おしりです。
今回はヤンデレホラーゲームブランドCHARON株式会社のねこふじかおる様が制作されたアドベンチャーゲームを一気に紹介していきます。
今年の記事でCHARON作品が多くなっていたのでここでまとめておきます。
ネタバレには考慮しておりますのでご安心を。
目次
ヤンデレラ
2013年にRPGツクールで制作されたヤンデレホラーゲームで主人公のやたろーが幼馴染のほのか(左)とひなた(右)と3人で過ごす4日間を描いています。
そんなダブル幼馴染とのあまい生活がメインのヤンデレラですが序盤のエ○ゲ風の展開からは想像もできない結末を迎えます。
CHARON作品では割とよくあることなのですがこちらは最初から女の子の主人公に対する好感度がMAXなのでひなたもほのかもやたろーのことが好きでこのダブル幼馴染は3人で遊ぶということに不満を感じてしまいます。
ここまで言えばもうお分かりでしょう。
ここからは痴情のもつれでほのかとひなたによるやたろー争奪戦が始まるのです。
ですがそれは全面戦争のような殴り合いではなくお互いが腹の探り合いをしたり
夜やたろーにメールを送り2人だけの時間を過ごそうとする妙にリアルなやりとりです。
RPGツクール製とはいえ根っこは選択によって物語が分岐するアドベンチャーゲームなのでほのかルート、ひなたルート
そしてニュートラルルートが用意されています。
4日目でエンディングなのですが最後はとてもとても恐ろしい結末があなたを待ち受けています。
2013年のゲームにしては綺麗なドット絵でBGMは綺麗で落ち着いた雰囲気、”普通のヤンデレホラー”ではありますがまさに教科書のような出来の良さです。
まことメビウス
お次はまことメビウス、こちらもヤンデレラと同じくRPGツクール産のフリーアドベンチャーゲームです。
主人公わたろーの隣の席に座る女の子まことが急にいなくなってしまいなんともいえない気分になっているところにみきおという
まことの親友の女の子が現れます。
みきおはメビウスさんというこっくりさん的なオカルト儀式みたいなことを始めわたろーをまことがこの世を去る直前、つまりは過去へ跳ばします。
まさかのタイムスリップに成功して始まる本編、目的はもちろんまことを救うこと。
簡単にいうとシュタインズゲート的な内容でまことの家で電話をかける、お父さんに薬を盛る、あえて何もせず帰るetc
とった行動によってエンディングが変わる1周5分程度のアドベンチャーゲームです。
ここまでは珍しく無いありがちな内容ですがまことを助けようとするわたろーが知るのはどうあがいても誰かが死ぬという世界のルール
ですがみきお、まこと、まことのお父さん誰もが生存するトゥルーエンドが存在しわたろーはまことのためにある決断をします。
探索範囲がまことの家だけでエンディングの種類も多くはないですがみきおとメビウスさんには考察要素があり
冒頭のわたろーとトゥルーのまことを描いたノベルパートには感情を揺さぶられます。
わたろーに対してデレることはないのでヤンデレではなくヤミヤミ(闇病み)アドベンチャーですがプレイ後に喪失感を抱いてしまいました。
フルボッコようちえん
こちらもフリーPCゲームで移動などは一切無しのテキストを読み進めるアドベンチャーゲームです。
主人公のみたろーは唯一のお友達であることみと遊ぶのですがそのタイトル通りことみに罵倒されまくるという内容です。
その内容なんですが人によっては他のどんな鬱ゲーよりも憂鬱な気分になるかもしれません。
それもそのはず、ことみちゃんは幼稚園児とは思えない社会人に刺さりまくる仕事の厳しさを教えながらの罵詈雑言をみたろーに浴びせてきます。
たぶんことみちゃんは人生3周目くらいの中身社畜おっさんです。
もちろんそれで傷つくのは我々プレイヤーなので仕事で疲れている時には絶対にプレイしてはいけません。
もし残業で疲れて帰った時にフルボッコようちえんをプレイすると夜中に画面の中の女子幼稚園児に泣かされる社会人が誕生してしまうので軽い気持ちで手を出すのはやめておきましょう。
そんな感動も懐かしさのかけらも無いゲームですが実は後述するみことにっきとの繋がりがあったりします。
エンディングは2種類で2つ制覇で20分前後です。
メンヘラフレシア
ねこふじかおる先生の代表作の一つでもあるメンヘラフレシア。
元はフリーゲームだったのですが
・フルボイス化
・グラフィック一新
・エクストラシナリオ追加
のリメイク版「メンヘラフレシア -Flowering Abyss-」(フラワリングアビス)が制作され2021年に配信されています。
タイトル画面の5人の女の子は全員メンヘラのやべえ恋愛ゲームでキャッチコピーは
特上のメンヘラ成分をあなたに
こちらも最初から女の子の主人公に対する好感度がMAXなので5人のうち4人くらいはめっちゃいい感じにすぐ打ち解けて仲良くなります。
ですがそれぞれ正確に難アリなので最後は
刺されたり
目の前で自殺されたり
「実は私は頭がおかしいメンヘラ女でした〜」というオチで終わります。
とはいえ1人30分前後で終わるテンポの良さと最後の選択肢でのみハッピーかバッドに分岐するわかりやすい仕様のおかげで最後まで飽きずに楽しめます。
私の感想ですが「感動はないけど狂っている人間をプレイヤーという安全な次元で高みの見物できるから面白い」
そんなゲームです。
サイコロサイコ
こちらもヒロイン全員が性格に難アリの恋愛ゲーム、サイコロサイコ。
実は先ほどのメンヘラフレシアの続編という扱いでありこちらも元フリーゲームからフルボイス化された作品です。
続編ということで大体の雰囲気はメンヘラフレシアと同じなのですがこちらはボリュームが増えており
攻略ヒロインは5人から6人、さらにエンディング分岐も大幅に増えています。
これも私の感想なのですが前作メンヘラフレシアの女の子がかなりぶっとんだ行動だったのに対して
サイコロサイコの女の子は妙にリアル、自分の身の回りにもいそうな闇病み女子が多いように思えました。
それに加えて一部ガチホラー演出のルートも用意されているので鬱グロホラー、なんでもありの上級者向けゲームです。
ですがねこふじかおる先生の(2022年の段階では)新作なので女の子は全員可愛らしい絵柄でヤンデレラの時と同じく
目の輝きやシチュエーションに合ったBGMなど、アドベンチャーゲームとしての完成度はそれだけ高くなっています。
CHARONといえばヤンデレホラーなのでメンヘラフレシアとサイコロサイコは是非ともプレイするべき2作品です。
ほろびのゆりかご
お次はRPGツクールMVで制作されたPCゲーム、ほろびのゆりかご。
主人公「ホタロー」は
みんなのお母さんのような存在で優しく料理や洗濯をこなすメギ
クールで冷たい眼差しの男か女かわからない人ミクリ
ホタローと同い年の女の子ツナ
おっとりとした読書家のエンゼリカ
この4人の女の子と白い場所で生活をしています。
ある日、メギとエンゼリカは 地下に食料を取りに行くというが・・・
という始まり方で大きく分けてメギが生存するAルートとメギがいなくなるBルートに分岐、そしてトゥルールート扱いのCルートが用意されています。
まずはAとBルートを進めていくことになるのですが実はこの2つのルート
どうあがいてもバッドエンドにたどり着きます。
それも結構ゾッとするような展開で人によってはかなり過激な表現に感じるかもしれません。
あえてその内容には触れませんが閉鎖空間特有のねっとりとした鬱展開、終わり方です。
ですがCルートではバッドエンドの連続だったプレイヤーと主人公がようやく活躍できるルート。
A、Bルートで滅びの未来しか用意されていなかった本作ですがラストは結構前向きなだったりします。
もし違ってたら恥ずかしい発言なんですが「ドグラ・マグラ」を元ネタとしている部分が多いような気がします。
それにCHARON作品にしては珍しくヤンデレヒロインの奇行を楽しむのではなく「人生は選択の連続」というテーマや
作り込まれた世界観に焦点を当てた内容です。
そう考えるとある意味異色のCHARON作品ですがヤンデレものが苦手な人でも感じ取れるものが多いメッセージ性の強いゲームです。
ネタバレに配慮してるのでどんな内容か伝わりにくいかもしれませんがシナリオの完成度は高いので全日本人におすすめしたいかおる先生の代表作でもあります。
うつろにっき
うつろにっきはスマホ用に開発された恋愛アドベンチャーゲームで価格は無料、Android、IOS共に対応しています。
主な内容としては主人公のはたろーが女の子と交換日記をすることになり、それを通して闇や病みを垣間見るというホラー寄りな内容です。
(たぶん)パラレル的な扱いで学生編とロリ編の2つのシナリオが用意されていて主人公以外はフルボイスという無料にしては結構な力の入り具合です。
学生編は1時間前後で全ての内容を読破できます。(DLCは含まない)
スマホで無料でできるのでちょっとした待ち時間や仕事の休憩時間に最適ですね。
肝心の日記の内容ですが最初ははたろーとメインヒロインうつろちゃんの平和な内容ですが途中から実はストーカーされていることが発覚したり
相手の嫉妬の声が聞こえるようになり徐々にホラーなものになっていきます。
迎える結末は学生編だと3つ、ガチホラーだったり実際に起こりそうな展開になったりどれもヤンデレホラーにふさわしいラストです。
みっくすおれ
お次はみっくすおれ。
元はRPGツクールで制作されたゲームですが今はCHARON作品をぎゅっと凝縮した神アプリ「ヤンデレコレクション」に移植されています。
主人公かんたろーは目が覚めると記憶喪失でベッドの上
テーブルの上に置いてあるティーカップをみた時に出現する選択肢によって3つのルートに分岐します。
プロローグで選んだ選択によって分岐するという流れはメンヘラフレシアやサイコロサイコと同じですが本作の特徴は主人公かんたろーが記憶喪失であること。
かんたろーの前に現れる女の子は記憶喪失に戸惑いますが優しく接してくれます。
とはいえCHARON作品なのでそのまま平和に終わるわけもなく最終的には血が流れたり記憶喪失を利用した犯罪的な行動を起こされたりロクなエンディングを迎えません。
1週10分前後のボリュームで4人目のヒロインつまりはトゥルールートも用意されています。
オーバーナイトティ
こちらもヤンコレに収録されていてその内容は記憶喪失となった主人公せんたろーが見舞いにきた女の子といい感じにいちゃつくというもの
つまりは、
みっくすおれと大体同じです
ですがみっくすおれから進化した部分もあるのでその辺をみていきましょう。
まず進化している部分ですが主題歌が用意されていて女の子はフルボイスというところですね。
みっくすおれはCV無しだったのに対してこちらはヤンデレヒロインたちの情緒不安定っぷりがだいぶ増しています。
普通に会話していただけなのにいきなりレナみたいに「嘘だ!」っていいながら暴れますからね。
怒りの沸点が低すぎます。
グラフィックも綺麗になっていてより一層恋愛ゲームとしては進化していると思います。
それとみっくすおれが一人10分前後で攻略完了だったのに対してこちらは20分前後とボリュームが増えています。
ここまでくれば無料ゲームの領域を超えていると言っても過言では無いんじゃないかな?
もちろん記憶をなくす直前に起こった出来事が明かされるトゥルールートも用意されています。
みことにっき
ふりーむにて配信されているゲームでみっくすおれと同じくヤンコレに移植されています。
攻略ヒロインはタイトル画面の女の子であるみこと一人で30分ほどで攻略できます。
ごく普通の高校生またろーはモテる先輩みことと付き合い家に転がり込むところから始まります。
その日は家に誰もいないとのことでまさにやりたい放題!
ですがエ○ゲではないのでやることは家の探索です。
毎回恒例といえばそれまでですが今回のヒロインも色々訳ありなのでその訳ありな誰にもバレてはいけないことを勝手に家を歩き回って突き止めるのが主な内容です。
シンプルなヤンデレホラーではありますが後半はホラー寄りな内容でセリフよりも探索中にみつける日記の内容にゾッとさせられます。
実はフルボッコようちえんと同じ世界であちらではトゥルーエンドの後の物語が断片的に描かれています。
トラウマーメイド
最後はトラウマーメイド
そのタイトル通り童話「人魚姫」をモチーフとした内容となっています。
有料ゲームでSteamやDL siteにて配信中プレイ時間は2時間半前後。
主人公のコタローが人魚姫の童話でいう王子、メインヒロインの一人であるヒナタが人魚姫、もう一人のヒロインであるツバサが修道女のような位置付けで繰り広げられるホラー寄りの恋愛ゲームです。
令和のこの時代なので人魚姫の童話を知らない人がいるかもしれません。
そんな人はとりあえずグーグル先生で調べといてください。
ちなみに本作では冒頭で童話人魚姫の内容と結末がざっくりと描かれます。
ゲームが始まるとヒナタルートとツバサルートどちらを読み進めるかの選択肢が現れ
選んだ女の子によって大きく違った物語を楽しむことができます。
この2つのルートは登場人物や舞台は同じであるもののシナリオ担当がヒナタ編はねこふじかおる様でツバサ編が乃花こより様になっています。
コタローとダブルヒロインの他には
先生のヒナタ、毎回舞台装置として登場するユキマルが主人公グループとして登場します。
絵柄は超綺麗で今回はフルボイスに加えてフルアニメ、口パク機能も実装されています。
ゲーム性は普通のアドベンチャーゲームですがサイコロサイコと同じくエンディングまでの赤い選択肢で不正解を選ぶとゲームオーバー
コタローはあっさり逝ってしまわれます。
有料ゲームなだけあってこんな感じに豪華な仕様ではありますが特徴はセルフオマージュが多いところですね。
例えば登場人物、メインヒロインのヒナタと先生のホノカはヤンデレラのダブルヒロインと同じ名前で見た目もかなり似ています。
それに加えて今回紹介しませんでしたが「きみとぼくときれいごと」の主要人物であるアキノも登場します。
これらは過去作をプレイしていないと気付けないファンサービス的な面なのでできるだけ多くの過去作をクリアしてからプレイした方が楽しめる内容です。
最低でもヤンデレラだけはちゃんとプレイしておかないと”まあ普通”くらいの評価になってしまうのでそれだけは覚えておいてください!
これでもまだ半分??
ということで美少女ヤンデレホラーゲームブランドCHARON株式会社にてゲームを制作されているねこふじかおる様の作品をご紹介させていただきました。
とはいえメスガキ調教だとかR18の最新作ヨナヨナ
他にもたくさんの作品があるのでこれでようやく半分といったところです。
とりあえずは私が実際にプレイしたゲームを紹介させていただきましたが
↓CHARONゆにばーす URL
【http://enoshima210.work/】
公式サイトに各機種と有料無料などでわかりやすく紹介ページがありますのでそちらを参照。
では長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!