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【電波ゲー】令和版三大電波ゲームを考える回




おしりです。

PCでできる電波ゲーは一通りやり切った感があるのでここらで決めようと思います

令和版三大電波ゲーム

そんなわけで今回は入手難易度や面白さなどなど考慮した上で私が令和のこのご時世に比較的おすすめできる電波ゲーを三つご紹介します。

少しネタバレを含みますのでご了承を。

Milk inside a bag of milk inside a bag of milk

まずはこちらからMilk inside a bag of milk inside a bag of milk

私英語が全くできない人間でしてそこは結構危機感を感じております

ということで読み方がわからないので今回は牛乳を買いに行こうと読ませていただき略称Milkでお願いします。

 

出身はsteamでリリース日は2020年海外産のゲームですが翻訳者の苦労もあって日本語化対応本当に尊敬してます。

実は2部作でMilk2までやらないともったいないです。

2本買っても1000ちょっとセールで少し安いかな?

やるハードルはかなり低いので令和版電波ゲームとなるとかなりおすすめ。

switchにも移植されてるそうですが翻訳が雑とのうわさでストアページも英語だったのでちょっと怖い。

 

一応過去にも軽く触れてるんですが主人公(?)は認知の歪んだ少女

でもってプレイヤーはその少女のイマジナリーフレンドとして質問に答えたり導いてあげるのが大まかな流れです。

 

初代Milkでは少女が牛乳を買うまでが描かれます。

まあタイトル通りですね。

 

しかしながら少女は何かに怯えスーパーの店員さんはこのように見えているようです。

Milk2はそうでもないですが初代は基本的に紫でホラーチックな印象です。

 

時折現れる選択肢で正解を選んでいき牛乳を買っていただければゲームクリアなわけですが不正解の選択肢を選ぶと

このように蔑まれて君はダメ的なことを言われ最初からやり直しになります。

ボリュームは非常に少なく攻略とか見なくても30分かかりませんでした。

 

少女は牛乳を買うのに一苦労でどうやら”円”に恐怖している様子が描かれ作中では初見だと絶対びっくりするような演出が用意されています。

結局のところなぜ少女がお母さんに怯えているのか牛乳を買うのにそこまで苦労するのかはっきりとした理由原因は明かされず初代Milkは終わり。

 

そんでもって完結編であるMilk2はゲームが始まると

アニメが始まるだと!?

冒頭では無事(?)牛乳を買うというミッションをコンプリートした少女が帰宅するところから始まりお母さんにただいまの挨拶

えーと,お母さん!????

少女もプレイヤーもガチビビリしますがこれは本物のお母さんのようで腕に何かを打たれてしまい少女は部屋に戻ります

気のせいですかね?2になってから明らかに高予算の片鱗を感じる・・

 

ということで部屋に戻りようやく本編開始

初代の時とアニメの時と比べて随分雰囲気が違う少女とは普通のADVのように会話が続き同じくイマジナリーフレンドとして一夜を過ごします。

 

初代は牛乳を買うだけで推定数時間の出来事だったわけですがこちらもここから少女が眠りにつくまでの推定数時間の出来事が本編の内容です。

いくつか分岐はありますがどのエンディングでも最後は少女が涙を流しながら目を覚ますアニメで終わり。

おそらくですが分岐する各エンディングは少女が見る夢だと思われます。

 

初代から2の流れはそんな感じでとりあえず初代をクリアして2で5つのエンディングを制覇し考察解説自分なりの解釈を楽しむ考察電波ゲーといった印象です。

 

意味深な描写が多い割にそれほど詳しい説明はない。

エンディングの内容も分岐条件や登場人物の発言から少女の心理状態を間接的に表していると思われますがなんとなくその解釈をプレイヤーに委ねてると思うんですよね。

なのでお母さんに腕に打たれるわけですがあれも本当は○○なんじゃね?

といった感じに主人公側を信頼できないがゆえに電波ゲーらしくもあり考察も捗るもんです。

 

一周やって自分なりに考えた後に他の人の考察や解説をみるまで楽しむタイプの内容なのかもしれませんね。

一説によると少女は統合失調症に強迫性障害、解離性同一性障害のような症状がみられるとのこと。

生々しいがゆえに人を選ぶかもしれません。

 

ゲームの雰囲気としては暗めのアニメが用意されていて少女の見る狂気の世界が描かれていることからさよならを教えてとSerial experiments lainを彷彿とさせますね。

めんどくせぇことになったなぁ・・

って思ってます。

 

今回の令和版三大電波ゲームを決める基準なんですけどプレイするハードルの低さも考慮してるんですよね。

 

去年までは¥8000いかないくらいで買えた痕リメイクをインストールすると痕オリジナル痕リメイク雫オリジナル雫リメイクがプレイ可能になるという4本入りのお得な仕様だったんですが・・・

なんで一年ちょいで¥60000になるん・・

 

イーブイヒーローズじゃないんだから勘弁してくれん??

ということで今の中古相場が高くなったことでお勧めしにくくなりました。

でも他に思い浮かばなかったのでこのままいっちゃいます!

あ、一応調べたんですけど今回私が電波ゲー扱いしたいのは痕じゃなくて同梱されている雫なので雫単体の相場も軽く見てきました。

DVD-ROMで20000前後くらい??

CD-ROMだともう少し安いのがあるかもしれませんがまあ不安よね・・

CD-ROM!?

うっ、トラウマが・・!?

やっぱり痕リメイクが無難っぽいなぁ・・・

 

てなわけで雫について

初出は1996年で古の18ゲームです。

主人公の長瀬君はちょっとやばそうな学生で突如狂った行動を起こした女の子を見てうらやましいと考えています

そんな長瀬君は叔父に頼まれ怪しげなことが行われている夜の学校を探索することになりゲーム前半は三人のヒロインのうち一人を選び後半は選んだヒロインと夜の学校を探索することになります。

 

1996年が初出であり狂気と電波をテーマにしていることからおそらく今日この日までに制作された電波ゲー電波少女のご先祖様だと思われます

電波少女といえば?

狂気の扉を開きかけている目 屋上で出会う 不思議な力を持っている 物語の核心に迫る事実を知っているそぶりを見せる

といった特徴が目立ちます。

そんな電波少女の特徴すべてを併せ持っている電波少女の祖が本作雫のメインヒロインである瑠璃子さんなのです。

モンハンで言うミラルーツです。

具体的には素晴らしき日々の音無彩名 君と彼女と彼女の恋。のアオイは瑠璃子さんとの共通点が多すぎですね。

 

でもってヒロインは三人いるわけですがメインヒロインは瑠璃子さんでそれほどまでに他二人とは扱いが違いトゥルールートも瑠璃子さんルートです。

しかしながら電波ゲーといっても意味不明な描写が多いわけではなく空から降り注ぐ毒電波を操る力を手に入れたラスボスが大暴れしていてそいつを倒して終わりのコンパクトな内容です。

 

その毒電波ってなんだよ?

と思うかもしれませんがめっちゃ汎用性の高い強力な超能力だと割り切ればそこ以外はそんなに混乱することはないと思われます。

というか雫以降に発売された電波ゲームが意味不明な方向に振り切りすぎだと思うんですよ。

 

1996年発売で私よりも先に生まれたゲームなので当時の評価は知りませんが雫は好評だったのに対してこれ以降に発売された終ノ空は炎上するくらい評価低かったわけですからね。

 

なのでちょうどよい電波度合いそしてこれまで稀に現れた電波少女の元ネタを知れるのでおすすめ。

肝心のシナリオは電波電波言ってる割に儚くも美しいラストで締める美少女ゲー感のある綺麗な終わり方です。

痕リメイクが¥15000前後くらいならギリおすすめできたんですけどねぇ~~

for elise ~エリーゼのために~

お次はfor elise ~エリーゼのために~。

開発はCRAFTWORKで処女作、さよならを教えてとの類似点が多く電波度合いも大差ないように思えます。

 

まあ正直に言ってしまうと令和版三大ゲームとなるとここまでの2作品とさよならを教えてで良いんですけどこの前さよ教の話したばっかで三大電波ゲーの中にも入ってるんでさよ教は外しときたかったんよね・・・

 

てことでfor elise ~エリーゼのために~ですがさよならを教えてと同じく病んでる主人公目線で話が進みゲーム内の光景はその主人公がみている光景のみ。

 

その主人公さんは営業職サラリーマン。

しかし全然エリートではなく無能な男で好きな同僚には冷たい態度をとられ上司と取引先には毎日怒られ精神をすり減らしていきます。

しかしゲーム開始1日目から複数の女の子と出会いある女の子とはホテルへ行きまたある女の子とは同棲するなど不自然なまでにモテます。

さよならを教えての主人公人見さんは顔が良い喫煙者主人公であることからこちらももしかしたら顔だけは良いのかもしれないと考えてしまいましたが昔も今も冴えない男扱いされてるのでその可能性は低いです。

 

そんなわけで女の子と交流を深めていくわけですが多くの女性には裏切られてしまいます。

なので主人公のどす黒い感情により実行される猟奇プレイは最終日にて妄想ではなく現実で実行されバッドエンドを迎えるのです。

これに関しては最近動画出したので詳しくはそちらで。

 

ゲーム開始時からエンディングまでの流れを超ザックリ解説するとそんな感じですがなぜ主人公が最終日にて狂いきってしまい女性を襲ったのか?

2日目から襲ってくる頭痛の原因や正体がなんなのか?

どこからが現実でどこまでが妄想なのかはっきりしないことから少し電波感を漂わせています。

 

無能なサラリーマンを追体験するようなゲームなので電波要素よりも鬱要素

それもねっとりとした現実な鬱要素を多く含んでいるのでどっちかというと鬱ゲーなのかもしれませんが完走してみると不可解な部分と意味深な描写が多いです。

 

実は脚本の小林様が数年前に主人公のその後について言及されていて出会った女性がどうなったのか大きなヒントが載っています。

これについてはまた動画化する機会があるのでその時にでも振り返りましょう。

DLなサイトで配信中ですがさよ教と違いandroid版が無いのでスマホでのプレイはできないのが残念なところです。

その代わりWindows10対応のため、最新のシステムに乗せ換えております

とのことで普通にプレイするには問題ないので令和でもやるハードルは低め。

 

予定が狂った

 

書く前はPC限定の令和版三大電波ゲーとかいう縛りじゃなくて三大電波ゲーじゃないやるハードルが低い電波ゲームを紹介しようと思ってたんですがだいぶ予定が狂っちまった・・

 

痕リメイクの高騰は本当に予想外です。

PCでできる電波ゲームとなるともうゆめにっきくらいしか思い浮かばなかったんですけどsteamで起動してみたら想像以上に意味不明でおじゃんになりましたわ・・・

 

PC限定という縛り無しだとブラッドボーンなんかも候補だったんですけど元ネタを知ったうえでよくわからなかったので同じくおじゃん

めっちゃ面白いゲームだとは思うんですけどね。

 

惜しくも入らなかったのが好き好き大好き!でしてこれも主人公さんがやばすぎることと夢なのか妄想なのかよくわからん世界で女の子に特殊な拘束をすることから電波ゲーだと思ったんですがあんなにやべえ内容なのに作中で描かれる出来事のほとんどは「この主人公が頭おかしい」で済んでしまうことから電波度合いが不十分だと判断して外しておきました。

しかもこっちはなぜかAndroid版限定なんよ・・・

 

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