です。

序盤はケンとリンダの純愛っぷりを見せつけられるんですが102号室の事件から急展開。裏切りやゆがんだ愛を見ることとなります。

シナリオAの怖さはなんといってもネクそのもの。
人を殺すことに抵抗のないサイコパスでさらにケンの親に話しかけると『サンタの恰好はやめたほうがいい』などと言われることからケンになりすまして親と会っていることがわかる。
子であることを利用して自分になりすますってむちゃくちゃ怖くないですか?

霊的な怖さではなくこのケンというキャラクターには『狂った人間の怖さ』が凝縮されていますね。

ただその反面ケンを直接襲ったりしないことや約束はきちんと守る所を見ると根っからの悪人ではないようにも思えました。頭のネジが外れた人間という言い方がしっくりきます。

ラストの詳細は伏せておきますが衝撃的すぎたとだけ言っておきましょう。
ぼくはここまで思い切った展開は好きです。もっとこういうゲームは増えてほしいし、評価されてほしいと心の底から思う。

お次はシナリオB

HAPPY CHILD

2つ目にやるであろうシナリオB、だけどプレイする順番はこっちが先でも問題なし。

テーマは『愛憎』。

シナリオBはリンダの家が謎の生物に襲われ両親は死亡。生き残ったリンダは四肢をもがれ瀕死というバイオレンスな事件です。(めっちゃ悲劇のヒロインやんけ・・)

その後リンダはエモリ博士の治療で一命をとりとめます。しかしもがれた四肢のうち左腕だけ父親のものになるというトンデモ展開。

それからなんやかんや(ネタバレ防止だから許してね。)で犯人は『人形遣い』と呼ばれる人物である事を知りエモリ博士とその娘サチコ(画像の女)の協力を得て犯人を追う。
という内容です。

シナリオBの内容もなかなか他のゲームではお目にかかれない内容となっているんですがAの敵が『狂った人間』だったのに対してシナリオBは人間の汚い部分、恨み、憎しみがしっかり描かれています。ラスボスはここ最近の漫画やゲームでは珍しい『根っからの悪人』でしたね。

終盤のムービーはとにかく気持ち悪い、シナリオAも相当ショッキングな内容でしたがこちらのシナリオBも相当やばいです。

ラスボスの

逆恨みのどこが悪い!俺に教えてみろ

これはもはや名言。

シナリオBではサチコがヒロインといっても過言ではないでしょう。
シナリオAのリンダと同じくらい一緒に行動することとなりケンに明らかに好意を持っている様子。
ただそれだけにラストの結末はやるせない印象が残りましたね。
最後はシナリオC

ASTRO ARK

シナリオCは今までとは打って変わってこれといったストーリーはありません。テーマは『未来』。

シナリオA,Bと練りに練られた狂気のシナリオを見せてくれた本作ですがCは物語ではなくゲーム性を楽しめるようになっています。

他のシナリオでは一部入れないエリアやダンジョンがありましたがシナリオCでは世界中を探索できます。
更に離脱することが多かったリンダも最初から仲間になっていて動物集めがメインの内容です。

実はパラレルではなくループでは?と思わせるようなシーン、敵キャラのセリフ等々リンダキューブというゲームの細かい設定、世界観が明かされます。
ストーリーは当初の目的であった動物集めぐらいですがキャラの掘り下げと伏線回収が気になる人は是非ともプレイするべし!

シナリオABCの感想

一通りプレイしたんですがめっちゃ面白かったです。ハッピーエンドがきらいなぼくはこういうゲームを求めてました。

RPGといえば真っ先に思いつくのがFF、ドラクエ、あたりだと思いますが本作はそういう王道RPGとはとことんかけ離れた内容。

その理由の一つとしてこのゲームの主人公は一般人であること。

勇者特有の技なんて使えませんし星の滅亡までの8年の間に隕石を破壊してみんなを助けることもできません。

主人公は無力なのです。

シナリオA,Bに関して主人公ケンは完全に『巻き込まれた一般人』です。
しかしそれでいて本作の世界観ならではの展開でハマる人はとことんハマる。

ペルソナやテイルズシリーズみたいにゲーム本編にアニメが含まれるゲームも最近では珍しくないんですがこれが数十年前だと考えると衝撃ですね。
アニメのシーンは少し暗い感じになっているんですがそれが余計このゲームの狂気じみた部分を引き立てていて怖い、、、
(個人的に今の綺麗なアニメよりこっちのほうが雰囲気出てていい思う。)

ゲーム性

お次は本作のゲーム性について。

リンダキューブはRPGとして面白いの?って所を書いていきますよ。
何から書けばいいか悩むところですが他のRPGと比べて特徴的なところをピックアップしますよ。
まずは行動範囲について。

最初からどこでも行ける。

本作はストーリーの進行状況に関わらず世界中のどこへでも行けます。
ぼくは最初戸惑ったんですが本当にどこでも行けました。

海を渡る船は?空を飛べる乗り物は?と思ったんですがそんなものは必要ありません。
(というかファンタジーな世界じゃないんで存在しません。)
海は歩いて横断、縦断。空は空港的な施設があって有料で使えます。

最初から世界中を自由に行動ができるところはまるで洋ゲーのよう。
しかしそういうゲームにありがちな『雑魚敵が強すぎて進めても意味ない』というわけではないんです。確かにレベルが低いまま遠くに行ってしまうと雑魚的にあっさりやられるんですが街には色んなお店があります。上手く使えば序盤のお金稼ぎになりますし、動物商から動物を買えばすぐ動物も集まります。

きちんと意味のある自由度の高さとなってます。

マップが広いように思えるんですが移動速度が速いんで意外と目的地まですぐ着いたりする。しかし体力が減ると遅くなるのでそこは要注意。

レベルが高い=強いではない!

RPGの基本はレベルを上げて倒せなかった敵を倒すわけですがリンダキューブの場合レベル上げよりも動物集めの方が重要です。

強くなる方法はレベルアップ、装備品、動物集めの3つ。レベルアップについては説明不要なので動物集めの方を。

動物集めは箱舟に新しい動物を運ぶごとにステータスが上がります。オスの動物ならケン、メスならリンダがパワーアップします。
更に新しい技や変身能力なんかも身につくのでお金さえあれば動物商から動物を買うだけである程度強くなれます。

次に装備品、普通に買うことも可能なんですが動物を加工して作ることも可能です。余った動物はどんどん加工して武器、防具にします。

動物の使い道はこれだけにとどまらず他にも売ったり、食料にすることで役に立ちます。どれだけあっても邪魔にならない万能アイテム?扱いです。

とにかく動物を捕まえまくれば強くなれる仕様ですね。(きもいけど)
ラスボス以外にこれといったボスも存在しないのでうまい人は全くレベル上げをせずにクリアできるんじゃないかな?(ぼくは無理だけど)


結局のところ8年後までにシナリオごとの目標の数の動物を集めていればミッションコンプリートなわけでそれ以外はすごく自由。
入り組んでいて進むのが面倒なダンジョンは後回しどころか無視してクリアできますし強い敵とも戦う必要はありません。

そういう自由な点も評価に値します。

おしりの評価

元々はサイコホラーなストーリーのゲームがやりたくて買ったんですがストーリーを除いたRPGとして見ても面白かったです。


ボスがいないってのも理由の一つなんですがレベルアップに時間を費やす必要がほとんどないんで目当てだったストーリーもテンポ良く楽しめました。


複雑でなくて尚且つ自由度が高い。それでいて絶妙なゲームバランス。製作者はめっちゃめちゃ絶対に天才だよ。
おしり的に製作者天才だと思ったゲームはこれが2作目、1作目は『アンダーテール』。

古いゲームや本作の内容によっぽどの抵抗が無い人にはやってもらいたい。
アーカイブスで格安ですしゲーム機があれば手軽にプレイできますよ。

やってみた感想としては

神ゲーの一言。

ブログやツイッターの画像をリンダキューブにしてしまうぐらいには影響を受けた作品です。
それではこのへんで~

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